懐かしいです!
かれこれ・14年前になります。
その時に数回出演させて戴いた場所で、
今回の「河口湖円形ホール」からもそんなに遠くありません。
この時は一竹先生もお元気でしたが、
これを境に入院され、数年後に他界されました。
仮面を付けての演奏もありましたが、
鍵盤が観辛かったのも確かです。
能楽の巨匠達との競演も。
公演は大盛況でした!
光栄にも、「辻が花」の「ちゃんちゃんこ」を着て演奏させてもらった事もありました。
この頃は頭髪を天然色に染めている頃で、
茶はもとより・
赤・紫・ピンク・緑・銀、
その行き着いた先が白でしたが、
今の私よりも老けて見えます。(笑)
私はそこで先生の作品に触れました。
展示されている師の、「一竹辻が花」には目を奪われるばかりで圧倒されました!
こんな表現もあるのだと。
http://www.youtube.com/watch?v=4U6G7SOLw1Y
一竹先生亡き後にも、「一竹辻が花」と大阪ドーム(京セラドーム)でコラボさせていただいた事がありました。
それが今日、
「一竹辻が花」が経営悪化で倒産していた事をネットで知りました。
訪れたこの日も、たまたま休館日なのか閉館していましたが、
そんな事とはつゆ知らず、
ショッキングでした。
何でも・ロシアの大富豪が、「幻の染め物」と呼ばれる作品104点を一括購入し、貴重なコレクションの散逸を防いでくれたみたいで、
当時出演させていただいたファッションショーの打ち合わせで、
何処の馬の骨かも判らない若ぞうとの初対面にも関わらず、シベリア抑留での捕虜としての悲惨なお話もこんこんと聞かせて戴いた事を想い出しました。
ロシアとは深いご縁で結ばれていたのでしょうね。
一竹先生の想いが代々引き継がれる事が無くなってしまったのは本当に残念ですが、
今後も先生の作品が河口湖畔で辛うじて拝観出来る事を心よりお祈り申し上げます。