「愛知&岐阜の旅。その3。昼間から回らないお寿司を食べる。」の続きです。
こんな記事をだらだらと続けてよいものか? と思ったりもするのですが続けます。
温泉地に赴く醍醐味は、浮世の憂さを忘れのんびりまったりするところにあります。
三河三谷駅前の回らないお寿司屋さんで回らないお寿司を堪能した我々は、名鉄蒲郡線の電車に乗って西浦駅に向かいました。
西浦で一泊して温泉を堪能しようという趣向です。
台風が接近していてはいましたがその時はまだ「少し風がきついかな?」という程度でした。
西浦駅に着きホテルの送迎用の車に乗ってホテルに着いた時もやはり「少し風がきついかな?」という程度でした。
しかし、ホテルにチェックインしてお部屋に案内される頃、風も雨も激しくなりました。
普段なら窓の外から三河湾が一望出来て素晴らしい眺めなのだそうですが、横殴りの雨が窓に叩きつけられて何も見えない。
何だかホテル全体が風でぎしぎしと揺れているような気がする。
雨が窓に叩きつけられる音が激しい。風が凄まじい音をあげている。
寝ることが出来るのか? この状態で? どきどき。
お部屋のTVで台風情報をチェックすると台風は愛知県を直撃するコースで進んでいるらしい。
でだ。台風の猛威の為か我々が泊ったお部屋で雨漏りが始まった。
ホテルの人と相談して食事と寝る場所は別のお部屋となったが、雨漏りという事態に「まぢっすか?」と私と友人達の4人は一気にテンションが下がる。
そして「露天風呂は入浴を御遠慮いただきたい&出来ればお部屋の中でお過ごしいただきたい」との旨をホテルの人にお願いされる。
台風が接近しているのだ。仕方が無い。が、私と友人達の4人はさらにテンションが下がる。
しかし、友人のお子様2人は台風の接近など知ったことかとはしゃいで暴れる暴れる。君達、少しは落ち着き給えよ。
お風呂(内風呂)に入ってその後御飯をいただけばお子様達も少しは落ち着くか? と思ったがお子様達はさらにヒートアップする。
元気だなぁ。お子様は。
旅行だもんね。はしゃがないとね。お子様だもんね。
でも君達、少しは落ち着き給えよ。
外では雨と風が唸り声のような音をたてている。
中ではお子様達が暴れ騒ぐ。
友人達はTVの台風情報にくぎづけ状態。
温泉地に赴く醍醐味は浮世の憂さを忘れのんびりまったりするところにあるはずだ。
しかし、もはやのんびりまったりするどころではない。
確かに台風が接近していると分かっていて旅行を強行した我らが悪かった。
「台風、逸れるんじゃね?」と状況を甘く見ていた。
泊まったホテルは台風接近でお客のキャンセルが相次ぎ、宿泊客は我ら一行以外は一組だけだったそうだ。
宿泊をキャンセルしたお客様。あなたたちが正解だ。
台風が接近しているのに旅行を強行した我らが莫迦であった。
ぐったりする大人4名。
浮かれて騒ぐ子供2名。
そして友人のお子様達の遊びの相手は何故か私の役目となってしまった。
テンションMAXのお子様達を相手に延々とトランプで遊ぶ。気力体力を振り絞る。
温泉地に赴く醍醐味は浮世の憂さを忘れのんびりまったりするところにあるはずだ。orz。
外では雨と風が唸り声のような音をたてている。中ではお子様達がテンションMAXで私を相手に暴れ騒ぎながらトランプに興じる。
この状況下でのんびりまったりするどころではない。orz。
内憂外患。
私のような路傍に転がる石っころの如き無価値な人間が昼間から回らない寿司を食べ尚且つお酒をいただき尚且つ温泉を堪能しようとしたことに神様仏様が「分を知れ!」と天罰・仏罰を下されたのだろうか?
神様仏様に怯えながら、テンションMAXのお子様達に対抗すべくなけなしのテンションを無理矢理上げてお子様達のトランプ勝負のお相手をした。
多分、寝れない。寝かせてもらえない。orz。
こうして旅行の初日の夜は過ぎていった。
すみません。まだ続きます。
この記事の続きはまた後ほどの記事にて。