とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

グリーン・フィンガーー

2007年03月15日 09時04分37秒 | 園芸
続けて、園芸の おはなしです。
 植物の生命力の強さには、たじたじで、スパティフィラムは二十年以上も枯れずに大株になり、四つに株分けしたのだが、それぞれが、また大株になってしまった。
一株、かなり昔、やっと、遊びにきた友人におしつけるのに成功して、ほっとしたが、残りの三株は、健在である。
 スパティフィラムは、週に一度の目安で、ずるもいれて月三回液肥をやらないと、あの水ばしょうのような白い花がたちあがってこない。葉っぱだらけになる。

 今は、ほったらかしで、葉っぱだらけだが、一時真面目にとりくんで、大株から十三本の花が立ち上がっていた。二人の人が、そのとき、たまたま訪問してきた。

 一人の人は、仰天して、自分も長いことスパティフィラムを枯らさず持っているのだが、不思議なことに、葉っぱだらけで一度も花が咲かないのですよ、と言う。

 そこで、得意げに、液肥の事を教えてあげた。一年経って、興奮した電話が入った。「ぼくのスパティフィラム、ついに花が咲いた!真面目に液肥をやると、花が咲くというのは、本当ですね!」

 もう一人の人は、十三本の花を見て「こんな鉢をプレゼントしてもらったら、もらった人は、喜ぶでしょうね」と、言う。「そうかしらね?」と、受け流しておいた。
と、いうのは、この人は、私から、こうやって いくつも花を奪っていくからだ。

その一つに、年季ものの君子ランが、あった。
この人からは、興奮の電話が二度入った。
一度目:「あなた、一本の花芽が咲き終わったら、もう一本花芽がでてきたわよ」
二度目:「あなた、ランを玄関の日陰にだして、風にあてていたら、盗まれた。
     どこを探しても ないのよ」

これも ひと昔前の はなしです。今は、体力つき果て、ほそぼそと事業縮小に向かっております。シンビジュームも枯れずに大株になるので、株分けして、15株ほど2回に分けて、欲しい方にさしあげ、やっと5株に縮小できました。

 しかし、植物の生命力は、したたかです。君子ランは、子どもをだします。早めに株わけして、嫁にだしたりしていたのですが、めんどうくさくて、ほったらかしておいたら、たくさん増えて、今年はそのうち四本花芽をだしています。
重いので、もう、もちあげられないので、玄関脇の日陰の雨の当たらない所に、出しっぱなしです。ただ、玄関を掃除する時に、水道水を葉っぱにかける程度。たまに、肥料を載せてやる程度。
 けれど、昨年 どなたかがお歳暮を持ってきてくださり、玄関脇の君子ランを見て、驚いたようね声をあげられた。
 「まあ、なんて葉っぱがきれいなグリーンなんでしょう。きれいな葉っぱですね」

でも、ついに、だ~れも、わたしのことをグリーン・フィンガーと呼んでくれませんでした。 
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