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史上最大の3D宇宙地図が完成、「宇宙の膨張の完全な物語」
【7月20日 AFP】世界30機関の宇宙物理学者ら数百人が協力して完成させた、史上最大の宇宙の3D地図が20日、公開された。銀河やクエーサー(準恒星状天体)など400万個以上の天体の解析結果を示したものだ。
「宇宙の膨張の完全な物語」を構築できたと、カナダ・オンタリオ州にあるウォータールー大学(University of Waterloo)のウィル・パーシバル(Will Percival)氏は述べた。20年以上をかけたプロジェクトで、「これまでで最も広範囲の宇宙時間について、最も正確な膨張史の測定」ができたという。
SDSS releases largest 3D map of the universe ever created
イラン、スパイ死刑囚の刑執行 米国による司令官殺害をほう助
【7月20日 AFP】イランは20日、米国とイスラエルのためにイラン部隊でスパイ行為を働いたとして有罪判決を受けた死刑囚の刑を執行した。この死刑囚は、米国によるガセム・ソレイマニ(Qasem Soleimani)司令官殺害をほう助したとされていた。
イラン司法府の公式ニュースサイト「ミザン・オンライン(Mizan Online)」は、「20日の朝、マハムード・ムサビ・マイド(Mahmoud Mousavi Majd)死刑囚の刑を執行した。彼の母国に対する裏切り行為は、これで永遠に封じ込められるだろう」と報じた。(c)AFP
南アジアのモンスーン豪雨、死者約200人に
【7月20日 AFP】南アジア各国当局の19日の発表によると、同地域のモンスーンの豪雨による死者は200人近くに上った。バングラデシュおよびネパール当局は、増水によってさらに洪水が発生する恐れがあるとして、警戒を呼び掛けている。
バングラデシュ当局によると、河川の増水で堤防の決壊や村の浸水が発生しており、この2週間で少なくとも67人が死亡したほか、260万人が影響を受けた。また、同国北部では新たな豪雨により河川の増水が続いているという。
現在、バングラデシュでは国土の3分の1が水に浸かっており、当局によると国土の最大4割が水没する恐れもあるという。
一方、ネパールでは洪水や土砂崩れにより79人が死亡、46人が行方不明となっている。同国政府は、今後3日間で河川の水位が上昇すると警告している。
またインド北東部アッサム(Assam)州の当局によると、同州ではこの2週間でさらに45人が死亡した。
アッサム州にある国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産(World Heritage)カジランガ国立公園(Kaziranga National Park)では、100頭を超える動物が洪水により命を落とした。同園には世界に生息するイッカクサイ(インドサイ)の3分の2が暮らしている。(c)AFP
火星の「古代生命」の痕跡 米中UAEの火星探査で発見なるか
【7月20日 AFP】火星は現在、不毛で寒冷な砂漠と見なされているが、地球から最も近いこの惑星にはかつて生命が存在したのだろうか。科学者らは長年にわたり、この問題に頭を悩まされている。
この疑問に答えを求め、米国、中国、アラブ首長国連邦(UAE)は、それぞれに宇宙計画を進めている。そして、これらの探査計画はこれまでで最も野心的な試みになると予想されている。