川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

小泉進次郎首相43歳は史上最年少

2024年09月11日 | 政治
今日得た(これまでより遥かに信頼できる筋からの)情報では、自民党総裁選はやはり小泉進次郎一択だと。菅さんの影響あたりで。

小泉進次郎首相43歳が誕生すると、伊藤博文以来、史上最年少。次点は博文の44歳。 こちら

若返るのはいい。ただ、45歳以上の自民党の人材が払底していたことの現れ、といえる。

進次郎が天下を獲るとすれば、主君は父・純一郎かな。すっぱりと辞めて院政を敷かなかったから、息子の活躍の場が広がった。メディアの注目も集まった。

父・小泉純一郎が総裁になった25年くらい前は、元気が出た。進次郎総裁で元気が出る層も多いだろう。

ま、私はまずは眼の前のクライアントを大事にすることのみ、、、
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現世を相手にしない

2024年09月11日 | 
私は、無人島に持っていく一冊には、迷わず中島敦『李陵』を選ぶ。

李陵と司馬遷と蘇武の、三者三様の生き方がとても学びになるからだ。この『李陵』は、毎日のランニング中に、Audibleで繰り返し聴いている。我ながらよく飽きないなと思うくらい。

3人の登場人物が「何を相手にした」かがとても興味深く活写されている。

武人・李陵は、現世を相手にした。世の人から承認されることを求めた。
文人・司馬遷は、後世を相手にした。宮刑に遭って男根を切除されるという憂き目に遭っても。生き恥を晒して、後世への使命感を果たした。実際、後世に認められた。
義人・蘇武は、天を相手にした。現世も、後世も、相手にしなかった。自分の節義・インテグリティのみを頼りにした。「蘇武持節」という説話集に残った。

彼ら3人の生き方、特に、とっても強くて、とってもカッコいい李陵が、その根底において「世間に認められる」というスケベ心・下心を有していたために、他の二人と比べて浮かばれぬ人生を送った点が、とても味わい深い。

現世を相手にしない。後世か、天を相手にする。

そんな価値観を学べる『李陵』。マジでオススメです。


 
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渋沢栄一『論語と算盤』の時代背景

2024年09月11日 | 歴史
渋沢栄一『論語と算盤』が刊行されたのは、大正5年=1916年。

大正デモクラシーの初期。藩閥政治の終わり。

藩閥政治を代表する山縣有朋は、別荘・邸宅を7つ持っていた。目白の椿山荘とか京都の無鄰菴が有名。この「7つ」ってのはググっても出てこないけど、ネットが出る前の20世紀に、小島直記とかの本で私が読んだ。

30年ほど前の記憶に頼ってますが、ウィキでも山縣の邸宅は8個も出てくるから、大きな間違いではあるまい。山縣が死んだのは大正11(1922)年。

つまり、藩閥政治のネポティズム(コネ)が、まだまだ激しかった。立派な人間が出世するとは限らなかった。薩長出身というだけで、能力識見に劣る者が、でかい顔をしていた。

そんな時代に渋沢は、人格主義(論語)と合理性(算盤)の重要性に、警鐘を鳴らした。メリトクラシー(能力主義)にスポットライトを当てた。

あまりこういう考えは書かれていないけど、時代背景からしたら、こういう言い方もできる。

なお、『論語と算盤』の内容自体は、実は私はあまり面白いとか大事だとか思ってない。。

『論語と算盤』から我々が受け取るべきは、「みんなしっかりした人間になれよ」という、『自助論』(スマイルズ・中村正直)で書かれているような、やや道学者臭のする優等生的な好々爺のメッセージ。

『論語と算盤』を読むのもいいですが、私の3時間のセミナーにお越しいただくのもいいかもです! 

 こちら(9月20日セミナー)
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Newspicks の家庭連合本が残念

2024年09月11日 | 宗教
Newspicsが7月くらいに家庭連合本を出した。

一方的な見解ばかりを載せていて残念。

島薗、櫻井、西田、スティーブン・ハッサンの考えばかり。

「反家庭連合の連合」じゃないか、

↓ 神聖な献金もある。それを「信者から金銭を搾り取る」と表現するのは、敬虔な信仰を持っている家庭連合信者に対して、失礼。


↓ 以下のアレン・ウッドのことは知らなかった。勉強します。どんな人がご存知の方、DMかコメントいただけると嬉しいです。


たしかスティーブン・ハッサン(かアレン・ウッド)が家庭連合信者を「ムーニー」と表現。

これって、黒人を「ニガー」と蔑称するようなものと私は思っています。


笹川良一がスティーブンかアレン(当時、若い信者)に対して「私は文鮮明氏の犬だ」と言ったくだり。

「とっても影響力がある笹川がそんなこと言った」から、家庭連合の教え・考えがすごいんだ、ってアメリカ人が信心深くなった、という説明。

とっても眉唾。

若いアメリカ人が、当時、笹川良一の影響力の大きさを認識できていなかったはずだ。


以上取り急ぎ。

残念な本でした。
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アンガーマネジメント 「長期的に見て健康か」

2024年09月11日 | 人間心理・心理学
アンガーマネジメントでは、怒りを表す方法について

 長期的に見て健康的か

って基準を用いる。 こちら

ただ、この「健康的か」ってイミフですよね、、、

アルクの辞書では healthy の意味として

 道理にかなった

というのがある。こちらをアンガーマネジメントでは使うべきですね、、、

日本人の英語の拙さがここにも現れているように思います。
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アンガーマネジメントで採用している基準 と 古典の価値

2024年09月11日 | 人間心理・心理学
アンガーマネジメントで、怒りを発散というか怒りを表現するために手段を選ぶときの基準(これは他にも応用される一般的な基準)が、

自分にとっても周りの人にとっても長期的に見て健康的か

というもの。


長い。

アメリカ由来だから、健康的ってのはHealthyの訳語。

私は

  1.  客観的に
  2.  長期的に
  3.  健康的か

って言葉に置き換えている。

ま、自分の今の主観だけではなく、時空を広げて、

  1. 誰にとっても、
  2. 10年後100年後の観点から見ても、
  3. 後悔しないか

って基準と言い換えることもできる。

その言動は、今の貴方はそれで気持ちいい思いをしているとしても、客観的に、長期的に、後悔しない、恥ずかしくないものですか?

こんな感じ。

ま、私のボキャブラリーでは、要するに

 俯仰天地に愧じないか

って端的な言葉で言える。こういう古典を知っていることは役に立つ。こういう言葉がすぐ浮かんでくるってことは私も儒教的人間だな、、

ちなみに、今ググって知ったのですが、この「俯仰天地に愧じず」は、孟子の言葉。

私が行う渋沢栄一セミナー「論語と経営・コンプライアンス」では、こういう「古典から学ぶ価値」を広く扱います!

このセミナーの資料、パワポで210頁くらいです、ご興味のある方は是非!
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子育て備忘録 男3人でお風呂

2024年09月11日 | 教育・子育て
先日、長男14歳次男11歳と、一緒にお風呂に入った。ギリギリ、3人で浴槽に入れた。キツキツだったけど、、、

長男が中1になったら、私は彼の人格とプライバシーを尊重して一緒にお風呂に入らないようにしてきた。

でもこの日は、私が帰宅したら長男次男2人が仲良く風呂に入っていた。9歳の娘が「今2人がお風呂に入っているよ、一緒に入っちゃいなよ」とけしかけてきたので。

男3人でお風呂なんて、これが最後では。幸せなひとときでした。
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アメリカは宗教的だけど近視眼的

2024年09月11日 | 社会・時事など
質問があります。

なぜ、アメリカは、宗教的なのに、近視眼的なのですか。

アメリカが宗教的な国なのは知られている。大統領の宣誓の際には聖書に手を置いて、とか。

統計的にも、6割の人が「キリスト教」だと自認して、4−5割の人が教会に通っている。

私の仮説なんですが、宗教的である人は、死後の世界を考える。肉体的に死んでも、精神・霊魂は生きると思っている。特に一神教のキリスト教って、そういう教え。

だから、近視眼的にならない。「生きているうちになんとかしよう」って思わない。長期的に、100年1000年単位で考える。

しかし。

アメリカ人は日本人より遥かに近視眼的。こういうデータが出ている。冒頭画像の、ホフステッド指数。

これは、私の上記仮説からは外れる。

 
この「アメリカは宗教的だけど近視眼的」な理由を、上記仮説との関係で、ご説明できる方がいらっしゃったら、コメントDMその他で、ご意見をいただけると嬉しいです。

あり得る答えとしては:

1 「アメリカは宗教的」とは言うけれども、特に若い世代はそんなに敬虔ではない
 …こうは言える。でも、「若者たちがそんなに敬虔ではない」ってだけで、「日本より近視眼的」であることが全部説明できるわけではない。

2 アメリカでは、たしかに宗教が「死後を含み長期的に思考しよう」ってドライバーになるけど、それよりも現世の資本主義が「今の人生を楽しもう」って近視眼的に駆り立てる力の方が大きい
 …まあこういうことなんだろう。
  宗教よりも世間・経済の要請の方が強いという。

3 アメリカのキリスト教は、現世的。ビジネス的。経済的成功をとても重視する。だからそもそも宗教が近視眼的。
 …これもあたっていよう。
  例えば、メガチャーチの、昔のビリー・グラハムとかジョエル・オスティーンとかサドルバック教会のリック・ウォレンとか、、 彼らの考えは知りませんが、、、

____________

上記3つ以外の説明ができる方がいらっしゃったら、教えて下さい!
コメント (1)
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