川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

私の兄

2025年01月30日 | 自己紹介
私の次男が中学受験。

次男はいろいろ恵まれてるんだよな、、、って思って、突然ですが私の兄のことをば。

頑固者。信念の人。私より2歳上。風貌は結構私と似ていると言われる。

中3のとき、成績的には、桐蔭学園高等学校の理数科に進めた。理系だったし。

でも、

「理数科に行く奴らは、勉強ばかりで、性格が悪いから、嫌い。
 あんな奴らと一緒にいたくない」

と言って、頑なに、理数科を受験せず、あえて偏差値的にはレベルの低い普通科に。

中高はテニスに青春を捧げ、4大の国立大学に。大学院まで行って林業とか途上国支援とかを研究して、さて就職かと思いきや、

 青年協力隊でアフリカに行く

と。1997年ころ。30年前だ。

父親としては、苦労して私立中高に入れた長男が、それで就職せず、プータローに、、、

父子の対立があり、お互い頑固なので(父は戦前生まれの九州男児)、、、その対立は10年くらい続いた。

今は和解している。兄は日本で家庭を築き、2児の父として子育てもしっかりやった。

兄が赴任するブルキナファソに、私と父とで訪れたこともあった。

____________

父も頑固だが兄も頑固。その頑固さの啀(いが)み合いを見て育った私は、それを反面教師として、それなりに世渡りが上手くなったか、、、

こう兄を振り返ると、それにまさる頑固だと思っていた父親の頑固っぷりの、いいエピソードが思い浮かばない。

「具体例が思い浮かばない」ってことは、たいしたことないってこと。

息子として、親を頑固だと思ってきましたが、具体例が思いつかない。

単に、息子としての反発から、「親は頑固だ」って思い込んできて、50歳になりました。

でも、その「頑固な父親の頑固っぷり」のエピソードが語れない、、、

たいした頑固じゃなかったんだな。私の思い込みだったんだな。

兄の頑固エピソードと比較して、父の恩愛を感じ、また父に感謝しています。

いずれにせよ、父や兄からは多くを教わり、多くを負っている。

恩返しせねば。
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