(2025.1.7)[新年特集非常戒厳後.混乱加速の韓国.尹錫悦どうなったか
李相哲TV
李相哲とは、龍谷大学教授、テレビ番組の解説兼コメンテーター、新聞・雑誌コラムニストでもある。 中国生まれの朝鮮族。両親は韓国慶尚道慶州出身、 1987年来日、上智大学にて博士号取得後、1998年に龍谷大学に赴任、同年日本国籍取得。本名は竹山相哲です。 このチャンネルでは、テレビで言い残した話、もっと話したかったことなどを、気軽にしゃべることにしています。
韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が出した「非常戒厳」をめぐり、尹氏を内乱容疑などで捜査している合同捜査本部は7日、ソウル西部地裁が尹氏の拘束令状を新たに発付したと発表した。有効期限は明らかにしていない。
2024年12月14日、国民向けの談話を発表する韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領=韓国大統領府提供
昨年末に発付された令状が6日に期限を迎えたため、合同捜査本部に加わる「高位公職者犯罪捜査庁」(公捜庁)が再請求していた。
合同捜査本部は3日に令状の執行を試みたものの、大統領警護庁に阻まれたことから、期限を延長して戦略を練り直す必要に迫られていた。
聯合ニュースは、朴氏が3度目の出頭要請にも応じなかった場合、警察が拘束令状の請求など強制捜査に乗り出すとの観測を伝えたが、新たな令状が発付されても執行には困難が伴いそうだ。
公捜庁の呉東運(オドンウン)庁長は7日、国会の委員会で、執行の際に「予測できなかった部分が多く発生し、結果的に失敗した。責任を痛感する」と発言。次の執行に向けて「目的を達成できるよう最善を尽くす」とも述べた。
ソウルにある尹氏の公邸前は7日、警備にあたる警察官や報道陣らで物々しい雰囲気に包まれていた。付近では尹氏の拘束を訴える集会が行われていた一方で、尹氏の支持者とみられる人々の姿も目立った。(ソウル=貝瀬秋彦、河野光汰)
■おことわり
おことわり 韓国の「大統領警護処」と「高位公職者犯罪捜査処」は今後、「大統領警護庁」「高位公職者犯罪捜査庁」と表記します。いずれも国家機関であることをより明確にするためです
韓国大統領室警護処長、きょう警察「2回目の出席要求」にも応じない予定
中央日報 2025/1/7
韓国の朴鍾俊(パク・ジョンジュン)大統領警護処長が7日、警察の2回目の出席要求に応じない予定だ。朴処長は尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領逮捕令状執行を妨害した容疑を受けているが「便法と違法論争の上で行われている令状執行」としながら、むしろ令状の違法性を主張している。
警察非常戒厳特別捜査団はこの日午前10時までに、朴処長に調査を受けに来るよう通知した。朴処長は4日の1回目の出席要求に応じなかったことに続き、今回も調査を受ける計画がないという。
朴処長は3日、高位公職者犯罪捜査処と警察が尹大統領を逮捕しようとした当時、警護処職員を指揮して官邸入口を封鎖した。このほかに、朴処長は非常戒厳事態3時間前に警察庁の趙志浩(チョ・ジホ)長官らに三清洞(サムチョンドン)安全家屋(安家)に来るよう連絡した疑惑で内乱容疑被疑者としても立件されている。
朴処長は5日にコメントを出して「大統領警護処はやみくもに捜査機関の法執行を妨害しようとしたのではない」としながら「弾劾訴追案が国会で可決された状態だが、国民の手で選んだ現職大統領であるのは明らかで、法が定めたとおり相応の警護を受けている」と明らかにした。続いて「便法、違法論争の上で行われている逮捕令状執行に対して警護処が応じるということは職務放棄だと判断した」とし「この判断に誤りがあるならば私はいかなる司法的責任も甘受する」とした。
朴鍾俊(パク・ジョンジュン)大統領警護処長