とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

中国の大震災における未曾有の被害者に深い哀悼の念を捧げたい

2008年05月17日 10時02分01秒 | 地理・歴史・外国(時事問題も含む)
 なんということだ、今回の中国の大震災は。

 1995年の阪神大震災を思い出す。倒壊した瓦礫のなかで生き埋めにされた人びと。おまけに火災が発生し、まさに生き地獄だった。

 政府の救援の遅れのヒドサも思い出す。対策はおろか、水も食糧物資の輸送も遅れすぎてはがゆさを通り越して怒っていた。のんきに予定の国会答弁を続けている議員に向けて、現地から「本当なんですよ、ひどいことになっているんですよ」と泣き叫ぶ報告が届いても、まだのんきに国会答弁を続けていた議員達の姿が思い浮かぶ。

 管理職をリタイアした私の叔父が、思い余ってテレビに映し出される神戸の惨状と対照的にのんきに答弁をだらだら続ける国会議員の映像に向かってどなっていた。

 「ええい、ヘリコプターをとばせ。トップはなにを考えているのか。ヘリコプターをなぜ飛ばさないのか。ヘリコピターを飛ばせ!」

 生き埋めになった人を救出できるかどうかは時間との争いだ。各国から生き埋めの人をかぎつける訓練済みの犬をつれて救援にかけつけた団体が確かに大勢いたはずだ。私が覚えているのは、犬をつれた「故郷なき医師団」が、犬が病気をもっているかどうか検査をしなければ救援活動を許可しないと政府側に言われ、「一体この有事に何を言っているのか」と怒っていたが、せっかく急いでかけつけたのに救援活動が許されたのは、すでに生き埋めの人が死亡してしまったあとだと記憶している。

 阪神大震災以上の災害だという今回の中国地震の未曾有の被害者に深い哀悼の念を捧げたい。
 
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