若松英輔さんが、モチーフ(フランス語)とモチベーションの違いを、論じている。
人はモチベーションを実現するために生きている。そういうことがある。
いい。
「人生のモチーフ」と言ったとき、それは人生の根源というか、存在意義というか、とても深いものを指している。
モチベーションは、実は、自発的ではない。
他者との比較とか、出世とか、給料UPとかの、外的な要素に関わっている。
一方、「モチーフ」は、人生のレゾンデートルとか、パーパスに近い。
だから、モチーフは自発的。自分の内面から湧き上がってくるというか、自分の奥底に眠っているようなもの。
モチベーションは、状況によって、上下する。
モチベーションは、状況によって、上下する。
一方、モチーフは、状況によって、上下しない。
人はモチベーションを実現するために生きている。そういうことがある。
しかし。
人はモチーフを実現するために生きるのではない。
むしろ、人は、モチーフによって、生かされている。