とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

マンハッタン 1

2007年02月10日 12時32分27秒 | 地理・歴史・外国(時事問題も含む)
マンハッタン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この項目ではニューヨークの地区名について説明しています。"マンハッタン" のその他の用法についてはマンハッタン (曖昧さ回避)をご覧ください。

マンハッタンマンハッタン (Manhattan) は、アメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州南東部のハドソン川下流域にある島であり、ニューヨーク市の区の一つ。ニューヨークの中心街である。Manhattanの名はネイティブ・アメリカンのデラウェア語の"丘の多い島"を意味するMannahateに由来する。

ニューヨーク州の行政上の州都はニューヨーク市のほぼ真北233キロメートル(145マイル)にあるオールバニに置かれているが、アメリカ最大の都市圏人口を背景にした実際の経済・文化面の影響力の大きさから、ニューヨーク市、なかんずくマンハッタンがニューヨーク州の実質的な中心であるともいえる。

[編集] 概要

マンハッタンの夜景 行政上は、ニューヨーク市を構成するマンハッタン区・クイーンズ区・ブルックリン区・ブロンクス区・スタテン島区の5区のうちの1つである。

5番街やタイムズスクウェアなどの繁華街があり、世界中からの観光客をひきつけている他、世界を代表する金融街の1つであるウォール街がある。一般に「ニューヨーク」と言えば、ニューヨーク州ではなく、ニューヨーク市とりわけマンハッタンであることが多い。

アメリカ最大の都市圏人口を持つニューヨーク市(約800万人)の中心であり人口は約160万人。ユダヤ人・中国人・プエルトリコ人など多くの人種が混在する街であり、地域ごとに異なった文化が形成されている。「人種のるつぼ」「ビッグ・アップル」などと呼ばれる。


[編集] 地理

マンハッタン区は、黄色の領域で、イースト川とハドソン川の間に位置する。右上の境界線はハーレム川。
マンハッタン島 (写真中央から上に伸びる島)、左がハドソン川、右がイースト川マンハッタン区は、マンハッタン島と小さな3島ルーズベルト島、ガバナーズ島、エリス島、そして北米大陸のごく一部地域(「マーブル・ヒル」)からなる。なお、ニューヨークのシンボル、自由の女神像が建つリバティ島はニューヨーク市ではなく連邦政府の直轄区域である。

マンハッタン島は、ハドソン川とイースト川に囲まれた島である。幅は約4 km、長さ約20 kmでほぼ南北方向に細長い形状をしている。面積は、東京の山手線の内側に相当する。1枚の岩盤から構成されており、沿岸部に向かって極緩い傾斜があるほか、ダウンタウンからアッパータウンに向けては緩やかに上る地形となっている。これはハーレム付近を頂上とし、モーニングサイドハイツなどの高所を抜けると再び北に向けて大きく下る。埋め立ては、沿岸の埠頭部分などに限られている。

ルーズベルト島は、マンハッタン島の東を流れるイースト川の中洲であり、南北に細長い島である。その先はクイーンズ区となる。ニューヨーク市地下鉄の駅があり、マンハッタン島とはトラム(ロープウェイ)でも結ばれている。

ガバナーズ島はマンハッタン島の南のニューヨーク湾にある。かつては、マンハッタン島の至近距離にありながら、沿岸警備隊の中枢施設があり公共輸送機関はなかった。しかし、2003年1月に国から州および市へ1ドルで売却され、一般に開放されて、現在ではマンハッタン島南端のバッテリー・パークからフェリーが運航されている。

エリス島は、マンハッタン島の南西部ハドソン川河口付近にあり、移民博物館となっている。こちらへもバッテリー・パークからフェリーが運航されている。

いずれの島も、マンハッタン島との間の橋はない。ルーズベルト島は、クイーンズに繋がる橋がある。橋の数が少ないのは意図的なものでマンハッタンからの経済流出を防ぐためである。マンハッタン区とその他のニューヨーク市区域の光景は大きく異なる。東側のイーストリバーには、クイーンズ・ブルックリン地区と結ぶ5本の橋がかかっている。また、地下鉄の線路が7本走る。これに対しニュージャージー州(西側・ハドソンリバー)には橋が無く、電車も走るトンネルが2本通っているのみである。これは、イースト川は市内を流れる川であるのに対し、ハドソン川は州を区切る川であることによる。合衆国において、州が独立性の高い構成単位であることを示していると言われる。

[編集] 気候
緯度としては日本の岩手県に相当し、やや冷涼な気候であるが区分上は温帯気候である。

春:冬の期間が長く、春は4月頃から始まる。4月~6月。
夏:気温は最高でも摂氏約33~5度程度で、ビルの多いマンハッタンは風通しが悪く、体感温度は高い。いわゆる盛夏は1か月程度である。7月~9月中旬。
秋:9月下旬から10月の短い期間。
冬:11月~3月と冬は比較的長い。セントラルパークの沼が完全に凍るなど冷え込みは厳しい。
ハリケーンの進路に当たることもあるが、大西洋岸を北上する途中で勢力を弱めることが多い。夏場には夕立が多い。梅雨がないので降雨量は日本に比べ少ない。冬場の冷え込みは厳しいが、降雪はそれほど多くない。降った場合でも街の熱と除雪により直ぐに除去される。気温は日中でも摂氏マイナス10~15度ほどになる。沿岸都市のため、海から吹く風が強い日が秋を中心に見られ、体感温度を下げる。湿度は比較的低い。都市部特有のヒートアイランド現象の影響がある。秋・冬は北方からの冷たい空気、夏は大西洋南方からの暖かい空気により気温の変化がもたらされる。

[編集] 歴史
ニューヨーク州はアメリカ建国13州のうちの11番目の州である。

1609年、オランダ人の資金援助でマンハッタンにたどり着いたヘンリー・ハドソンの名がハドソン川の由来となっている。
1613年、オランダ人による入植が始まり、当初は祖国の名にちなんでニュー・ネザーランドと呼ばれ、その後ニュー・アムステルダムと名前を変えた。
1626年、オランダ西インド会社がマンハッタンをネイティブ・アメリカンから24ドル相当で買い取った。
1664年、イギリス国王チャールズ2世の弟、ヨーク公ジェームズ2世がこの地を制し、現在の市名ニューヨークに改名した。
1789年、東海岸の都市の中でも発展を見せていたニューヨークは、ジョージ・ワシントンが初代大統領に就任した年、わずか1年だけ合衆国の首都となった。
1886年、エリー運河の開通以降、市には続々と移民が押し寄せ大都市へと発展した。移民を迎え入れる自由の国の象徴としてフランスより自由の女神が贈呈された。
1998年、ニューヨーク市は市制に移行して200年、5区になって100年を迎えた。
2001年9月11日、いわゆるアメリカ同時多発テロ事件が起こり、アメリカ合衆国史上、真珠湾攻撃以来の本国領土攻撃と捉えられた。

[編集] 地区

ニューヨーク市におけるマンハッタン区
ブロードウェイ(タイムズスクウェア近辺)
チャイナ・タウン地図上の南北をあらわす向きから、マンハッタン島内の最南端ローワーマンハッタンを中心に「ダウンタウン(都心)」と呼び、北側を「アップタウン(郊外)」と呼ぶ。日本語の「上り、下り」に該当する。ニューヨーク市地下鉄などの交通機関での行先・方面表示にもダウンタウン・アップタウンの表記が使われていることが多い。マンハッタン島内の東西に走るバス、地下鉄などはクロスタウンとよばれる。

マンハッタンはその特徴などから、さらに細かく特定のエリアを指して以下のような名称(愛称)が付けられている。

ファイナンシャル・ディストリクト(Financial District) : ニューヨーク証券取引所のあるウォール・ストリートを中心とする一帯。アメリカ経済、とりわけ金融証券業などの中心地である。ロワー・マンハッタンの中心でマンハッタン島の南端部分に位置する。2001年9月11日のアメリカ同時多発テロで世界貿易センタービルが攻撃を受けた。
トライベッカ: ソーホーの地価が高騰したため、駆け出しの芸術家達が移った地域。トライベッカ(TriBeCa)はTriangle Below Canal street(カナル通りの南にある三角地帯)の略。ロバート・デ・ニーロが経営するレストランがあるほか、トライベッカ映画祭が開催されることでも有名。
リトル・イタリー: チャイナタウンの北に位置するイタリア系移民が多数居住した地区である。現在でもイタリア料理店などが存在するが、近年は次第にその性格を薄めつつあると言われる。
チャイナ・タウン: リトルイタリーの隣に位置する。名前のとおり中国系移民が経営する商店が多数存在する。雑然とした町並みが多く見られ、漢字の看板が目に付くエリア。本来のチャイナタウンであるリトルイタリー南方から、かなり周辺のエリアに拡大している。
グリニッチ・ヴィレッジ : 北は14番通り(14th Street)、南はハウストン通り(Houston Street)、東はブロードウェイ、西はハドソン川に囲まれた地域。五番街の南端に位置し、セントラル・パークと並んで有名な公園であるワシントン・スクエア、高名な私立大学であるニューヨーク大学、ジャズで有名なヴィレッジ・ヴァンガードなどがある。
マーレー・ヒル(Murray Hill)
シアター・ディストリクト(Theater District) : タイムズ・スクエア(Times Square)や5番街(5th Avenue)で有名なミッドタウンのエリア。ミュージカルの劇場が多く見られるいわゆるブロードウェイ・エリアはここである。
ヘルズ・キッチン(Hell's Kitchen) : 港湾局バスターミナルの西側地区などの一帯、34番通り(34th Street)から57番通り(57th Street)までと8番街(8th Avenue)からハドソン川までの区域を言う。もともとの地区呼称としては、クリントン地区と呼ばれているが、愛称的にヘルズ・キッチンと呼ばれる。もともとは非常に治安の悪いエリアであるが、近時は再開発が行われている。シルベスター・スタローンの出身地。
ミート・パッキング・ディスリクト(Meat Packing District)
ソーホー : かつては旧倉庫街であり家賃が高くないエリアとして、駆け出しの芸術家達が住んだ地区であるが、現在は高級ファッションブティックなどが並ぶファッション街となり、人気・知名度の高いエリアとなった。なお、ソーホー(SoHo)はSouth of Houston(ハウストン通りの南)の略。
チェルシー : グリニッチ・ヴィレッジの北側、マンハッタンの中央部の西側に位置するエリア。ギャラリーなどが多く見られる地区。
アッパーイーストサイド(Upper East Side) : 高級住宅地として有名。マンハッタン島の中央に位置するセントラルパークの東側に位置する。セントラルパークに面する住宅街を中心に高級アパートメント、コンドミニアムが並ぶ。
アッパーウェストサイド(Upper West Side) : ジョン・レノンなどが住んでいたことで有名なダコタハウスなどが所在。多くは住宅地であり、セントラルパークの西側に位置する。
モーニングサイドハイツ(Morningside Heights) : アッパーウェストサイドの北側、ハーレムの西側に位置する。コロンビア大学が所在し、学生街・住宅街としての性格を有している。
ハーレム: セントラルパークの北側に位置し、アフリカ系アメリカ人の居住区域として古くから知られる。かつては犯罪の温床としてブロンクスやブルックリンと並んで悪名が高かったが、現在は治安も以前と比べ改善している。

[編集] 経済
ニューヨーク証券取引所やウォール・ストリートの存在が代表するように、シティグループやCBS、メットライフなど、アメリカを代表する大企業の本社が多数存在する。また、ファッションや芸術面でも大きな影響力を持つ。


[編集] 見どころ

国連本部ビル
ニューヨーク近代美術館
カーネギー・ホールセントラル・パーク
国連本部ビル
メトロポリタン美術館
ニューヨーク近代美術館
グッゲンハイム美術館
ブルックリン美術館
イントレピッド・シー・エアー・スペース博物館
5番街
セント・パトリック大聖堂
ロックフェラーセンター
ラジオシティ・ミュージックホール
ブロードウェイ
タイムズスクエア
コロンバスサークル
カーネギー・ホール
マジソンスクエアガーデン
エンパイアステートビル
クライスラービル
メットライフビル
ウォール街
ニューヨーク証券取引所
リトル・イタリー
チャイナ・タウン

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