川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

伊藤詩織と後藤徹とOJシンプソンは同じ(刑事でセーフ、民事でアウト)

2025年02月05日 | 法律・海外法務
刑事ではセーフ(不起訴・無罪)だけど、民事でアウト(有罪というか賠償責任)というのは、よくある。

海の向こうのOJシンプソンがそうだった。
日本でも、刑事では準強姦で不起訴だけど、民事で不同意性交が認められた伊藤詩織vs山口敬之がありました。

12年半監禁された後藤徹vs脱会屋の宮村峻らも、同じ。

民事で勝った伊藤詩織さんに対し、独自取材せず「アバズレ」「尻軽女」って言ったら名誉毀損だろう。

後藤徹さんを「引きこもり」呼ばわりするのは、伊藤さんを尻軽呼ばわりするのと同じか、それ以上の人権侵害。

鈴木エイトは、独自取材もせず(実際、一審で、一つも証拠を出していない)後藤さんを「引きこもり」呼ばわりして敗訴した。

でも、往生際悪く、まだ後藤さんを「引きこもり」呼ばわりするような投稿をしている。昨日。

その投稿で引用された、検察審査会の議決は、後藤さんへの監禁を不起訴にした理由。その議決の後に、民事で後藤さんが勝訴しているのに、、、

____________

民事と刑事の違いをちょっと解説すると、特に日本では、起訴権限を握る検察は、「99%くらい有罪になる」案件しか起訴しない。80%くらい有罪かな… みたいな事案は起訴しない。

だから実際、起訴されたら99%くらいが有罪。

その、「80%くらい有罪」みたいな事件が民事で争われて、有罪(被告人に責任あり)となることは、よくあることです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 現代のホロコースト | トップ | UPFがスポンサーするイベント... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

法律・海外法務」カテゴリの最新記事