狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

怪物と闘う者は、その過程で自らも怪物にならないよう、気をつけなければならない。長い間深淵を覗き込む時、その深淵もじっとこちらを見つめているのだ。

2020年01月20日 16時20分27秒 | その他の日記
 以下の記事は、ニューズウィーク日本版の崔碩栄氏の『韓国・文在寅政権──モンスターになってしまったモンスターハンターたち』と題した記事の転載であります。



 『韓国・文在寅政権──モンスターになってしまったモンスターハンターたち』

 <韓国で大学の掲示板に文在寅大統領を批判する内容の壁新聞を貼り出したところ、「建造物侵入罪」で起訴され問題となっている ......>
 最近、韓国である大学生が起訴された、起訴容疑は「建造物侵入罪」。
 学生は大学内に入り掲示板に文在寅大統領を批判、風刺する内容の壁新聞を貼り出したのだが警察がこれを私的な空間への無断侵入として送検、検察もこれを認め起訴に至ったのである。

 この事件は韓国内でも話題となった。
 表現の自由を弾圧するものではないかという批判、そして普段大学のキャンパスは近隣住民にも開放されている空間で、学生が壁新聞を貼った日も誰もが自由に出入りできる状況だったのにそれを起訴するのはやり過ぎだという声が上がったからだ。
 これに対し警察は「大学からの捜査依頼があったためだ。大学側の意志に反し入ったのであれば侵入罪が成立する」と反論したが、程なくこの警察の説明が嘘であったことが判明した。
 大学側が「捜査を依頼したり、告訴したりした事実はない」と明確に否定したためだ。

 政権への「忖度」が働いていたのかどうかは分からないが、警察は何としてもこの学生を起訴したかったのだろう。
 だからこそ、壁新聞を直接問題視して捕まえれば「表現の自由」を抑圧するという批判が起こることを見越して「建造物侵入」という別件捜査によって送検したのだ。
 だが結果として、大学側の否定により、強引な捜査だったということが明るみにで、恥をかくことになった。

 軍事政権でさえ弾圧しなかった大学の掲示板
 
 壁新聞は韓国語で「大字報(デジャボ)」という。
 自身の意見や、伝えたい情報を、自らの手で書き、壁に貼り付けるのが「大字報」だ。
 韓国社会において「大字報」は特別な意味を持つ。
 70年代から80年代まで、韓国の軍事政権はマスコミの報道を検閲し、ときには弾圧してきた。
 政権、国家に対し批判的、否定的な報道は認められず、記者やジャーナリストたちは監視下に置かれた。
 酷いときには記者が暴行されることもあった。
 その時代の韓国に表現の自由はなかったのだ。
 そんな韓国において唯一表現の自由が保障されていた空間が大学キャンパス内の掲示板であり、ここに掲示する「大字報」だった。
 テレビや新聞が伝えることのできない政府への批判意見や異論を学生たちは大字報を通じて自由に表明し、ときに多くの人々の溜飲が下がるような名文が生まれることもあった。
 中には検証されていないような情報やデマが出回るというマイナス面があったことも事実であるが、それでも大字報が韓国の民主化運動において重要な役割を果たしたことは疑いようがない。
 政府へ批判的な報道や意見は厳しく弾圧していた軍事政権だが、大学構内という限定された空間で発表される大字報にまでは干渉しなかった。

 軍事独裁政権を倒したと自負する現政権の主流が......
 
 軍事政権でさえ弾圧しなかった大字報に関する今回の起訴は、その意味においても韓国社会にとって衝撃的だった。
 ことに今、文在寅政権の主軸を担っているのは他でもない、軍事政権下に於いて大字報を書き、貼り出すなど、広く活用してきた人々だ。
 文在寅大統領自身も学生時代民主化を要求するデモに参加し逮捕された経験があり、大統領秘書室の人員や長官等の多くが、学生時代には大字報という土台の上で民主化運動を行ってきたのだ。

 現政権の主流勢力は言論の自由を誰よりも渇望し、それを弾圧する政権、そして軍警を「民衆の敵」と定め、彼らに対し怯むことなく石や火炎瓶を投げつけていた世代だ。
 そんな彼らが実際に政権の座についてみると、今度は自分たちを批判する人たちを逮捕、言論を弾圧し始めたのだ。
 それも、軍事政権ですら触れなかった大字報弾圧という形で。
 彼らが青春の全てをささげ渇望していた「民主主義」の結果がこれだというのだろうか?
 彼らは「政権奪取」という私的な欲望を「民主化運動」と呼んでいたのではないだろうか。
 軍事独裁政権というモンスターを倒し、韓国社会と民衆を救ったと強く自負している勇士たちが現政権の主流を占めている人々だ。
 文在寅政権の任期が半分ほど過ぎた今、勇士たちは鏡の前で見つめている自分の姿がいつの間にかモンスターに似てきていることに気付いているのだろうか。

                                転載終わり。


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凡人にも偉大な可能性が備わっているものだ。民主主義はそのような強い信念のもとに成り立つ。

2020年01月20日 11時47分48秒 | その他の日記
 以下の文は、遠藤誉氏の『敗れたのは習近平――台湾総統・蔡英文圧勝』と題した記事の転載であります。


 『敗れたのは習近平――台湾総統・蔡英文圧勝』


 台湾の総統選で、北京に抵抗する蔡英文現総統が圧勝した。
 敗れたのは親中派の国民党対立候補ではなく習近平国家主席だ。
 台湾の大手IT関連企業も大陸を撤退して台湾回帰し、東アジアの地殻変動を起こしている。 

◆習近平の連敗!

 習近平国家主席が香港政府に逃亡犯条例改正案などを提出させたために、香港デモが大規模化し、そのお陰で台湾民進党の蔡英文総統にはかつてない追い風が吹くこととなった。 
 台湾では1月11日、総統選挙が行われ、現職の与党・民進党の蔡英文総統が、台湾の選挙史上最多となる817万票を獲得して再選された。
 これまでにない圧勝だ。 
 同時に行われた議会選である立法院委員の選挙も民進党が過半数を維持した。
 台湾では地元に戻って投票することが要求されているので、世界中にいる台湾人が一斉に帰京する様は、まるで「民主に向かって民が集まった」ようで、圧巻だった。
 投票率はなんと、74.9%。
 ここまで「民主」が求められ、「民主」のために国民が一丸となって力を発揮した例も少ないだろう。 
 これは親中派の台湾野党・国民党候補者が敗れたのではなく、習近平が敗北したのだと結論付けていい。 
 つまり「自由と民主」が「中国共産党による一党独裁政権」に勝利したのだ。 
 チャイナ・マネーをどんなにばらまこうとも、台湾国民は「金ではなく尊厳を選んだ」のである。 
 このような輝かしい勝利があるだろうか。
 稀に見る快挙だ。 
 昨年11月27日付のコラム<香港民主派圧勝、北京惨敗、そして日本は?>に書いたように、11月24日に行われた香港の区議選でも民主派が圧勝した。 
 これも習近平の惨敗と言っていい。 
 あれから2ヵ月も経ってない内に、習近平は連敗をしたことになる。 

◆米台の連携

 さて、この快挙を成し遂げた台湾には、今後どのような国際情勢が待ち受けているだろうか。
 北京が台湾にさらなる厳しい措置を打ってくるだろうことは予想できるとしても、現状はそんなに単純なものではなく、日本にもストレートに影響してくると思われるので、以下に多少の分析を試みたい。 
 米台の連携に関しては今年1月9日付のコラム<台湾総統選「窮地に立つ習近平」に「温かな手」を差し伸べる安倍首相>で見たように、台湾の立法院(国会)は、昨年12月31日、北京から政治的影響が及ぶのを阻止する「反浸透法案」を可決した。
  北京政府はアメリカや日本など、ほぼすべての国に対して、中国に有利なように思想を傾かせるためのプロパガンダに全力を投じているが、台湾はその最前線にあり、「反浸透法案」は北京による激しい政治工作(台湾の政治家への不法献金やメディア買収、ニセ情報流布など)に対抗するためのものだ。 
 注目すべきはトランプ大統領が同時(アメリカ時間12月30日)に、「2020国防権限法案」に署名し、同法が成立したことである。
 同法は今後、アメリカの国家情報機関に対して、「台湾が中国の動きを見極め、(中国の干渉を)食い止めるのを支援し、自由で公正な選挙を行えるようにアメリカの情報機関が努力したことを米議会の関連委員会に報告する義務」を要求している。  
 つまり、アメリカの「国防権限法」と台湾議会の「反浸透法」はペアで動いていたのである。  
 同法にはほかにも、「アメリカは台湾とのサイバー・セキュリティー分野における連携強化」、「台湾との安全保障分野における交流強化や合同軍事演習の実施」、「台湾の防衛能力確保(武器支援)」などが盛り込まれている。
 また同法は「台湾旅行法に基づいた米台高官の交流促進」や「米軍艦による定期的な台湾海峡の通過を続行する」ことも強く要求している。 
 米台が緊密に連携し合って北京政府に対抗する米台協力体制を構築していることが見えてくる。 
 特にサイバー攻撃に関しては北京が台湾を隠れ蓑のような中継点としてアメリカに攻撃をかけている事実があるからだ。 
 だからアメリカは北京に対抗して台湾の利益を守ることはアメリカを守ることだとみなしている。
 
◆台湾回帰する大陸の台湾大手企業

 一方、米中貿易戦争のあおりを受けて、中国大陸で製造した他国の製品にも、アメリカにより高関税がかけられる。
 そこで中国大陸に進出している多くの他国の企業が中国大陸から撤退して第三国に生産拠点を移動させ始めているが、中でも台湾の大手企業が台湾に引き揚げる動きを加速させていることが注目される。 
 台湾政府の経済部投資台湾事務所が2019年11月28日に発表したデータによれば、既に156社の台湾企業が大陸から台湾に引き揚げており、台湾への新しい投資総額は7034億ニュー台湾ドル(約2.58兆円)で、56,759の職位を台湾に提供することができるという。 
 これに対して北京政府は台湾企業を撤退させまいとしてさまざまな妨害を試みている。
 たとえば台湾が大陸で最も多く投資している地域は蘇州で、 蘇州の台湾企業の数は11000社に達し、蘇州の外資の3分の2は台湾資本だが、中国政府は台湾企業が大陸から撤退できないように、台湾企業が使用している蘇州工場の不動産などは、最低3年あるいは5年は売却することができないなどの法令を出して規制しようとしている。 
 しかし、そのような規制を受けても、大陸に進出した台湾企業の台湾回帰の勢いを止めることはもう出来ない。 
 習近平が2019年1月に台湾にも「一国二制度」を適用すると宣言すると、蔡英文政権は直ちに「台湾回帰政策」を打ち出し、台湾での投資に必要となる土地や人材などの斡旋や低利融資などを断行し始めた。
 また半導体や電子機器製造において世界に冠たる大企業を多く持つ台湾は、台湾を「デジタル・アイランド」として「台湾とアメリカのシリコンバレー」をつなごうと、ハイテク面においても米台連携を強めている。 
 台湾企業は域外生産の4分の3をアメリカなどの第三国に販売しているため、米中貿易摩擦が盛んになればなるほど台湾回帰を加速させ、巨大なIT大国に再成長していく可能性を大きくしていく。 
 たとえば世界最大のハイテク製品受託生産企業で、日本のシャープを買収した鴻海(ホンハイ)精密工業(工場の一部移転)、水晶デバイスで世界トップを走る台湾晶技(TXC)、リニアガイドウェイなどで世界に名を馳せている上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)、世界液晶パネルの雄である友達光電(AUオプトロニクス)や群創光電(イノラックス。フォックスコングループ)…などがその戦列に並んでいる。 
 人材には少々難点がある。
 中国大陸は長いこと世界の組み立て工場として多くの熟練工を育ててきたが、台湾が担ってきたのは頭脳と資金部分だ。
 台湾に回帰すれば、労働集約型の経済構造が要求する膨大な数の熟練工を必要とするが、しかし台湾全体をAIを強化したスマート・シティとして構築していくアイディアもあり、台湾企業の力を以て当たれば解決するにちがいない。 
 ここでもアメリカは台湾をAI大国としてバックアップしようとしている。 
 すべて北京(中国大陸)と対抗することが目的だ。 

◆東アジアに「民主」の地殻変動

 蔡英文政権の中枢には、かつて「ひまわり運動」で活躍した若者陣営も入っている。
 若さとエネルギーと確固たる理念が違う。
 北京を撥ねつける覚悟が出来ているのだ。 
 アメリカが北京政府に圧力をかければかけるほど、台湾巨大企業の台湾回帰の波は止まらず、若いエネルギーがそれを吸収していくだろう。 
 香港と違って台湾はまだ北京政府の構築の中には組み込まれていない。
 「独立した民主主義国家」を形成している。 
 香港デモにより思わぬ力を甦らせている台湾。 
 時代は変わった。
 今まさに変わりつつある。 
 香港の「時代革命」が台湾を甦らせている。 
 アジアのこの一角に「民主」へのエネルギーの塊がある。 
 トランプが「台北法案」に署名すれば、中華人民共和国が「中国」の唯一の代表として国連に加盟したあの屈辱を晴らし、もしかしたら台湾が「中華民国」として独立して国連に加盟する日が来るかもしれない。 
 これこそは東アジア最大の地殻変動ではないか。 
 これが実現すれば香港の「自由と民主」への渇望も夢ではなくなるかもしれない。 
 そしてそこには中国大陸と違って、アメリカと対立しない、安全な経済発展を保証する可能性が広がっている。 

◆日本はどちらを選択するのか

 東アジアは今、その分岐点にある。 
 それを左右するのは「日本の選択」だ。 
 日本は民主主義国家を選ぶのか中国共産党による独裁国家を選ぶのか。いまその分岐点にいる。 
 日本が「自由と民主」を選べば日本国民の尊厳は保たれる。それこそが真の「アジアの平和」なのではないだろうか。 
 安倍首相はしかし、この輝かしい「民主」を選択せずに、独裁国家の頂点に立つ習近平を国賓として迎えようとしている。
 それが今、どれほど愚かな選択であるかを熟考してほしい。 
 安倍首相は昨年末、日中首脳会談を行って「日中にはアジアの平和を守る責任がある」と習近平に誓いを立てたようだ。
 これは即ち、「一つの中国」を守り、「絶対に台湾の独立は認めません」と誓っているのと同じである。 
 「民主」の息吹を見殺しにしようとしているのに等しい。 
 トランプ大統領は今年の大統領選を勝ち抜くために米中貿易に関して一時的合意に踏み切っているものの、アメリカは中国のハイテクがアメリカを超えることを絶対に許さないので、米中覇権競争は激しくなりこそすれ弱まることはない。
 中国もハイテク国家戦略「中国製造2025」に関して絶対に手を緩めない。
 したがって台湾回帰の傾向は続く。 
 これは実は日本企業の発想の転換を摘み取り(すなわち視野を狭くさせ)、長い目で見れば、日本経済の発展の可能性をも摘み取っていくであろう危険性さえ秘めている。 
 日本はこうして世界を俯瞰する目の欠如のために、常に長期的外交戦略を間違えるのである。 
 1992年の天皇陛下訪中によって崩壊寸前の中国経済を救い中国のこんにちの繁栄をもたらしたように、今もまた短絡的な目先の利益を求めて習近平を国賓として迎え、必死で生き抜こうとしている台湾の「民主」にダメージを与え、中国がアメリカを超える手段に手を貸そうとしている。 
 安倍政権には目を覚ましてほしいと、ひたすら望むばかりだ。

                                転載終わり。



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夜がきた。全ての愛する者の歌は今漸く目覚める。私の魂もまた愛する者の歌である。

2020年01月19日 23時38分17秒 | VSの日記
 本日1月19日は、平治の乱が始まった日で、江戸薩摩藩邸の焼討事件が起こった日で、日本天文学会が発足した日で、極東国際軍事裁判所条例が制定された日で、改定日米安全保障条約が調印された日で、警視庁機動隊が東大安田講堂に篭城していた全学共闘会議の封鎖を解除した日で、東京ローズことアイバ戸栗ダキノがフォード米大統領の特赦によりアメリカ国籍を回復した日で、登山家の田部井淳子が南極大陸最高峰ヴィンソン・マシフ登頂に成功し女性で初めて世界六大陸の最高峰を征服した日で、ロシアがチェチェン共和国の首都グロズヌイの大統領府を占拠した日で、奈良県明日香村で日本最古の貨幣の可能性がある富本銭が発掘された日で、日本航空と子会社2社が戦後最大の経営破綻で会社更生法を申請した日です。

 本日の倉敷は晴れたり曇ったりしていましたよ。
 最高気温は十度。最低気温は零度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。



 本日1月19日は、「カラオケの日」だそうです。
 私は音痴なので歌いません。歌えません。
 諸々の人間関係から歌わなければならない時は歌いますが、私の歌唱力はジャイアンクラスの破壊力をもっているので一度歌えば二度とお声がかかりません。
 誰かが歌っているのを聴くのは好きです。
 歌が上手い人は心から尊敬してしまいます。


 著名人で本日お誕生日のお方はジャニス・ジョプリンや松任谷由実や宇多田ヒカルなど。
 おめでとうございます。


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『本所深川ふしぎ草紙』/宮部みゆき

2020年01月19日 21時16分33秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、宮部みゆきの小説『本所深川ふしぎ草紙』を読み返していました。
 江戸の本所深川を舞台にした時代小説で人情話でミステリー。
 本所深川の七不思議を題材にしている七つの短編集です。
 人の闇を描きつつしんみりとさせる人情話となっております。
 面白いですよ。
 お勧めであります。

 
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生けるとき死を知らず死するとき生を知らず来るとき去るを知らず去るとき来るを知らず。壊ると壊れざると吾れ何ぞ心を容れんや。

2020年01月19日 14時54分27秒 | その他の日記
 破局的噴火とは、マグマ溜まりのマグマが急に減圧されてマグマが発泡し大量のガスを噴出させ、マグマ溜まり自体が爆発して地殻表層部を吹き飛ばす大噴火のことです。
 火砕流が360度の方向で流走します。その前に超高温の熱風が360度の方向で高速で流れていきます。
 加久藤カルデラが約30万年ぶりの超巨大噴火を起こした場合、約一日で九州全域は全滅します。
 数日で中国地方や四国地方も人が住めなくなります。
 一週間で関西全域も猛毒の火山灰の堆積で人が住めなくなります。
 一か月で関東も一部を除いて人が生存できない地域となります。
 最終的には日本では東北の一部と北海道しか人が生存できなくなります。

 九州で過去最大級の破局的噴火が起これば北海道でさえ火山灰が到達します。
 そうなれば北海道でさえ都市部は都市機能を失うでしょう。

 このような大災害の場合は防御は不可能です。
 日本はほぼ壊滅状態に陥り日本人のほとんどは死ぬことになります。
 巨大隕石が直撃することを心配するのと同じです。
 このような大規模災害を心配していては地球上で住む場所はなくなります。

 原子力発電所は停止した状態のままならば危険度は低下しているとは言えません。
 危険度を0としたいのならば廃炉まで持っていかなければならないのです。
 福島第一原発は地震では壊れていません。
 津波でも壊れてはいません。
 津波によって外部電源が破壊されたことで事故が起きたのです。
 そして最も被害の大きかった原子炉は事故当時は停止状態にありました。
 伊方原発3号機の運転差し止めを訴えて裁判を起こした人達は、そのことを理解していません。
 東京電力福島第1原発事故の原因を裁判を起こした人達は理解していません。或いは忘れています。
 停止状態にあった原子炉が最も被害の大きかったことを理解していません。

 反原発であるというのは構いませんが、やり方を完全に間違えています。
 原子炉を停止状態にしただけならば意味はないのです。
 そして数万年に一度の確率の出来事で尚且つ防御不能で日本人自体が全滅する可能性のある超巨大災害に対して備えよ、と主張するのはあまりにも暴論過ぎます。
 もし電力会社が「ではそのような超巨大災害に対しても鉄壁の防御ができるようにするから金を出せ」と言い出したらどうします?
 その場合は膨大なお金を要求されることになりますよ?
 「数万年に一度の確率の出来事で尚且つ防御不能で日本人自体が全滅する可能性のある超巨大災害に対しても鉄壁の防御ができるような電力送電システムを構築しなければならないから、お金を出せ」と電力会社が言い出したらどうします?
 その時は知らん顔ですか? 
 しかもそのような災害が起こった場合は、原子力発電所が無事でも少なくとも西日本は全滅していますよ? 日本全体でもほぼ壊滅状態ですよ? 
 優先順位が違うのでは?



 そんないちゃもんつけのようなやり方をしなくても、日本の社会から原発を無くそうとする方法論はあるはずです。
 エネルギー政策を根本から見直し、その上での方法論を模索すべきです。
 少なくとも東京電力福島第1原発事故の原因をしっかりと理解してください。
 そして東京電力福島第一原発事故で民間人に被爆で健康を害した人はいません。
 しかし風評被害で多くの人が犠牲になっています。
 そのことを踏まえた上で論を構築してください。
 お願いします。


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いやなことばかりではないさ。さぁ次の扉をノックしよう。

2020年01月18日 21時37分32秒 | その他の日記
 本日1月18日は、ランカスター家のイングランド王ヘンリー7世がヨーク家のエリザベスと結婚して薔薇戦争で対立していたランカスター家とヨーク家を統一した日で、大坂冬の陣で和議が成立した日で、幸徳事件で幸徳秋水ら24名に死刑・2名に有期刑の判決が下された日で、日本が対華21ヶ条要求を発した日で、第一次世界大戦後処理のパリ講和会議が始まった日で、ワルシャワ・ゲットーでユダヤ人のドイツ軍に対する最初の武装反乱が発生した日で、レニングラードのドイツ軍の包囲をソ連軍が解除してレニングラード包囲戦が終結した日で、名古屋の雑貨商・熊沢寛道が南朝方の子孫だと名乗りを上げた日で、全官公庁労組拡大共闘委員会が2月1日午前零時から無期限ストに突入すると宣言した日で、韓国の李承晩大統領が李承晩ラインを勝手に宣言した日で(ラインが廃止されるまでの13年間に韓国による日本人抑留者は3929人。拿捕された船舶数は328隻。韓国軍の銃撃による日本人の死傷者は44人(内5名が死亡)。抑留者は6畳ほどの板の間に30人も押し込まれ僅かな食料と30人がおけ1杯の水で1日を過ごさなければならないなどの劣悪な抑留生活を強いられた。共産主義者だとわかると抑留期間も数年間におよんだ)、東大・安田講堂を占拠した学生を排除するため警視庁機動隊が出動した日で、東大紛争を支援するとして神田駿河台近辺の大学生らが明大通り一帯をバリケード封鎖した日です。

 本日の倉敷は晴れでありましたよ。
 最高気温は十二度。最低気温は四度でありました。
 明日は予報では倉敷は曇りとなっております。




 大学受験生のお方は今日・明日は大学入試センター試験ですね。
 頑張って落ち着いて実力を出し切って下さい。
 今日はさらっと復習する程度にして早く寝て体力と気力の回復に努めたほうがよいです。

 自己採点は2日目の試験が終わってからが鉄則です。
 私の友人は初日に自己採点をしてショックで2日目はボロボロになっていました。
 危険な行為なので我慢して全日程が終了してからにしてください。
 
 大学入試で人生が決まるわけではありませんが上手くいけば可能性は広がります。
 お気張りくださいませ。

 受験生の皆様の健闘を祈ります。


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『續々 さすらいエマノン』/鶴田謙二×梶尾真治

2020年01月18日 21時25分52秒 | 漫画・ゲームに関する日記

 昨日の夜は、鶴田謙二の漫画『續々 さすらいエマノン』を読み返していました。
 梶尾真治のエマノンシリーズを漫画化した作品で『おもいでエマノン』と『さすらいエマノン』と『續 さすらいエマノン』に続く巻です。

 エマノンは地球に生命が誕生してからの記憶を全て持っている。
 そして母親から娘へ記憶の全てを引き継いでいく。
 彼女は代々世界中のあらゆる処を旅していて……。


 漫画版は『さすらいエマノン』からは原作の小説のお話を時系列順に再構成されています。

 梶尾真治が文章で表現しようとしたことを鶴田謙二は見事に絵で漫画で表現しています。
 情報量の多い絵であります。

 面白いですよ。
 楽しめました。


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高慢な人は常に心の底では卑劣である。 

2020年01月18日 21時01分26秒 | その他の日記
 以下の文は、文春オンラインの『「女性との間に『温かなもの』があった」“性暴力”広河隆一氏、「報告書」の身勝手な主張』と題した記事の転載であります。



 「女性との間に『温かなもの』があった」“性暴力”広河隆一氏、「報告書」の身勝手な主張


 「週刊文春」( 2019年1月3・10日号 、 2月7日号 )の記事で明らかになった、フォトジャーナリスト広河隆一氏(76)による、セックスの強要や裸の撮影などの性暴力・セクハラ。
 実情を調べていた検証委員会は昨年末、「報道された内容は事実であると確認した」とする 報告書 を公表した。
 涙を流す被害者たちから話を聞き、上記記事を書いた私にとっては、当然の結論だ。
 報告書は、文春報道で触れなかったセクハラやパワハラ、会社関係者の責任にも言及した。
 当初、 広河氏や会社に厳しい記述は期待できなかった だけに、踏み込んだ内容になったのは率直に評価したいと思う。

 報告書には、広河氏が検証委の聴き取りで語ったとされる言葉が散りばめられている。
 グロテスクな思考と感覚の開陳にあきれるばかりだが、その中に、この問題を取材してきた者として看過できないものがあったので、指摘しておきたい。
  「悪質な代償型セクハラである」
 
 その前に、検証報告書の要点を紹介しておこう。
 検証は、広河氏が発行していた月刊誌「DAYS JAPAN」の発行元(株式会社デイズジャパン)が設置した、外部の有識者3人による検証委が進めた。
 「DAYS JAPAN」や広河氏と関わりのあった45人にヒアリングを実施。
 その結果、広河氏は「DAYS JAPAN」を発行していた2004~2017年に、少なくとも以下の加害行為をしたと認定した。

 性交の強要 ―― 3人
 性交には至らない性的身体的接触 ―― 2人
 裸の写真の撮影 ―― 4人
 言葉によるセクハラ(性的関係に誘うなど) ―― 7人
 環境型セクハラ(アダルトビデオを見える場所に置く) ―― 1人
 (複数種類の被害を受けていた女性は、被害ごとにカウントされている)

 これを踏まえ、広河氏の行為は「著名なフォトジャーナリストとしての肩書きを濫用し、女性たちから自身への尊敬の念に乗じ、権力性を背景に重ねた、悪質な代償型セクハラである」と断じた。
 明快な「有罪判決」である。

 この検証結果を受け、被害女性の1人が今月、デイズジャパンに慰謝料など400万円の損害賠償を請求した。
 「これだけの事件を起こしながら、会社が何の責任も取らずに終わったという前例を作りたくないんです」と女性は話す。
 デイズジャパンはどう応じるのか。

 問い合わせると、「個別の事案に応じて誠実に対応してまいります」という形式的な回答が、代表清算人・川島進氏(元DAYS JAPANアートディレクター)、竹内彰志氏、河﨑健一郎氏(ともに弁護士)の連名で返ってきた。


  女性たちとの間に「温かなもの」などあったはずがない
 
 本題に入りたい。
 113ページに及ぶ報告書を読んでいると、広河氏の言い分に、たびたび目が点になった。
 とりわけ私が引っかかったのは、次の認識だ。
 「男女がたとえ、地位や力の世界であっても、すべてがセクハラが絡む関係とならないはずだ。セクハラという言葉で関係が語られたその瞬間に、それまでの男女の心の中に育ったはずの温かなものは、一切なかったように女たちは語り始める。あの時期はそれほどひどいものだったのか、あの時語り合ったことは、そんなに色あせたものだったのか、男たちは愕然とする。そして残ったのは加害と被害だけなんてひどすぎる、と考える」(検証報告書41ページ)
 広河氏がここで言う「温かなもの」とは、いったい何なのか。

 本人に確かめようと、電話をしメールを送ったが、応答しなかった。
 検証委に尋ねると、広河氏は聴き取りの際、具体的なことは言わなかったという。
 おそらく広河氏は、女性たちとの間には「温かなもの」があったのだから、セックスはその延長線上の、恋人同士の行為だったとでも言いたいのだろう。
 だが、広河氏と被害女性との間に「温かなもの」などあったはずがない。
 そして、この救い難いほど身勝手な広河氏の認識が、彼の性暴力の根源にあったと私は思う。
 
  「口説き」ではなく、実質的に「わな」だった
 
 私が話を聞いた被害女性たちの中で、温かい雰囲気の中で広河氏とセックスをしたと振り返った人は1人もいなかった。
 ある人は、広河氏に強く叱責された直後にホテルに連れて行かれ、「許してほしいなら、こうしてわかりあうのが一番だ」と言われた。
 別の人は「僕のアシスタントになるなら一心同体にならないといけない」と条件提示をされた。
 また別の人は「取材先の男性たちとセックスするか、それとも僕と一つになるか」と恐怖の二者択一を迫られた。
 もし広河氏が言うように、女性たちの間に「温かなもの」が育っていたなら、こうした卑劣な方法でセックスを要求する必要などなかったはずだ。
 潔く誘えばよかった。
 しかし、現実には「温かなもの」など存在せず、正面切って誘うとセックスできないと思ったから、広河氏は女性を追い込むことで、欲望を満たしたのではないか。
 女性たちにとって広河氏は、指導者であり、雇い主であり、編集長という権力者だった。
 ノーと言えば、疎まれる、仕事がしにくくなる、将来への展望が閉ざされるなどの不利益をもたらすことが、容易に想像できる相手だった。
 実際、検証報告書には、広河氏が「女性を性的に誘い、それを断られたら、退職に追い込むような態度をとっていた」という証言が出ている。
 広河氏は強者対弱者の力関係の中で、自分とのセックスを受け入れるよう女性たちに詰め寄った。それは「口説き」ではなく、実質的に「わな」だった。
 これを卑劣と言わず、なんと呼ぶべきか。

  被害女性に謝罪することを拒んだ広河氏
 
 そんなふうに女性たちに迫った記憶はない、と広河氏は言うだろう。
 事実、11回応じたという検証委の聴き取りに対し、広河氏は次のように言って、被害女性に謝罪することを拒んだという。
 「思い出せないのに、事実と認めて謝るというのは、謝罪を受けた人にとっても謝る人にとっても許されることではないと思う」
 「相手に会って顔を見て話したら多くのことを思い出せるかもしれないが、それもできないならどうしたらいいのか」
 「嫌な思い、素敵な思いをした人にとっては大事な記憶として残るかもしれないが、嫌な思いをさせたことがないと信じている自分にとっては、記憶にとどめる理由がなかったのかもしれない」
 これも広河氏の恐ろしい内奥をのぞかせる説明だ。
 広河氏は、性行為の強要を「記憶にとどめる理由」のないことだったと言っているに等しい。
 女性たちにとって忘れたくても忘れられない恐怖と混乱と屈辱の体験は、広河氏にとっては何ら印象に残らない、自然な行動だったというのだ。
 一方で、女性との間に「温かなもの」があったことはちゃんと覚えていると、広河氏は訴える。
 この落差に唖然とする。

  なぜ女性たちは広河氏にやさしい言葉をかけたのか
 
 広河氏に性行為を強要された女性たちには、人としての尊厳を踏みにじられた後も、広河氏に一見やさしい言葉をかけた人がいる。
 ある女性は、風邪をひいた広河氏に「お大事になさって下さい」などとメールを送ったという。
 別の女性も、広河氏の健康を気遣うメールを送信したことがあった。
 広河氏は、これらの声がけを「温かなもの」に含めているのかもしれない。
 だとすれば、広河氏は大きく間違っている。
 女性たちはメールを送った目的を、次のように私に説明した。
 「(広河氏を)爆発させたくなかった。少しでも上機嫌に事務所に来させるための布石だった」
 「再び性的な暴力を受けるのが怖くて、社交辞令を言って様子を探っていた」
  彼女たちにとっては、温かな要素などみじんもなかった。
 心の中は最初から完全に冷え切っていたのだ。

  被害者が加害者に迎合したような行動を取る理由
 
 表面的には矛盾しているように見える女性たちの言動は、性暴力の被害者には珍しいものではない。
 「性犯罪の被害者心理への理解を広げるための全国調査」(NPO法人日本フェミニストカウンセリング学会、2019年)では、性被害に遭った後に、加害者に好意を寄せていると取られかねないメールや手紙を送った次のような事例が、20件近く報告されている。
 「加害者の感情を逆なですると私の職場環境が悪化すると考え、メールで相手をなだめるようにしていった」
 「加害者の考えを先取りして、メールし、歓心を買おうとするまでになっていた。喜ぶとほっとして、『これ以上悪いことは起きないだろう』という安心が得られた」
 メールにとどまらず、マフラーや眼鏡などを加害者に贈っていたケースも、10件以上報告されている。
 加害者の妻に「浮気」を感づかせ、加害行為をやめさせることなどが目的だった。
 こうした言動は日本人に限ったことではない。
 例えば、#MeTooのきっかけとなった米ハリウッド映画界の大物プロデューサー、ハービー・ワインスティーン被告の性暴力でも、被害女優たちが同被告に "I love you" といったメールを送っていた。
 被害者はさらなる被害を避けるため、加害者に「自分に気がある」と勘違いを起こさせることもする。
 それを「温かなもの」と受け止め、さらに大胆になる加害者もいるだろう。
 広河氏はその1人だったのではないか。

 日本フェミニストカウンセリング学会は、調査報告書でこう訴える。
  「被害者は相手を怒らせないようにと加害者に迎合したような行動を取ることが少なくないが、その必死の思いや混乱した心理状態からとられた対処行動がなかなか理解してもらえない」

  報告書が示す広河氏の人間性
 
 先ほど引用した広河氏の言い分には、「男女がたとえ、地位や力の世界であっても、すべてがセクハラが絡む関係とならないはずだ」というくだりがある。
 その通りだろう。
 すべてがセクハラが絡む関係だったら、世の中大変なことになる。
 立場を利用して性的行為を迫らない。
 相手を抵抗しにくい状況に追い込まない。
 同意を大事にする。
 いやがることをしない。
 これらが守られれば、どんな立場にある者同士だろうと、性暴力もセクハラも絡まない関係がつくれると思う。
 しかし広河氏は、そのすべてが欠落していた。
 そのため、女性たちの尊厳を踏みにじり、深刻な傷を負わせ続けた。
 広河氏はパレスチナやチェルノブイリなどで、虐げられる側の痛みや悲しみをくみ取り、写真や文章で伝えてきたはずだった。
 その人権派ジャーナリストが、目の前にいた女性が不本意なセックスを迫られ、嫌な思いをしているのにまったく気づかなかったと、今回の報告書では主張している。
 そして、女性との間に「温かなもの」があったのは確かだが、強引に性行為に及んだことは記憶にないと言い張っている。
 ここまで都合のいい感覚と記憶をもつジャーナリストがしてきた仕事には、強い疑いの目が向けられるべきだろう。

                                転載終わり。



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合掌。

2020年01月17日 20時23分32秒 | その他の日記
 本日1月17日は、ローマ教皇グレゴリウス11世がアヴィニョンからローマに帰還してアヴィニョン捕囚が終了した日で、大内義弘が戦死して室町幕府方が勝利して応永の乱が終結した日で、日本初の木製活字本となる古文孝経が印刷された日で、ジェームズ・クックらがヨーロッパ人で初めて南極圏に到達した日で、湯島聖堂を昌平坂学問所と改称し幕府の直轄とした日で、板垣退助・後藤象二郎らが日本政府に民撰議院設立建白書を提出した日で、モードック戦争の最初の砦の戦いがあった日で、ハワイ王国でアメリカ人サンフォード・ドールらが王政の廃止を宣言して女王リリウオカラニを退位させカメハメハ王朝を倒しハワイ臨時政府を立ち上げた日で、ソ連赤軍がドイツ占領下のポーランドの首都ワルシャワを解放した日で、ドワイト・D・アイゼンハワー米大統領が退任演説の中で軍産複合体が国家に及ぼす影響力について警告した日で、佐世保市で原子力空母エンタープライズ寄港阻止の抗議で新左翼系全学連約800人がヘルメットと角材で武装して機動隊に向かって石を投げつけ角材を振り回して暴れた日で、死刑執行が停止されていたユタ州で「死刑にされる権利」を要求していたゲイリー・ギルモアが本人の希望どおり処刑された日で、ルーホッラー・ホメイニーがイスラム革命評議会臨時政府の樹立をパリで発表した日で、国際石油資本が日本への原油の供給量の削減を通告した日で、湾岸戦争が勃発した日で、貫一とお宮が別れた日です。

 本日の倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は十一度。最低気温は四度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れたり曇ったりするとなっております。



 本日1月17日は、京阪神地区でマグニチュード7.3の地震が発生した日です。
 合掌。


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『ANIARA アニアーラ』

2020年01月17日 15時52分41秒 | 映画・ドラマに関する日記

 昨日の夜は、映画『ANIARA アニアーラ』のDVDを観ていました。

 巨大宇宙旅客船アニアーラ号は、地球から火星へ移住を希望する8000人の乗客を乗せて火星へ向けて出発した。
 約二週間の航行で火星に到着するはずだった。
 しかし、アニアーラ号は不慮の事故によって燃料を失い、火星への軌道を外れて彷徨うことになってしまう。
 火星への軌道に戻ることも地球に引き返すこともできない。
 遥か彼方に飛ばされて歳月だけが過ぎていく中、希望を失い狂気へ落ちそうになった乗客達は……。

 監督は、ペラ・コーゲルマン、 ヒューゴ・リリャ。
 出演者は、エメリー・ヨンソン、アルビン・カナニアン、ビアンカ・クルゼイロ、イェニー・シルフベルヘルム、など。
 原作は、スウェーデンのノーベル文学賞受賞作家ハリー・マーティンソンの代表作「アニアーラ」だそうです。



 粗筋を読むと、「この危機をどのように脱するか?」というお話に思えますが、そうではないのです。
 諸行無常を表現しているのです。
 絶望の中で脱落していく人達と無理矢理に希望を生み出し縋るものを作り出してていく人達。
 しかし無理矢理に希望を生み出しても現実がその希望を潰していく……。圧倒的な絶望感。
 では、その現実を受け入れることができるかというと……。

 おそらくは原作のエッセンスを抽出してまとめる為に、端折った部分があるのだろうと思います。
 もう少しじっくり描いて欲しかったところが多々ありました。

 でも、面白かったですよ。
 楽しめました。


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虹を求めるなら雨に耐えなければならない。

2020年01月17日 11時59分59秒 | VSの日記
 ダイエットを行っています。

 今回はかつての脚力をかつての逃げ足の速さを取り戻すことが目的です。
 逃げ足の速さは常に確保しておかねばなりません。
 いつ何時何があるかは分からないのです。
 ま、どのような目的であれ駄肉は無駄です。
 削ぎ落とさねばなりません。

 順調に体重は落ち、徐々に筋力が付き、体も柔らかくなってきているのです。
 しかし、しかしだ。この段階にきてこの期に及んでだ。
 馬食したいという鯨飲したいという誘惑が私の中からふつふつと湧き上がってきているのです。
 嗚呼。何も考えずにただひたすら飲み食いしたい……。
 鯨の如くお酒を呑みたい……。
 甘いものを心ゆくまで貪りたい……。
 冬場に入って私の細胞どもが脂肪を溜め込もうと暴れているやうです。
 私、駄肉を削ぎ落とす作業をお空の彼方に綺麗な放物線でぶんっと投げてしまいそうになります。
 私の中に巣くう誘惑は強大で私はLv1でラスボスに挑んでいるような気分になってしまいます。
 しかし、しかしですよ。ここで挫けたら終わりです。
 ここを抜ければ今の食事量と運動量が習慣となり楽になるはずです。
 頑張って駄肉を更に削ぎ落として柔らかい筋力を付けて機動性を増していきたい。と思っているところなのでございます。



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仕事において何かを成し遂げようとする時は常に理想の姿を描くべきです。また、その理想を実現していくプロセスとして、「見えるまで考え抜く」ことが大切です。

2020年01月16日 23時36分49秒 | 職場に関する日記

 本日1月16日は、オクタウィアヌスがローマ帝国初代皇帝アウグストゥスとなった日で、イヴァン4世がモスクワの生神女就寝大聖堂でロシアで初めてツァーリとして戴冠式を行った日で、イングランド議会がローマカトリックを非合法化した日で、白瀬矗率いる日本の南極探険隊が南極大陸に到着した日で、酒の製造や販売などを禁じた禁酒法がアメリカ議会を通過した日で、アメリカ合衆国上院がアメリカ合衆国の国際連盟への加盟を否決した日で、日本の近衛文麿首相が「国民政府を対手とせず」の声明を出して日中戦争和平交渉の打ち切りを宣言した日で、新安保調印全権団の訪米に反対した全学連が羽田空港で警官隊と衝突した日で、博多駅構内で原子力空母エンタープライズ寄港阻止の全学連学生と警官隊が衝突した日で、チェコスロバキアの大学生ヤン・パラフがプラハのヴァーツラフ広場でワルシャワ条約機構軍の侵攻によるプラハの春圧殺に抗議して焼身自殺を図った日で、イラン皇帝モハンマド・レザー・パフラヴィーがエジプトに亡命した日で、学生デモなどの政治的責任をとって胡耀邦が中国共産党中央委員会総書記を辞任した日で、ハイパーインフレーション中のジンバブエで100兆ジンバブエ・ドル紙幣が発行された日で、アルジェリアのイナメナスで人質拘束事件が発生した日で、籔入りです。

 本日の倉敷は晴れでありましたよ。
 最高気温は九度。最低気温は零度でありました。
 明日は予報では倉敷は曇りとなっております。





 皆様、今晩は。
 お仕事で新たな任務が課せられて、「やべ~。わけ分からん」と呟き続けている狐でございます。
 大学時代に経済学部経済学科だったので簿記原論の単位は必須ではなく簿記原論の講義を避けていたのですが、きちんとお勉強しておけばよかった。orz。
 否。ソフトに数値の入力の仕方を頭に入れればよいだけ。簿記の知識は必要ない……。
 今迄の帳簿のつけ方をパソコンで行うだけなのだから、物凄い変化はないはず……。
 なのだけれども、根本的に何かが違う……。
 自分が理解するだけのものと、他者に正式に提出するもの。この違いは大きい。
 昨年の分のまとめに関してはもう間に合わない。
 今年からの分が私の管轄となる。
 でも、昨年の分をまとめることはお勉強になるので、今、頭を抱えながらゆるゆると行っている状態であります。
 お仕事頑張ります。


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『新九郎、奔る!』第3巻/ゆうきまさみ

2020年01月16日 20時53分13秒 | 漫画・ゲームに関する日記

 昨日の夜は、ゆうきまさみの漫画『新九郎、奔る!』の第3巻を読んでいました。

 伊勢備前守盛定の次男である千代丸は、守役の家から伯父である伊勢伊勢守貞親の邸宅で家族と共に暮らすことになった。
 伯父である貞親は室町幕府政所執事で現将軍の足利義政を幼い頃から養育してきたこともあり、幕府内で権勢を誇っていた。
 千代丸(後の伊勢新九郎=北条早雲)は、そこで幕府内の権力争いから文政の政変そして応仁の乱の始まりをみる……。

 応仁の乱が始まり、都のあちこちで火の手があがる。
 千代丸は元服して新九郎と名乗る。 
 応仁の乱は膠着状態。
 将軍の弟・義視が帰京し、義視に従っていた新九郎の兄・八郎も帰京する。
 優しい面差しから一転、顔に大きく入った刀傷に伊勢家の面々は驚く。
 八郎は義視こそが「次の将軍に相応しい」と語り……。

 北条早雲のお話であります。


 膨大な数の諸勢力の思惑が複雑に絡まった結果、もはや誰も戦を止めることができない。
 応仁の乱での主力級の人達ではなく一歩引いた立場にある伊勢家の視線で乱を描いているので、それがとてもよく分かりますよ。
 そして一歩引いた立場の伊勢家にも思惑はある……。
 生き残る為に死力を尽くして考えを巡らす……。
 純粋なだけでは生き残ることができない……。


 複雑なお話のはずなのですが分かりやすくて面白いです。
 シリアスとコミカルのバランスがとても良いです。

 面白かったですよ。
 続きが楽しみです。


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形から入って心に至る。

2020年01月15日 23時40分39秒 | VSの日記

 本日1月15日は、平重衡らが東大寺・興福寺を焼き払った日で、大英博物館が一般向けに開館した日で、ドイツ革命後のベルリンでドイツ共産党の武装蜂起が失敗した日で、ボストンのピュリティー蒸留会社の敷地にあった糖蜜を詰めた巨大な貯槽が破裂して糖蜜の波が推定時速60キロメートルで街路を襲い21名が死亡150名以上が負傷した日で、京都学連事件で治安維持法が初適用された日で、日本がロンドン海軍軍縮会議から脱退した日で、ロサンゼルスでブラック・ダリアことエリザベス・ショートの惨殺死体が発見された日で、西沙諸島の戦いが始まった日(この戦いの後に中国共産党は西沙諸島を軍事制圧して実効支配する。その後、漁船を突出させて紛争を引き起こし侵略するやり方が中国共産党の常套手段となった)で、欧州経済共同体全加盟国と国際連合がクロアチアとスロベニアのユーゴスラビアからの独立を承認した日で、北海道釧路沖地震があった日で、サッダーム・フセインの異父弟で元イラク大統領顧問のバルザーン・イブラーヒーム・ハサンが処刑された日で、TBSの「報道特集NEXT」と「イブニングワイド」で以前放送された詐欺事件に関する番組の取材過程で制作会社の記者が取材対象の外国人男性の郵便物を無断で開封し内容を盗み見ていたことが発覚した日で、宗方コーチがお亡くなりになった日です。

 本日の倉敷は晴れでありましたよ。
 最高気温は十度。最低気温は三度でありました。
 明日は予報では倉敷は曇りとなっております。





 無表情の人見知りで子供の時から損ばかりしている。
 小学校にいる時分ある年のクラス替え直後の一週間ほどクラスの同級生達に遠巻きにされた事がある。
 何故そんなことをしたのかと同級生達に訊いてみた。
 別段深い理由でもない。人見知りで喋らずにいたら同級生達が無表情で能面みたいだと怖がったからだそうである。
 その夜。同級生に無表情で怖いと言われたと父親に告げた。
 父親が大きな目をして同級生を怖がらせる奴があるかと云ったから、私は明日はロボットの真似をして笑いを取ってきますと答えた。
 次の日。ロボットの物真似をした私は同然の如くすべり、尚一層、クラスメイトに怖がられた。

 ある年の親類の集まりで大人達が酒宴を開いていた時。
 年配の親類の方々にまだ子供であった私は何か芸をしろと言われ、無芸な私が途方に暮れていると、私が怒ったと思ったのか私は親類達に大層心配された。
 怒っていないと応えたがその応対は大人達に怒っているように見えたらしかった。
 それならばと慣れない笑顔を見せて安心させようと子供心に思って実行してみると、余計大人達を心配させてしまった。
 幸い親戚の方達も私の為人を理解しているので、今ではその時のことは笑い話になっている。
 しかし無表情で尚且つ人見知りであることの悩みはいまだに消えぬ。

 時々、鏡に向かって笑顔の練習をする。
 我が笑顔は我ながら気色悪い。
 能面が笑っているかのよう。
 ロボットが笑顔を浮かべているやうで不気味。orz。
 せめてもう少し自然な表情で笑えるようになりたいと思っているのだが難しい。

 会話のスキルはいまだに低い。
 仕事での接客では幾分かは慣れたような気がするのだけれども、プライベートではコミュニケーション能力の低さに悩んでしまう。
 凹むことが多い日々を過ごしているのです。


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『妃は船を沈める』/有栖川 有栖

2020年01月15日 20時17分04秒 | 小説・本に関する日記

 昨日の夜は、有栖川有栖の小説『妃は船を沈める』を読み返していました。
 「猿の左手」と「残酷な揺り籠」の2本の中篇ミステリが収録されています。
 主人公で臨床犯罪学者の火村英生のシリーズ物のようですね。

 「猿の左手」
 海に転落した車。
 車中で溺死した運転していた(らしい)男の体から睡眠薬が検出された。
 彼はどのようにして死んだのか? 

 「残酷な揺り籠」
 半密室の部屋の中で銃で射殺された男の死体が発見される。
 部屋の鍵は3本だけで3本とも使用できない状況にあった。
 彼は誰にどうやって殺されたのか? 




 「猿の左手」はW・W・ジェイコブズの短篇小説「猿の手」を下敷きにしていて、作中の「猿の手」の解釈がとても面白いです。
 「残酷な揺り籠」は「猿の左手」の続きとなるので犯人は分かってしまうのですが、面白い展開でありました。

 面白いですよ。
 楽しめました。


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