川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

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歴史上の、カッコいい人の、カッコいい言葉

2025年03月10日 | 歴史
【執筆原稿から抜粋】

カッコいい人

「俗物」とは、自己中心的で、利他の精神がなく、世間で評価されようと思い、短期的に成功しようと思っています。

その反対の、「俗物ではないカッコいい人」を歴史から探してみましょう。

古典や歴史は、それそのものを学ぶよりも、古典的・歴史的・精神的価値を体現するような「人物」から入っていくのがいいでしょう。

「カッコいい」歴史上の人物としては、以下が思いつきます。

・「人生意気に感ず 功名また誰か論ぜん」と謳った唐の魏徴
・「願わくば七難八苦を与え給え」の山中鹿之助
・「したいことではなく、すべきことをできるのが自由」と喝破したA・リンカン
・「人を相手にせず、天を相手にせよ」の西郷隆盛
・「かくすればかくなるものと知りながらやむにやまれぬ大和魂」で知られる吉田松陰
・権力の座に就こうとせず、「我がなすことは我のみぞ知る」と嘯いた坂本龍馬
・「公論を百年の後に俟って玉砕せん」と散った河井継之助
・「行蔵は我にあり」「知己を千載の下に待つ」と世間の批判を受け流した勝海舟
・「勇ましく高尚なる生涯」を説いた内村鑑三
・「辛酸、佳境に入る」と苦難を耐え忍んだ田中正造
・「世界を変えるより自分を変えよ」と説いたガンディ
・「自らのために計らわず」に従容として死にゆく広田弘毅
・「人生は闘争なり」で闘い抜いた松永安左エ門
・「粗にして野だが卑ではない」と自己定義した石田禮助

こう並べると、カッコいい人物はカッコいい言葉を使っています。

古典や歴史から学ぶのは、こういう「言葉」そのものかもしれません。
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