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自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

天木直人のブログ:戦いは融和に勝てない事を証明した平昌五輪  2018-02-09

2018年02月10日 10時04分56秒 | 地理・歴史・外国(時事問題も含む)

戦いは融和に勝てない事を証明した平昌五輪

 
 
 いよいよ今夜から平昌五輪が始まる。

 ここまでこぎつけた文在寅大統領の韓国は文句なしの勝利者だ。

 文在寅大統領の外交手腕を私は高く評価する。

 私は、その勝因は、民族融和と統一を平昌五輪のテーマに掲げた事にあると思う。

 それに、見事に応じた金正恩も勝利者だ。

 金正恩の軟化が日米韓同盟を分断する戦略であることは間違いない。

 しかし、それがわかっていても、米国はなすすべがなかった。

 なぜか。

 そもそも米国は、その国造りにおいて民族統一という概念がなく、戦争と侵略の繰り返しで今日に至った国であるからだ。

 そして、ついにトランプは、米国の唯一のよりどころである建国の精神さえかなぐり捨て、米国をつなぎとめる物を失ってしまった。

 残ったものは、世界一の軍事力であり、その行き着く先が新核戦略だ。

 そんな米国が、南北融和を願う文在寅大統領の韓国に、北朝鮮との戦争を承認させられるはずがない。

 いずれにしても、明日からは五輪の応援で世界は熱中する。

 そんな時に北朝鮮有事を語るのは野暮だ。

 そして、平昌五輪が終わった後に、再び北朝鮮有事を語るようでは、誰にも相手にされないだろう。

 世界は解決すべきもっと重要な事が山積している。

 明日からの平昌五輪の成功を素直に期待したい。

 そして、平昌五輪をきっかけに国際政治の景色が一変する事を願うばかりだ。

 それが憲法9条を持つ日本のあるべき姿である(了)


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