とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

韓国大統領が非常戒厳宣言 弾劾可決    2025/1/7

2025年01月07日 23時47分24秒 | 国際ニュース

(2025.1.7)[新年特集非常戒厳後.混乱加速の韓国.尹錫悦どうなったか

李相哲TV

李相哲とは、龍谷大学教授、テレビ番組の解説兼コメンテーター、新聞・雑誌コラムニストでもある。 中国生まれの朝鮮族。両親は韓国慶尚道慶州出身、 1987年来日、上智大学にて博士号取得後、1998年に龍谷大学に赴任、同年日本国籍取得。本名は竹山相哲です。 このチャンネルでは、テレビで言い残した話、もっと話したかったことなどを、気軽にしゃべることにしています。

この話が尹大統領の逮捕と並び韓国では目下、最も重要な話題です。 「これから始まる憲法裁判所の審理において、刑法上の内乱罪が成立するかどうかを争うのではなく、(非常戒厳が)憲法違反かどうか」を国会側と尹錫悦大統領側が争うという形になります。 x.com/DaegyoSeo/stat…
 
この件。韓国の与党と尹錫悦大統領側は巧妙に論点をすり替えています。日本の皆さんも騙されないよう(?)、もう一度説明します。
 
憲法裁判所では「一連の非常戒厳の過程とその内容が憲法違反かどうかを争う」としているのにもかかわらず、この両者は「内乱が憲法違反かどうかを争う」という形に話をすり替えています。
 
つまり、<非常戒厳ー憲法違反>ではなく、<非常戒厳ー内乱ー憲法違反>とし、内乱を除く場合に裁判自体が成り立たなくなると反発している訳です。
 
これに関連し、聯合ニュースも7日、「内乱行為はすべて憲法裁判所の審判対象」という見だしの記事を配信しました。こういう書き方もまた、理解をややこしくする一因でしょう。
尹錫悦氏の非常戒厳が内乱であるか刑法に従って判断するのは裁判所(憲法裁判所ではなく一般の裁判所)です。
現に国会側は7日、「弾劾訴追議決書に内乱罪が言及されているのは、被請求人(尹錫悦)の国憲紊乱行為が内乱罪に該当する程度に重大な憲法違反であるという請求人(国会)の‘評価’であるだけで、別個の弾劾訴追事由ではない」と明かしています。
内乱であるかどうかは、まだ何も決まっていません。先日起訴された非常戒厳当時の国防部長官である金龍顕(キムヨンヒョン)氏の裁判を通じ、裁判所の判断が少しずつ明らかになっていくでしょう。 今はともかく 「憲法裁判所は非常戒厳が内乱かどうかではなく、憲法違反かどうかを審判する」。 こう覚えましょう。
 
朝日新聞社  2025/1/7

韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が出した「非常戒厳」をめぐり、尹氏を内乱容疑などで捜査している合同捜査本部は7日、ソウル西部地裁が尹氏の拘束令状を新たに発付したと発表した。有効期限は明らかにしていない。

2024年12月14日、国民向けの談話を発表する韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領=韓国大統領府提供

 昨年末に発付された令状が6日に期限を迎えたため、合同捜査本部に加わる「高位公職者犯罪捜査庁」(公捜庁)が再請求していた。

 合同捜査本部は3日に令状の執行を試みたものの、大統領警護庁に阻まれたことから、期限を延長して戦略を練り直す必要に迫られていた。

 ただ、警護庁は今後も執行を阻む姿勢を変えていない。警護庁の朴鍾俊(パクジョンジュン)庁長は7日、警察からの2度目の出頭要請にも応じず、警察は10日に出頭するよう再び求めた。

 聯合ニュースは、朴氏が3度目の出頭要請にも応じなかった場合、警察が拘束令状の請求など強制捜査に乗り出すとの観測を伝えたが、新たな令状が発付されても執行には困難が伴いそうだ。

 公捜庁の呉東運(オドンウン)庁長は7日、国会の委員会で、執行の際に「予測できなかった部分が多く発生し、結果的に失敗した。責任を痛感する」と発言。次の執行に向けて「目的を達成できるよう最善を尽くす」とも述べた。

 ソウルにある尹氏の公邸前は7日、警備にあたる警察官や報道陣らで物々しい雰囲気に包まれていた。付近では尹氏の拘束を訴える集会が行われていた一方で、尹氏の支持者とみられる人々の姿も目立った。(ソウル=貝瀬秋彦、河野光汰)

■おことわり

 おことわり 韓国の「大統領警護処」と「高位公職者犯罪捜査処」は今後、「大統領警護庁」「高位公職者犯罪捜査庁」と表記します。いずれも国家機関であることをより明確にするためです

 
今の韓国の政治状況は、「尹錫悦」を軸に読むか、「李在明」を軸に読むかで見方が全然変わる。だが二人を“同じ犯罪者”とくくってしまうと大きく見誤る。尹錫悦氏は憲政を破壊しようとし、今なお法治を否定し続けている人物であるということが、何よりも優先されるべきでしょう。

韓国大統領室警護処長、きょう警察「2回目の出席要求」にも応じない予定

中央日報  2025/1/7

韓国の朴鍾俊(パク・ジョンジュン)大統領警護処長が7日、警察の2回目の出席要求に応じない予定だ。朴処長は尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領逮捕令状執行を妨害した容疑を受けているが「便法と違法論争の上で行われている令状執行」としながら、むしろ令状の違法性を主張している。

警察非常戒厳特別捜査団はこの日午前10時までに、朴処長に調査を受けに来るよう通知した。朴処長は4日の1回目の出席要求に応じなかったことに続き、今回も調査を受ける計画がないという。

朴処長は3日、高位公職者犯罪捜査処と警察が尹大統領を逮捕しようとした当時、警護処職員を指揮して官邸入口を封鎖した。このほかに、朴処長は非常戒厳事態3時間前に警察庁の趙志浩(チョ・ジホ)長官らに三清洞(サムチョンドン)安全家屋(安家)に来るよう連絡した疑惑で内乱容疑被疑者としても立件されている。

朴処長は5日にコメントを出して「大統領警護処はやみくもに捜査機関の法執行を妨害しようとしたのではない」としながら「弾劾訴追案が国会で可決された状態だが、国民の手で選んだ現職大統領であるのは明らかで、法が定めたとおり相応の警護を受けている」と明らかにした。続いて「便法、違法論争の上で行われている逮捕令状執行に対して警護処が応じるということは職務放棄だと判断した」とし「この判断に誤りがあるならば私はいかなる司法的責任も甘受する」とした。

韓国大統領室警護処長、きょう警察「2回目の出席要求」にも応じない予定朴鍾俊(パク・ジョンジュン)大統領警護処長
 
「なぜ尹錫悦大統領は逮捕されないのですか?」という質問への答は、高位公職者犯罪捜査処がどうとか、大統領警護処がどうとかよりも前に、「大統領である尹錫悦氏が拒否しているから」となる。そしてその理由は「尹錫悦氏自身、今も悪いことをしたと思っていないから」になる。もう別次元の存在に...

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