昨日の夜は、桜庭一樹の小説『青年のための読書クラブ』を読んでいました。
舞台は都心山の手にある幼稚舎から大学まで備えたお嬢様学校聖マリアナ女学園。
聖マリアナ女学園では、「読書クラブ」の生徒達によって学園史上抹消された出来事が「秘密の学園誌」に記録されていた。
学園の異端児達である読書クラブの部員達が百年にわたり代々記してきた学園の暗黒部分とは……。
学園の異端児達である読書クラブの面々は、学園の女生徒達の暴走する乙女心が引き起こす騒動を煽ったり騒動に巻き込まれたりします。
5つのエピソードの展開は、古典小説になぞらえられています。
濃い世界だなぁ……。荒ぶる乙女達の物語。
ラストは、学園の始まりと終わりとこの物語の最初と最後を丁寧にくっつけて輪っかにするみたいな終わり方でありました。
多くの部分で「こんなことありえねぇ~」と言いたくなるかもしれませんが、このようなお話はそんな事を言っていると楽しめないっす。
面白かったでありますよ。