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自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

国際ニュース       2022/11/7月曜日

2022年11月07日 20時14分50秒 | 国際ニュース

米メタ 数千人規模の解雇か(2022年11月7日)

米メタも大量解雇を計画 米紙

 発信地:サンフランシスコ/米国 [ 米国 北米 ]
米メタも大量解雇を計画 米紙
米IT大手メタのロゴ(2022年5月22日撮影)。(c)FABRICE COFFRINI / AFP

【11月7日 AFP】インスタグラム(Instagram)やフェイスブック(Facebook)を運営する米メタ(Meta)が大量解雇を計画していると、米メディアが6日、報じた。

 ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係筋の話として伝えたところによると、解雇は数千人から数万人規模で、早ければ9日にも発表される。

メタは全世界で各サービス合わせて約8万7000人を雇用している。

 マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)は10月末の第3四半期決算発表の際、2023年末まで増員せず、小幅な人員削減もあり得ると述べていた。メタの同期の純利益は前年同期比52%減の44億ドル(約6450億円)だった。

 米IT業界は経済環境悪化の中、新規雇用の停止や人員削減を余儀なくされている。インターネット通販最大手アマゾン(Amazon)は先に、新規採用の凍結を発表。富豪のイーロン・マスク(Elon Musk)氏が買収したばかりのツイッター(Twitter)も先週、従業員7500人のほぼ半数を対象に解雇に着手した。

 広告収入に依存するフェイスブックやグーグル(Google)などのプラットフォームは、インフレや利上げを受けて広告主がコスト削減に乗り出していることから、業績が悪化している。(c)AFP

© Forbes JAPAN 提供金持ちになると、他人の苦労について何をいっても失敗しがちだ。ヨットに乗り、豪華なホテルに泊まり、映画スターとビーチを歩き、テスラ車を運転しながら生き残るのに必死な労働者に同情する。

だからこそ、Twitter(ツイッター)の元最高経営責任者(CEO)で、自分が共同創業した会社の株を10億ドル(約1466億円)分ほど所有しているジャック・ドーシーのツイートは少し違和感がある。問題のツイートはこちら。

Folks at Twitter past and present are strong and resilient. They will always find a way no matter how difficult the moment. I realize many are angry with me. I own the responsibility for why everyone is in this situation: I grew the company size too quickly. I apologize for that. — jack (@jack) November 5, 2022 謝罪したのは会社を急成長させすぎたからだそうで、在職中に同社が雇用した多くの従業員が現在失業していることをほのめかしている。イーロン・マスクは約半数の従業員を解雇せざるを得なかったとツイートした。

そのツイートがこちら。

Regarding Twitters reduction in force, unfortunately there is no choice when the company is losing over $4M/day.

Everyone exited was offered 3 months of severance, which is 50% more than legally required. — Elon Musk (@elonmusk) November 4, 2022 これが意味するところを考えてみて欲しい。

2人の大富豪が、1人は会社を急成長させすぎたと言い、もう1人は人員削減しなければならず赤字だという(マスクは1日あたり約400万ドル[約5億9000万円]の赤字だと指摘している)。一方、現実の世界ではほとんどの人が住宅ローンを払うのに必死だ。

ドーシーは自身のTwitterのフィードで知恵を出し、しばしば瞑想の隠れ家に出かけるような思慮深く賢いCEOだった。最近はまるでシャーマンのようだ。力を持つテクノロジーの巨人が「急成長しすぎた」という考え方は、テクノロジー分野の仕組みを観察してきた人にとって納得しがたいものかもしれない。

まず「fail fast(早めに失敗せよ)」という考え方がある。多くの人がこの神話を信じている。イノベーションには変化が必要であり、たとえ市場セグメントから脱落し、サービスを取りやめ、スタッフを解雇することになっても、起業家精神からすばやく方針転換しなければならないことを受け入れている。「Failing fast」は往々にして顧客や従業員、さらには自分自身の誠実さに忠実でないことを意味する隠語だ。また、通常手っ取り早く利益を上げるための手段でもある。

一方で、Twitterのようなソーシャルメディア企業は大規模な投資を行って大規模なフォロワー(約3億人のユーザー)を獲得し、有名になった。ドーシーは多くの人が知っている帝国を築き上げ、今なおTwitterを使っている人もいる。実際のユーザー数が少なくなっていても、Twitterは高い認知度を誇っている。テック産業が成長するとき、誰もが祝福する。あるアプリが途方もない成長と拡大を達成すれば、皆そのイノベーションをもてはやす。

TwitterやFacebook(フェイスブック)のように何千人もの人材を採用しても、サービスに真の柱がない場合やビジネスモデルが持続可能でない場合、あるいはプラットフォームの成功が信頼できない場合、往々にして暗雲が立ち込める。

会社が急成長しているときは「成長、成長、成長」と叫ぶ。解雇があると、ドーシーのような大富豪はまずもって会社を作ったのは誇大宣伝機に巻き込まれたからだと謝罪する。どっちなんだジャック?

そもそも維持する価値のあるサービスがないのに、無謀な急成長を遂げることは決して良い兆候ではない。浮かれていた時代にインフラ構築を手伝い、コンテンツを監視し、成長を指揮したTwitterの従業員は、ドーシー、そして今イーロン・マスクが再活性化させたいと願う動乱に巻き込まれたにすぎない。

特にTwitterのコメントを読んだ後では、誇大宣伝に対する謝罪があれば少しはマシだった。メリットがあるサービスを作ってこなかったこと(少なくとも、今のところ)、我々が現在目の当たりにしている広告ボイコットに耐えられる、あるいは凋落期を乗り切れるようなサービスを作っていなかったことに対しての謝罪だ。

今回の教訓は何か。何か価値あるものを作れということだ。そうすれば謝る必要はない。

forbes.com 原文

Twitter社 イーロン・マスク氏が“従業員の半数解雇”へ 「レイオフされました!」影響は日本法人の社員にも|TBS NEWS DIG

COP27開幕 「損失と被害」が議題に(2022年11月7日)

 

南北の信頼を回復するCOP27

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