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薬不足問題fc2279.cuenote.jp/p/000004dba5/12941/body/pc.html |
医師が処方する咳止めやたんを切る去痰(きょたん)薬、抗生物質などの需要が全国的に逼迫しています。調査によると、全ての受注に対応できていない医薬品は、2024年11月時点で3182品目。これは全体の約2割に及びます。
薬不足に陥ったきっかけは、2020年12月に起きたジェネリック医薬品メーカー「小林化工」の不祥事。同社が製造していた治療薬で不正が発覚し、116日間の業務停止命令を受けたことにさかのぼります。
「ジェネリックメーカーは、一つの製造ラインで複数の薬を作ります。そのため、複雑な製造計画になり、製造能力に余裕がない。あるメーカーが業務停止命令を受けて工場が止まると、他のメーカーが同種の薬の製造を増やすこともできず、日本全体で供給不足に陥ってしまうのです」とジャーナリストの村上和巳氏は指摘します。
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