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たまたまこの日の「白龍館」はダブルヘッダーで、昼間にもコンサートがあり、そんな転換の中私は到着やいなや少しでもウオーミングアップをとピアノを弾き始めました。
ピアノはもちろん黒なので、会場のガウディー風の内装の色調と同じの同色効果を狙い、奉納演奏用の衣装に着替えてみます。
スタッフが揃い始めました。
監督も登場です!
会場は急に賑やかになって来ます。
それでも私はそれを後目に黙々とウオーミングアップを続けます。
極力廻りから影響されない自分の世界へ!
一刻も早くピアノが私を認めてくれますように・・・
ベーゼンドルファーというピアノは生き物です。
機嫌が悪いと音も発してくれなかったり、急にスイッチが入り、聴いていてバイブレーションがびっくりするほど大きくなったり、ある意味・演奏者主導というより楽器(ピアノ)主導の装置です。
言う事を聞いてくれない時は最後までそれが続く結果となります。
今回の白龍館にあるベーゼンは、モデル275の92鍵フルコンで、
今はもう製造されていない貴重なものです。
92鍵は、コンサートホール等で黒く塗られた左端の鍵盤があると弾きづらいという事で、
私が「紫のルン」の収録で無謀にも挑戦した最大級のモデル295のインペリアルの他には、今はモデル225と若干サイズが小さいものだけが残されているだけです。
モデル295とは、グランドピアノの奥行きが2m95㎝ある事を意味しています。
3mの化け物です。
結局衣装は、落ち着くところに落ち着いて黒のいつものやつに。
これも監督さんの、
「実は・僕の好きなのは黒の衣裳だけど・・・」
の一声でした。
周辺がさらにバタバタし始めます。
この2000万円のハイビジョンカメラを操る、
ハリウッド帰りのチーフカメラマン!
カメラ共々イカツイです!
これはもう・・・
映画撮影の様な世界が繰り広げられようとしていました!
ライティングもセッティングされ、
さぞかし肌の艶がキレイに映る事でしょう。(笑)
写真提供:Hagi
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