質素な金網の中に御霊が鎮座し、
残念ながらそこは廃墟でした。
旧登山道に入り二合目にある御室浅間神社奥宮まで下ります。
結構な傾斜で、登る事を考えるとぞっとしますが、
下りも足への負担が大きく、気を付けて慎重に足をはこばないとすぐにすねをやられてしまいます。
ここにも溶岩流の沢、
今は水はありません。
道は木々に覆われ、
シダが生い茂り、
大自然の猛威による倒木やそれに打ち勝って来た巨木が混在します。
結構下ると、
ボロボロの建屋が観えて来ました。
そこが二合目でした!
そしてこの廃墟が・・・
なんと、奥宮の本社殿跡。
5合目までのスカイラインが出来てからはそこまでの登山道を使用する者はすっかり少なくなり、御室浅間神社の奥宮もそのタイミングで河口湖畔に降ろされる事に。
かつては多くの登山参拝者で賑っていた事でしょう。
今や下から登るのは、富士講の特別な人だけでしょうか・・・。
時代の流れとは言え寂しい気がします。
悲惨な光景です!
荒れ果てるという事はこういう事をいうのでしょう。
しかもこの社殿跡には車が入れないという事で、「自然に朽ち果てるまで」と放置されていました。
上座から観た本社殿の内部。
それでもそには・・・、
いつものそんな場所で顕れる光りの珠が
いっぱい出ていました!
それに何か温かい空気感が流れていました。!
これが浅間さんのエナジーでしょうか。
人の勝手都合で、時代と共に状況が大きく変わろうが、
神さんはやっぱり御山にいらっしゃいます!