それは、去年いつか観た夢の中の光景と完璧にシンクロしていました。
聖峰アグン山(3412m)の中腹に立つベサキ寺院。
ロンボクのリンジャニ山とジャワのプロモ山と並び、インドネシアの聖なる三山と称される山です。
私たちが到着したのは昼過ぎで、
この時期・午前中なら全貌が観える事も多いという事でした。
寺院参拝には必ず腰巻が必要です。
バリでも最も聖なる場所でもありますが、メジャーな観光地に物売りも集まって来ます。
お山を登る最初の階段の前の広場にセッティングされていた櫓。
何かセレモニーの為に準備されていたのでしょうか。
バリヒンズーもこの五色でした!
赤・白・黄・黒の傘に、青い空。
ここから天井の奥ノ院に向かうまで、
何段階もの階段群を登りつめて行きます。
ある意味、ピラミッドと何か共通のものを感じます。
至る所にスツウーパ(塔)が。
階段横のこの光景は、3次元を超越した夢の世界です。
遥か昔、28年前の前回のバリ行きでは、
近くのキンタマーニ高原までレンタルバイクで辿り着くも、
10人近くの山賊にバイクを囲まれ、50センチもの巨大な刃物を目の前でチラつかせられ、バイクの後ろに強引に乗られて拉致されそうになったところを賊を振り落して逃げ帰った場所!
べサキへは今回初めての参拝でした。
28年ぶりに、ようやくここにまで辿り着く事が出来ました。
お出迎え。
さあ、いよいよ天上の世界へ!