米国では人口の半分強がワクチン接種を完了しているものの、ワクチンに対する懐疑的な見方も根強く、感染力の強いデルタ変異株が流行する中、正式承認によってワクチン接種を加速させたい考え。
バイデン大統領はツイッターへの投稿で「正式承認がファイザー製ワクチンの安全性や有効性を巡る信頼感を高める」と期待を表明した。
その後、ホワイトハウスの会見では、FDAによる正式承認を「パンデミック(世界的大流行)との戦いにおける大きな節目」と評価し、より多くの民間企業が従業員へのワクチン接種を義務化するよう促した。
さらに、ワクチン接種に消極的だった国民に対しては、「ワクチンを接種する時が来た。今日にでも接種しよう。無駄にしている時間はない」と呼び掛けた。
FDAのウッドコック長官代行は「すでに多くの人がワクチンの接種を受けているが、FDAの正式承認を受け、接種を受けることに対する信頼感が増すと考えている」と述べた。
正式承認は16歳以上が対象で、今後は「コミナティ(Comirnaty)」という製品名で販売される。12─15歳の接種については、一段のデータを見極めてから正式承認の是非が決定される。また、ウッドコックFDA長官代行は12歳以下の接種は現時点で推奨しないと述べた。
ファイザーは12歳以下への接種について、緊急使用許可を裏付けるデータを今秋にも提出する見通し。
FDAは正式承認にあたり、ファイザー製ワクチンの有効期限を従来の6カ月から9カ月に延長。FDAはこのほか、2回目の接種後に若い男性を中心に心臓に炎症が起きるリスクがあるとの見解を維持した。
ファイザー製ワクチンは昨年12月に緊急使用が認可され、接種が展開されていた。
米国防総省はFDAがファイザー製ワクチンを正式承認した直後に、軍関係者へのワクチン接種義務付けの用意を整えていると発表した。今後、州・地方政府や民間企業によるワクチン義務化に弾みがつくことも予想される。
FDAの正式承認を受け、ファイザーの株価は約4%、ビオンテックは約11%それぞれ上昇した。
米疾病対策センター(CDC)のデータによると、現時点でワクチン接種の対象である12歳以上の国民の71%が少なくとも1回目のワクチン接種終え、60.2%が接種を完了している。ワクチン接種対象外の子どもを合わせると、ワクチン接種を完了した国民は51.5%となる。
同様に緊急使用が認められている米モデルナとジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のワクチンはまだ正式承認されていない。
アストラゼネカ社製ワクチンの接種について ~県の接種センターで接種します~
埼玉県
(1)接種会場
埼玉県南部ワクチン接種センター
(埼玉県浦和合同庁舎 さいたま市浦和区北浦和5-6-5)
(2)予約の受付開始日時
令和3年8月19日(木曜日)午後1時から
(3)接種日
1回目:令和3年8月25日(水曜日)、26日(木曜日)
2回目:令和3年10月20日(水曜日)、21日(木曜日)
開場時間:9時00分~19時00分
接種人数:1日当たり1、000人程度
(4)予約の対象者
埼玉県在住の18歳以上で、以下のいずれかに該当する者
(1)ポリエチレングリコールに対するアレルギー等でmRNAワクチンを接種できない者
(2)海外でアストラゼネカ社製ワクチンを1回接種済みの者
(3)40歳以上でアストラゼネカ社製ワクチンの接種を希望する者
(5)予約方法
他の接種会場と同一の専用予約サイトからのみ受付
東京都は24日、都内で新たに4220人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1週間前の火曜日より157人減りました。前の週の同じ曜日を下回るのは2日連続です。
24日までの7日間平均は4636.9人となり、前の週の102.4%です。
一方、都の基準で集計した24日時点の重症の患者は23日より4人減って268人でした。