URUK NEWS イラク情勢ニュース （転送・紹介歓迎）
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2008/05/16 (金)
［飛耳長目録 today's news list］
☆モスル作戦： 「アルカイダ掃討」名目で市民を大量拘束
☆イラクをめぐる最新ニュース 2008/05/16
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☆★４日目に入ったモスル作戦
Mosul operation enters fourth day
アルジャジーラ（英語版） ２００８年５月１４日付
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http://english.aljazeera.net/NR/exeres/95ADA12B-E46C-4669-A2B0-6B47381062AC.htm
イラク政府の治安部隊（軍と各派民兵を含む）と米軍は、モスル市に対して、
「アルカイダ掃討」を口実に大規模な軍事作戦に着手したが、その手始めに、占
領と傀儡政府の言いなりにならない住民多数を拘束し始めた。詳細を伝える報道
が少ないなかで、アルジャジーラの記事を紹介しておきたい。
-------
イラク軍と米軍が公式発表で「アルカイダ」と呼んでいる者に対する軍事作戦
は、「無差別の拘束」が行われていると言われるなかで４日目に入った。
イラクのイスラム法学者協会によると、学生や学者とならんで、少なくとも１
２０人に元イラク軍将校が拘束された。法学者協会の声明が１４日に発表された
のは、マリキ首相が「軍事作戦を督励する」ためにモスルに到着したときであっ
た。
法学者協会はさらに、モスル市内の各地で大学教授と学生が拘束されたと述べ
た。
声明は、「この（作戦）・・・が示している事実は、この作戦が発表されてい
たよりも大規模なもので、その作戦目標は占領を拒否した（モスルの）市民を取
り締まることにある」と指摘した。 「イスラム法学者協会はこの残忍な作戦を
非難する。これは占領とその破壊計画を拒否した全市民を粛正することを狙って
いる。」
モスルで活動しているジャーナリストのニザル・ファハミは、作戦が展開され
ている現地の情勢は、基本的な必需品を入手するにも苦労するほど悪化している
、と、アルジャジーラに語った。市内は外出禁止令のもとにあり、路上には昼間
に歩いて出ることだけが許可された。
「市民は郊外から野菜と果実を手に入れていたのだが、そこに市内に通じる最
初の検問所がある。商売人が別の地域へ移動するときには、荷車に荷物を積んで
行商しなければならなくなった。」
ファハミはさらに、治安部隊は「容疑者」と呼ばれる者の名簿を作っていて、
この名簿にもとづいて指名手配と戸別捜索（襲撃）が遂行されていると語った。
マリキがいつまでモスルに滞在するかは不明だが、彼の訪問は３月に南部のバ
スラ市訪問に似ている。彼はそのとき、サドルを信奉する民兵の鎮圧作戦を監督
した。
米軍は、イラクの治安部隊が米軍の支援を受けて、シリアおよびトルコと国境
を接するニネベ州で１０日から「新たな作戦局面」に着手した、と発表した。
今年２月、マリキ首相はアルカイダ掃討作戦を発表し、「テロリスト」を排除
する治安部隊を支持するよう市民に呼びかけた。
今週月曜日（５月１２日）、マリキは議会に、政府軍は作戦準備を始めただけ
で、主要な作戦はまだ始まってないと述べた。彼の言葉によると、「この作戦準
備が達成されると、われわれは軍事作戦の開始を発表するだろう」というもので
ある。
バグダッドの北３７０キロにあるモスル（ニネベ州の州都）は、米軍によって
アルカイダ掃討作戦の中心地と描かれている。
イラクで最も危険な場所の一つとなったモスルは、多くの爆発事件と攻撃の現
場となっている。
１月２３日には、弾薬の投棄場所でで爆発があり、市民６０人以上が死亡し、
民家数十軒が損壊した。
ニネベの警察長官は、その翌日、爆発現場に向かっているとき自爆攻撃にあっ
て殺された。
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☆★イラクをめぐる最新ニュース 2008/05/16
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１）
Nature Adds to Occupation Blows
占領による打撃に自然も加わる
** Dahr Jamail's MidEast Dispatches **
** Visit the Dahr Jamail website http://dahrjamailiraq.com **
ディヤラ州の農民は危機をもたらす可能性のあるものすべてによって打撃を受
けている。まず第一には、治安悪化によって必要物資の供給と市場が乾されてし
まった。次いで、停電によって潅漑がストップし、さらに今では水資源そのもの
が枯渇するようになった。 今のイラクでは、農業以上に困難なものはないよう
に思われる。「水不足はイラクの農業がかつて経験したことのない最大の危機に
瀕している。それは食料ばかりでなく、この地域の雇用問題にとっても深刻な危
機になっている」と州潅漑局の職員が匿名で話した。
２）
Ex-officials: Bush admin. ignored Iraq corruption
元政府高官： ブッシュ政府はイラクの汚職を見ぬふり
http://wiredispatch.com/news/?id=165600
元米国務省の高官２人によると、ブッシュ政府はバグダッド（イラク政府／訳
註）との関係が動揺しないよう、イラク政府内の高級レベルで行われている汚職
を繰り返し無視し、やばい情報ことになりそうな情報を秘密にしてきた。 国務
省の説明責任・透明性確保室（いわば不正防止課のようなもの／訳註）の室長と
してバグダッドで勤務したアーサー・ブレナンと係長だったジェームズ・マチル
は１２日、事務所は人手不足もあり、警告と助言は無視されたと上院民主党に語
った。国務省の方針は、「不正防止と矛盾するだけでなく、間接的に不正に貢献
するもので、イラク政府のハイレベルにまで汚職が広がるのを許してきた」とブ
レナンは証言した。
３）
Iraqi Resistance Report for events of Thursday, 15 May 2008
イラク・レジスタンス・レポート ２００８年５月１５日付
http://www.albasrah.net/en_articles_2008/0508/iraqiresistancereport_150508.htm
◆アブグレイブ： 米軍が地元住民２人を殺す
◆サドルシティー： 米軍の攻撃で７人死亡、２０人負傷
◆ティクリート総合病院の医者３人が誘拐される
◆ナシリヤ： オーストラリア軍の兵を狙っで爆弾
４）
Iraqi Resistance Report for events of Wednesday, 14 May 2008
イラク・レジスタンス・レポート ２００８年５月１４日付
http://www.albasrah.net/en_articles_2008/0508/iraqiresistancereport_140508.htm
◆暗殺された学校長の葬列に自爆テロ
◆サドルシティーで７人死亡、３１人負傷
◆サクラウィヤ： レジスタンスが米軍ハンビーを破壊
◆マダイン： 部族指導者が射殺される
５）
Iraqi Resistance Report for events of Tuesday, 13 May 2008
イラク・レジスタンス・レポート ２００８年５月１３日付
http://www.albasrah.net/en_articles_2008/0508/iraqiresistancereport_130508.htm
◆米軍の攻撃ヘリがイラク最大の食料品市場を攻撃
◆サドルシティーへの米軍の攻撃で１１人死亡、２０人負傷
◆バスラ州北部で米・イラク軍がマフディ軍掃討作戦
６）
Iraqi Resistance Report for events of Monday, 12 May 2008
イラク・レジスタンス・レポート ２００８年５月１２日付
http://www.albasrah.net/en_articles_2008/0508/iraqiresistancereport_120508.htm
◆モスル： イラク政府軍が「容疑者」として２００人拘束
◆米軍がにコーラン（写本）を標的にして射撃訓練
◆停戦にもかかわらず米軍がマフディ軍民兵を殺害
◆米軍はサドルシティーを囲む壁の８割完成と発表
◆イラク軍の准将が暗殺される
◆サラハッディン： 米軍機が４人家族を殺害
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※URUK NEWS イラク情勢ニュース （webサイト）
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html
メーリング・リストへの参加・退会手続きはここでもできます
※イラク・レジスタンス・レポート
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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2008/05/16 (金)
［飛耳長目録 today's news list］
☆モスル作戦： 「アルカイダ掃討」名目で市民を大量拘束
☆イラクをめぐる最新ニュース 2008/05/16
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☆★４日目に入ったモスル作戦
Mosul operation enters fourth day
アルジャジーラ（英語版） ２００８年５月１４日付
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http://english.aljazeera.net/NR/exeres/95ADA12B-E46C-4669-A2B0-6B47381062AC.htm
イラク政府の治安部隊（軍と各派民兵を含む）と米軍は、モスル市に対して、
「アルカイダ掃討」を口実に大規模な軍事作戦に着手したが、その手始めに、占
領と傀儡政府の言いなりにならない住民多数を拘束し始めた。詳細を伝える報道
が少ないなかで、アルジャジーラの記事を紹介しておきたい。
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イラク軍と米軍が公式発表で「アルカイダ」と呼んでいる者に対する軍事作戦
は、「無差別の拘束」が行われていると言われるなかで４日目に入った。
イラクのイスラム法学者協会によると、学生や学者とならんで、少なくとも１
２０人に元イラク軍将校が拘束された。法学者協会の声明が１４日に発表された
のは、マリキ首相が「軍事作戦を督励する」ためにモスルに到着したときであっ
た。
法学者協会はさらに、モスル市内の各地で大学教授と学生が拘束されたと述べ
た。
声明は、「この（作戦）・・・が示している事実は、この作戦が発表されてい
たよりも大規模なもので、その作戦目標は占領を拒否した（モスルの）市民を取
り締まることにある」と指摘した。 「イスラム法学者協会はこの残忍な作戦を
非難する。これは占領とその破壊計画を拒否した全市民を粛正することを狙って
いる。」
モスルで活動しているジャーナリストのニザル・ファハミは、作戦が展開され
ている現地の情勢は、基本的な必需品を入手するにも苦労するほど悪化している
、と、アルジャジーラに語った。市内は外出禁止令のもとにあり、路上には昼間
に歩いて出ることだけが許可された。
「市民は郊外から野菜と果実を手に入れていたのだが、そこに市内に通じる最
初の検問所がある。商売人が別の地域へ移動するときには、荷車に荷物を積んで
行商しなければならなくなった。」
ファハミはさらに、治安部隊は「容疑者」と呼ばれる者の名簿を作っていて、
この名簿にもとづいて指名手配と戸別捜索（襲撃）が遂行されていると語った。
マリキがいつまでモスルに滞在するかは不明だが、彼の訪問は３月に南部のバ
スラ市訪問に似ている。彼はそのとき、サドルを信奉する民兵の鎮圧作戦を監督
した。
米軍は、イラクの治安部隊が米軍の支援を受けて、シリアおよびトルコと国境
を接するニネベ州で１０日から「新たな作戦局面」に着手した、と発表した。
今年２月、マリキ首相はアルカイダ掃討作戦を発表し、「テロリスト」を排除
する治安部隊を支持するよう市民に呼びかけた。
今週月曜日（５月１２日）、マリキは議会に、政府軍は作戦準備を始めただけ
で、主要な作戦はまだ始まってないと述べた。彼の言葉によると、「この作戦準
備が達成されると、われわれは軍事作戦の開始を発表するだろう」というもので
ある。
バグダッドの北３７０キロにあるモスル（ニネベ州の州都）は、米軍によって
アルカイダ掃討作戦の中心地と描かれている。
イラクで最も危険な場所の一つとなったモスルは、多くの爆発事件と攻撃の現
場となっている。
１月２３日には、弾薬の投棄場所でで爆発があり、市民６０人以上が死亡し、
民家数十軒が損壊した。
ニネベの警察長官は、その翌日、爆発現場に向かっているとき自爆攻撃にあっ
て殺された。
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☆★イラクをめぐる最新ニュース 2008/05/16
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１）
Nature Adds to Occupation Blows
占領による打撃に自然も加わる
** Dahr Jamail's MidEast Dispatches **
** Visit the Dahr Jamail website http://dahrjamailiraq.com **
ディヤラ州の農民は危機をもたらす可能性のあるものすべてによって打撃を受
けている。まず第一には、治安悪化によって必要物資の供給と市場が乾されてし
まった。次いで、停電によって潅漑がストップし、さらに今では水資源そのもの
が枯渇するようになった。 今のイラクでは、農業以上に困難なものはないよう
に思われる。「水不足はイラクの農業がかつて経験したことのない最大の危機に
瀕している。それは食料ばかりでなく、この地域の雇用問題にとっても深刻な危
機になっている」と州潅漑局の職員が匿名で話した。
２）
Ex-officials: Bush admin. ignored Iraq corruption
元政府高官： ブッシュ政府はイラクの汚職を見ぬふり
http://wiredispatch.com/news/?id=165600
元米国務省の高官２人によると、ブッシュ政府はバグダッド（イラク政府／訳
註）との関係が動揺しないよう、イラク政府内の高級レベルで行われている汚職
を繰り返し無視し、やばい情報ことになりそうな情報を秘密にしてきた。 国務
省の説明責任・透明性確保室（いわば不正防止課のようなもの／訳註）の室長と
してバグダッドで勤務したアーサー・ブレナンと係長だったジェームズ・マチル
は１２日、事務所は人手不足もあり、警告と助言は無視されたと上院民主党に語
った。国務省の方針は、「不正防止と矛盾するだけでなく、間接的に不正に貢献
するもので、イラク政府のハイレベルにまで汚職が広がるのを許してきた」とブ
レナンは証言した。
３）
Iraqi Resistance Report for events of Thursday, 15 May 2008
イラク・レジスタンス・レポート ２００８年５月１５日付
http://www.albasrah.net/en_articles_2008/0508/iraqiresistancereport_150508.htm
◆アブグレイブ： 米軍が地元住民２人を殺す
◆サドルシティー： 米軍の攻撃で７人死亡、２０人負傷
◆ティクリート総合病院の医者３人が誘拐される
◆ナシリヤ： オーストラリア軍の兵を狙っで爆弾
４）
Iraqi Resistance Report for events of Wednesday, 14 May 2008
イラク・レジスタンス・レポート ２００８年５月１４日付
http://www.albasrah.net/en_articles_2008/0508/iraqiresistancereport_140508.htm
◆暗殺された学校長の葬列に自爆テロ
◆サドルシティーで７人死亡、３１人負傷
◆サクラウィヤ： レジスタンスが米軍ハンビーを破壊
◆マダイン： 部族指導者が射殺される
５）
Iraqi Resistance Report for events of Tuesday, 13 May 2008
イラク・レジスタンス・レポート ２００８年５月１３日付
http://www.albasrah.net/en_articles_2008/0508/iraqiresistancereport_130508.htm
◆米軍の攻撃ヘリがイラク最大の食料品市場を攻撃
◆サドルシティーへの米軍の攻撃で１１人死亡、２０人負傷
◆バスラ州北部で米・イラク軍がマフディ軍掃討作戦
６）
Iraqi Resistance Report for events of Monday, 12 May 2008
イラク・レジスタンス・レポート ２００８年５月１２日付
http://www.albasrah.net/en_articles_2008/0508/iraqiresistancereport_120508.htm
◆モスル： イラク政府軍が「容疑者」として２００人拘束
◆米軍がにコーラン（写本）を標的にして射撃訓練
◆停戦にもかかわらず米軍がマフディ軍民兵を殺害
◆米軍はサドルシティーを囲む壁の８割完成と発表
◆イラク軍の准将が暗殺される
◆サラハッディン： 米軍機が４人家族を殺害
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http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html
メーリング・リストへの参加・退会手続きはここでもできます
※イラク・レジスタンス・レポート
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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