狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

若造でも老人でも、人生に悩みは尽きないが、しかし美味しい肉を食えば、そんな悩みは全て解決するのさ。

2020年02月27日 15時25分09秒 | 職場に関する日記
 皆様、今日は。
 晩冬の清々しい空気の中、皆様如何お過ごしでしょうか?
 本日はお仕事がお休みの日であったにもかかわらず勤め先のお店のやんごとなきお方である店長様によんどころない用事ができたのでお店に出て働いている狐でございます。
 まぢかよ。プライベートの用事が丸つぶれじゃん。段取りがぶちこわれじゃん。と呟きながらも働いております。

 でもね。浮世という世界は理不尽が何処にでもあるものなのです。
 理不尽だらけといって過言ではないでしょう。渡る世間は理不尽だらけ。
 そのような浮世でこの程度の理不尽を笑って受け入れることなくして浮世の荒波をどんぶらこと華麗に乗りこなすことなどできようもありません。
 我が命我が物と思わず。武門の儀あくまで陰にて己の器量伏し御下命如何にても果すべし。尚、死して屍拾う者なし。
 霞を食べて生きていけない身である私は、やらなばならぬことはやらねば生きていけないのです。
 お仕事頑張ります。



 
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お前が死んでも何も変わらない。だが、お前が生きていれば変わるものもある。

2020年02月27日 14時38分26秒 | その他の日記
 新型コロナウイルスは分かっていないことも多いけれども分かっていることも多い。
 感染した場合の症状はインフルエンザとほぼ同じ。
 ほとんどの人が風邪の症状とほぼ同じで対処療法で治る。
 インフルエンザや風邪の場合と同じで特効薬はないが自然治癒力で治る。
 重篤化を警戒すべき人もインフルエンザや風邪の場合とほぼ同じ。
 そして重篤化した場合も治療方法はインフルエンザや風邪とほぼ同じ。
 感染力も当初考えられていたほどではない。
 予防方法もインフルエンザや風邪と同じ。
 つまり、新型コロナウイルスはインフルエンザや風邪と同程度の警戒で充分ということになる。
 本来ならば、パニックになるほど大騒ぎをする必要はない。ということになる。
 インフルエンザや風邪でも肺炎を引き起こす。
 同じように新型コロナウイルスも肺炎を引き起こすケースがある。
 その条件はインフルエンザや風邪とほぼ同じ。
 そもそもコロナウイルス自体は前から存在していて、その特性はもう既に分かっている。
 インフルエンザや風邪とほとんど変わらない。
 そのことは騒ぎとなる最初の方からもう既に指摘されている。
 そうであるにもかかわらず、マスメディアによって物凄い風評被害が広がった。
 マスメディアによって恐怖を煽られて混乱状態が生み出されて広まった風評は莫大な被害を生み出し続ける。
 この被害はマスメディアによって生み出されたもの。
 この被害によって犠牲者が出る可能性がある。
 風評被害による犠牲者は世界中で新型コロナウイルスによる死者の数を超える可能性がある。
 しかし風評被害による死者の数は数えようがないのでカウントされない。
 別の部門でカウントされる。
 その数を使ってマスメディアは現政権を批判するだろう。
 マスメディアが生み出した犠牲者であるにもかかわらず、マスメディアは知らん顔をして現政権を批判するという下種な行為を行うだろう。
 そしてマスメディアは風評被害による犠牲者に対して一切の責任を取らない。
 今迄もマスメディアは数多くのデマを世界中に拡散させて多くの人に被害を与えてきた。
 しかしマスメディアはその責任を一度でも取ったことがない。

 経済が悪化すれば人は簡単に死ぬ。
 マスメディアによって人々がこれだけ混乱してしまえば凄まじい風評被害が広がる。
 現にその被害は出ている。
 これからもっとその被害は大きくなっていく。
 止めようがない。
 事実を広めれば風評被害は治まるが、いまだにマスメディアは事実を広める気がない。恐怖を煽って人々を混乱させようとしている。
 そして、朝日新聞社グループや毎日新聞グループや中日新聞グループが主張していることを実行すれば、医療の現場が崩壊する。
 そうなれば、病院が感染拡大の拠点となってしまう。
 本物のパニックが起こる。
 ここだけは何としても食い止めるべき。

 新型コロナウイルスもインフルエンザと同じく春になって気温が上がれば終息していくと予想されている。
 元々のコロナウイルスの特性がそうなのだから気温が上がれば終息していく可能性が高い。
 つまり、あと1カ月ほど辛抱すれば状況は変わるはず。
 しかし、マスメディアが作り出した風評被害は凄まじいものになっている。
 影響を受ける部門の数も多い。
 今回、マスメディアが作り出した風評被害から立ち直る為に要する期間は、長期化する可能性がある……。
 マスメディアは社会に凄まじいダメージを与えた。
 そのマスメディアは人々の恐怖を煽ることで大儲けをすることに成功した。
 彼等彼女等はそのような下種な商売で大儲けをすることを止めないだろう。
 新型コロナウイルスが終息しても、マスメディアは正確な情報を流さない可能性がある。解決してしまえばマスメディアは騒げなくなるのだから。騒げなくなればマスメディアはお金儲けができなくなる。

 マスメディアが作り出した風評被害は耐えるしかない。
 しかしもう既にマスメディアが作り出した風評被害に耐えられなくなってしまった者達が居るのだ。
 私達はそれでも生きていかなければならない。
 マスメディアに殺されるなんて馬鹿馬鹿しい。
 辛くてもチャンスが巡ってくる時がいつか来る。
 それを信じて生きていかなければならない。



 
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大衆を擁護して声高に叫ぶ者が、大衆の幸福をもっとも気遣っていると考えるのは、よくある誤りである。自分達の利益の為に人々を扇動している場合がある。

2020年02月27日 13時52分15秒 | その他の日記
 以下の文は、アゴラ言論プラットフォームの池田信夫氏の『風邪を引いただけで「PCR検査」は必要ない』と題した記事の転載であります。


          『風邪を引いただけで「PCR検査」は必要ない』

 新型コロナウイルスの問題で注意が必要なのは、サンプルに大きなバイアスがあることだ。
 マスコミの騒いでいる「ダイヤモンド・プリンセス」の感染は公海上で発生したもので、日本国内の問題ではない。
 国内では(2月24日現在)147人が検査で陽性になり、1人が死亡した。
 それに対して韓国では700人以上の感染者が発見され、7人が死亡した。
 この差の原因は、PCR検査の数である。

 PCR(polymerase chain reaction)検査は、インフルエンザの検査のように簡単にできるものではない。
 製薬会社メルクのウェブサイトによると、これは検体のDNAを加熱して変成させ、遺伝子解析するもので、一つの検体に6時間ぐらいかかる。
 検査キットは1台数百万円で、各県の環境衛生研究所に数台しかなく、この機材がボトルネックになっている。
 日本ではダイヤモンド・プリンセスで1700人以上、国内では1300人以上のPCR検査をしたため要員もパンクし、今は原則として重症患者だけ検査している。
 これがアドホックに検査している韓国に比べて日本国内の感染者数が少ない原因である(ダイヤモンド・プリンセスを加えると同じぐらい)。
 このように検査態勢に限界があるので「すでに国内には数万人の感染者がいる」という推測も間違いとはいいきれないが、そうだとしても毎週20万人以上(累計650万人)の患者が出ているインフルエンザに比べれば大した問題ではない。
 もはや水際対策の段階は終わったので、「市中感染」を減らして医療のパンクを防ぐには、風邪を引いただけの軽症患者は病院に行かないで自宅で静養することが大事だ。
 PCR検査は感度が悪いので、軽症患者では擬陽性や擬陰性になりやすい。
 重症患者に限ってPCR検査する厚労省の方針は間違っていないのだ。


   大事なのは軽症患者の「安心」ではなく重症患者の「安全」である

 ところがワイドショーでは、コメンテーターが「みんなにPCR検査を受けさせろ」と騒いでいる。
 内科医の上昌広氏も、厚労省をこう批判する。

    厚労省がやるべきは、希望者すべてが検査できるような体制を整備することだ。財源を用意し、保険診療に入れればいい。あとは放っておいても医療機関と検査会社が体制を整備してくれる。
    新型コロナウイルス感染は指定感染症のため、陽性になれば、医師には報告義務が課されている。厚労省はリアルタイムに感染状況を把握できる。その費用は1検体で1万円くらいだから、100万人が検査しても、100億円程度だ。

 3000人のPCR検査に1ヶ月かかった状況で、100万人を検査したらどうなるのか。
 話題の岩田健太郎氏が「上氏が『コロナは軽症だから受診は必要ない』といいつつ『不安を和らげるために検査しろ』というのは矛盾している」と批判した通りだ。
 上氏が「製薬会社ロシュが無償で簡易検査キットを提供している」というのも誤りで、提供しているのは試薬だけなので、機材や要員のボトルネックは解消されていない。

 検査で病気はなおらない。
 治療薬のない病気で陽性とわかっても、自宅で静養するしかないのだ。
 新型コロナは単なる風邪であり、99%以上は自然治癒するのでPCR検査は必要ない。
 軽症患者が病院に押しかけると感染が拡大し、病院がパンクして肝心の重症患者への対応ができなくなる。

 マスコミ的には新型コロナ患者1人はインフルエンザ患者100人よりおもしろいだろうが、命の重さは同じだ。
 「安心」を求める人々に行政が過剰反応すると、本当に命を守るべき人の「安全」が失われる。
 それが多くの「災害関連死」を出した福島第一原発事故の教訓である。

                                 転載終わり。


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理想は、夢想ではなく又単なる抽象的観念でもなく、我々の生活を貫いて如何なる日常の行動にも必ず現実の力となって働くものでなければならない。

2020年02月27日 07時18分05秒 | その他の日記
 野党は「全例検査をしろ」と主張していますが、そのようなことをすれば医療の現場は崩壊します。そうなれば重篤患者が助けられなくなります。そして病院から感染拡大が一気に広まる可能性もあります。
 野党は武漢で何故に感染が拡大したのかを理解していません。情報収集能力と分析能力が皆無であるということです。
 普通にしていれば大規模な感染拡大はありません。そして大規模な感染拡大があったとしてもきちんとした医療体制が整っている我が国では恐れる必要がないのです。
 正確な情報をマスメディアが流せば、人々の不安は解消されます。
 デマ屋のデマを叩き潰して正確な情報が多くの人に伝われば人々の不安は解消されます。
 しかし、マスメディアが人々の恐怖を煽り正確な情報を流さない状況下で、野党が率先して不安を煽り医療現場が崩壊させるような感染を拡大させるような案しか出せないのならば、正確な情報は伝わらず、人々は混乱します。
 しかも、今の状況下で野党は議論することを拒否して国会を機能不全の状態にさせています。
 政府側は根拠となる法案がない状態で法律の辻褄を合わせつつ対応せざるをえません。野党の所為で法案が作れない状態なのですから。

 政府は足を引っ張ることしかしない野党は無視すべきです。
 その上で出来ることをしましょう。
 足を引っ張ることしかしない野党を無視してやれることを着実にやっていきましょう。


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大切なのは、スケジュール課題(スケジュールの決まった課題)に優先順位をつけることではなく、優先課題をスケジュールに入れることである。

2020年02月26日 22時27分50秒 | 職場に関する日記
 本日2月26日は、行基が大僧正になった日で、江戸城大奥の絵島が生島新五郎と密会した日で、ナポレオンがエルバ島を脱出した日で、プランス・ドイツ間でヴェルサイユ仮講和条約が締結されて普仏戦争が終結した日で、ベルリン協定が締結されて列強によるアフリカ分割の原則が決定された日で、日本陸軍の青年将校らがクーデターをおこして内大臣齋藤實・大蔵大臣高橋是清らを殺害した二・二六事件がおきた日で、ベトナム戦争で南ベトナムビンディン省タイソン県ビンアン村のゴザイ集落を訪れた韓国陸軍首都機械化歩兵師団・猛虎部隊が住民380人を集めて一時間のうちに一人残らず虐殺したゴダイの虐殺があった日(首都師団はゴダイの虐殺と並行してビンアン村の近隣にあるタイヴィン村で1200人を虐殺するタイヴィン虐殺を行っている)で、パリでベトナム和平保障国際会議が開催された日で、飛鳥時代の迎賓館跡とされる奈良県明日香村の石神遺跡から元嘉暦に基づく具注暦を記した木簡が発見された日です。

 本日の倉敷は晴れたり曇ったりしていましたよ。
 最高気温は十三度。最低気温は九度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。


 本日は接客の合間に月末恒例の事務処理をしていました。
 今年からいつもとは少し違う方式で事務処理をしているので少し時間がかかりました。
 更に別種の事務処理が今年から新たな任務として加わっています。
 こちらは未だ手付かず。orz。
 ただ別種の事務処理は締め切りが来年の2月中旬なのでゆっくり着実にこなしていくつもりであります。
 明日中までに仕上げなければならない事務処理を今日中に仕上げたので、明日は私はお休みをいただきます。うおっし! 
 明日はゆっくり休みたい。と思っているところなのでございます。


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『火車』/宮部みゆき

2020年02月26日 21時00分53秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、宮部みゆきの小説『火車』を読み返していました。
 ドラマ化もされているようですね。私、ほとんどテレビを観ないのでドラマは観てません。

 休職中の刑事・本間俊介は亡くなった妻の親戚の男に失踪した彼の婚約者を探して欲しいと頼まれる。
 突然、証拠を残さず消え去った彼女は何者なのか? 


 
 序盤の弁護士と主人公の刑事が接触してある事実が判明したところで夢中になりました。
 下手な作家さんならその事実を後半まで引っ張るかもしんない。
 でも最初のほうであっけらかんと提示する。
 そんなことで驚いてもらっても困るのだと言わんばかりに。
 事実その後の展開では、丁寧な外連味の無い筆致で重厚なエピソードが何度も繰り出されて読み手をぐいぐい引き付ける。
 凄い筆力。
 探す女性の正体に簡単に辿り着けず様々なエピソードが組み込まれるのは、探す女性の途轍もない不安感からくる用心深さを表しているような気になる。

 切ないお話。
 傑作です! 
 面白いですよ。
 お勧めであります。



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答えの全てを知るより疑問の幾つかを尋ねる方がいい。

2020年02月26日 14時43分37秒 | その他の日記
 以下の文は、BuzzFeed Newsの岩永直子氏の『新型コロナ、なぜ希望者全員に検査をしないの?  感染管理の専門家に聞きました』と題した記事の転載であります。



     『新型コロナ、なぜ希望者全員に検査をしないの?  感染管理の専門家に聞きました』
     新型コロナウイルス、不安でたまらないのに医療機関に行っても検査をしてくれない、という不満の声が聞かれます。
     なぜ医師は検査をしてくれないのか、そもそもその検査に意味はあるのか、感染対策のプロに一からじっくり尋ねてみました。


 新型コロナウイルス(COVID-19) 、不安でたまらないのに医療機関に行っても検査をしてくれないという不満の声があちこちから聞こえてきます。
 なぜ医師は検査をしてくれないのか、そもそもその検査に意味はあるのか、感染対策のプロである聖路加国際病院、QIセンター感染管理室マネジャーの坂本史衣さんに一から教えていただきました。
    ※インタビューは25日から26日午前にかけてメールとスカイプを使って行い、その時点の情報に基づいています。

  そもそもどんな検査なの?

 ーー新型コロナウイルスが流行し始めてから、「PCR検査」という言葉をよく耳にするようになりました。どんな検査か教えていただけますか?
 患者さんから採取した検体(鼻やのどを綿棒で拭った液)のなかに新型コロナウイルスの遺伝子があることを、遺伝子を増幅させることで確認する検査です。
 ーーどこで検査しているのですか?
 厚生労働省によれば「これまで、国立感染症研究所や検疫所だけでなく、地方衛生研究所、民間検査会社や大学などの協力を得ながら、令和2年2月18日時点で1日3,000件を上回る検査体制を維持・獲得してきました」となっています。
 大学病院など設備が整っているところは病院で検査が可能ですが、全ての病院で検査ができるようになっているわけではありません。
 民間の検査会社も厚労省からの依頼で検査を受けつけているので、病院から直接依頼はできません。
 ーー結果が出るまでどれぐらい時間がかかると言われているのでしょうか?
 現在病院でPCR検査を行うことはできないので、医師が検査が必要と判断したら、保健所に書面と電話で依頼し、必要と認められれば保健所が病院に検体を取りに来て、検査センターまで運び、そこから検査が始まることになります。
 現在活用されている「リアルタイム RT-PCR」という方法では、検査自体は5~6時間かかります。

  PCR検査には時間も人手も手間もかかる

 検査自体の所要時間は約5時間ですが、検体の受け取りから結果の報告までにそれ以上の時間がかかるため、当日中に結果が出ることは稀です。
 結果の判明について厚労省は「結果が判明するまでの期間は状況によりますが、1日から数日かかります。」と言っています。
 その通りであると思います。
 また、一度に多数の検体が検査センターに搬入されると待ち時間がさらに長くなり、結果報告までに2日ほどかかることもあります。
 そのため、検査をすることになった患者さんの多くは、軽症でも入院を必要とすることになります。

 ーー検査は高額と言われていますが、どれぐらいかかるものなのでしょうか?
 行政検査として行う場合に患者さんや病院への費用負担は生じません。
 実際に人件費や材料費を合わせてどの程度の費用がかかっているのかは明らかにされていません。

  検査の精度はどれぐらいなの?

 ーー検査の精度はどれぐらいだと考えたらいいのでしょうか?
 検査の有用性を評価する指標に、「感度」「特異度」「的中率」があります。
 感度とは、その検査が、陽性の人を正しく陽性と判定できる確率です。
 新型コロナウイルスによる感染症 (COVID-19)を引き起こすウイルスである「SARS-CoV-2」のPCR検査の感度は、30~50%や70%だという報告がありますが、いずれにしても100%ではありません。
 感度は様々な条件にも左右されます。
 例えば、新型コロナウイルス は、感染者のウイルス量がインフルエンザの100分の1~1000分の1と言われており、そもそも検出されにくいと考えられています。
 また、のどから採取した検体より、鼻から採取した検体の方がウイルス量が多く、検出率が高くなることが考えられているのですが、この方法が必ずしも用いられるとは限りません。
 というのは、鼻の穴に綿棒をいれると、くしゃみなどで飛沫にさらされるリスクが高いのでためらう医療者もいるのです。
 国内ではのどをぬぐった液が使われることが多いと言われており、鼻に比べて感度が下がることが考えられます。
 特異度とは陰性の人を正しく陰性と判定する確率で、検査は感度、特異度はトレードオフの関係にあります。
 「陽性的中率」というのは検査が仮に陽性だった場合に、どのくらいその結果が正しいか(=本当にCOVID-19にかかっているのか)を示す確率です。
 風邪のような症状を訴えても、COVID-19にかかっている可能性が現在のようにとても低い(=集団の中での有病率が低い)状況で感度の低い検査をすると、COVID-19にかかっていないのに検査結果が陽性と出る人の絶対数も多くなることになります。
 すると、陽性という結果が出た人の中で、本当に感染している人の割合である陽性的中率もかなり下がります。
 よって、本当はCOVID-19ではないのに陽性の検査結果が出てくる可能性も高くなります。
 ーーまとめると、せっかく検査をしても、あまり精度は高くないから、その結果を100%信じるわけにはいかない検査ということになりますね。
 すべての感染例を拾うことには限界がある検査です。
 また、陽性の結果が得られても、そもそも日本国内の有病率(事前確率)が低いので、陽性的中率は低いと考えられます。

  検査で陽性ならどうなるの?

 ーー現状では、この検査は何のために行われるものだと捉えたらいいですか?
 COVID-19であることが臨床的に強く疑われる患者の確定診断のために実施します。
 ーー検査の結果が陽性の場合、次にどんな対応が取られますか?
 「指定感染症」となっていますので、感染症法に基づいて入院せねばならなくなります。
 その代り医療費は公費負担となります。
 ーー無症状の場合でも入院することになるのですか?
 現行の制度では無症状の場合でも、軽症でも検査で陽性になれば感染症法に基づいて入院措置になります。
 ただし、2月25日に政府が発表した「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」によれば、今後は風邪症状が軽度である場合は、自宅での安静・療養が原則となるようです。

  現状では、無症状で元気でも検査で陽性が出れば入院しなくてはならなくなる

 ーー無症状の人は入院していつまで何をするのですか?
 厚労省の通知によれば、陽性が確認されてから48時間後にPCR検査を12時間間隔で行い、どちらも陰性なら退院できます。
 陽性となったら再度48時間まってやり直しになるので、かなり元気な状態でも病院に閉じ込められることになります。

  検査の意味は変化しているの?

 ーー治療法がない中で、それでも検査をする目的を教えてください。
 これまでは海外の流行地域への渡航歴や滞在歴のある人や、感染者との接触者を中心に検査を実施して来ましたが、その目的は封じ込めでした。
 国内でヒトからヒトに広がらないようにするために、陽性者を洗い出して入院させて、初期の段階で芽を摘んでしまおうという考え方だったのです。
 しかし、現在はあきらかな渡航歴や滞在歴、患者との接触歴のない感染者が発生しており、検査の目的が「封じ込め」から重症化しそうな患者(あるいはすでに重症な患者)を早く見つけて死なせないことに変わってきています。
 COVID-19の患者だということが分かった段階で、試すことが可能な治療法について検討し、経過を予測しながら、重症度に応じて輸液や酸素療法、血圧を上げる薬などをつかって生命を維持できるようにサポートします。

  軽症な方は殆ど何もしないで治っていきます。

 ーー現状で、無症状の人、軽症の人に検査をやる意味は薄いとされていますね。検査の目的が変化しているからですね。
 封じ込めを試みていた段階が終わりに近づいていますし、陽性と分かっても治療法(=できること)がないからです。
 今は資材や医療スタッフ、時間などの限りある医療資源を重症者のために優先的に使う必要があります。
 今後は病院でも検査ができるように準備が整えられていますが、すべての病院で実施できるようになるわけではありません。
 このような中で無症状あるいは軽症な方にまで検査を拡大すると、重症な患者さんの検査が後回しになる恐れが生じます。
 また検査のための手続きに時間を取られ、重症な患者さんの治療に割く時間が減ってしまうことに繋がります。
 ーー医療スタッフの疲弊にもつながりますね。
 ウイルス感染症の検査と聞くと、インフルエンザの迅速検査のように鼻に綿棒を入れて、30分程度で結果が出てくるような簡便なものを想像する方が多いかもしれません。
 しかし、SARS-CoV-2のPCR検査を行うには、書類の準備や保健所との調整、結果が出るまでの長い待機時間の間に行われる比較的厳重な感染対策のためにかなりの労力を要します。
 対応する保健所や検査センターの職員も同じだと思います。

  広まる陰謀論「日本で検査が少ないのは政府が感染者数を少なく見せたいからだ」

 ーー「韓国に比べて検査数が少ないのは日本政府が感染者を少なく見せたいからだ」というような陰謀論が広まっています。これについてはどうお考えですか?
 現場で感じているのは、検査のキャパシティーを増やしているという割には、重症で本当に検査が必要な人がすぐに検査できない状況があるのは確かだと思います。
 それは検査センターも手一杯で、検体を出したいと言ってもなかなか受け入れられない実情があるからだと思います。
 ですが、やはり必要な患者さんには速やかに検査ができる体制を一刻も早く整えることは大事だと思います。
 ただ、それは軽症の人も含めて全部検査しろということではありません。
 国ごとに段階や医療体制が異なるので何が適正な検査数なのかを考えるのは難しいです。
 韓国は新興宗教団体を中心に短期間で爆発的に広がったという特殊な状況があり、今は接触歴を追いながら封じ込めるために検査数が増えていると考えられます。
 韓国のCDC(疾病管理予防センター)のウェブサイトでは、誰から感染したかという接触歴が書かれていますから、感染者が多数出ていたとしても、接触歴はまだある程度追える段階なのだろうと想像しています。
 一方、日本では、誰から感染したかがわかりづらくなっている段階です。
 無症状の人や軽症の人まで韓国並みに検査するのは、意義が少なくなっているのです。
 検査が必要な人が誰なのか、状況が違うということです。
 適正な医療とは何なのかということを考えて、今の段階で無症状の人を捕まえて、感度がそれほど高くない検査を行えば、あてにならない結果がどんどん出てきます。
 感染した人を全員知りたいのですか?と考えた時に、そのデータを知って有益なのかという問いに答える必要もあります。
 無限に資源があるならやってもいいと思います。
 もはやそれは研究となりますが。
 SNSでは「サンプリングをしても現状を把握した方がいい」という意見が流れてくるのですが、今は医療機関にも検査機関にもそんな余裕はありません。
 限られた資源をどうしたら有効活用できるか考えた時に、8割は軽症で済む病気だということをまず押さえないといけません。
 この病気で今一番力を入れるべきは、高齢者や持病を持っている人が重症化して亡くなってしまう可能性を限りなくゼロに近づけることです。
 限られた医療資源をそこに振り向けなくてはなりません。
 安易に検査を広げることは、そこに注げる資源を減らし、かえって国民にとってマイナスになるかもしれません。

  では私たちはどのように行動したらいいのか?

 ーー検査を受けられないと不安を抱いている人は、ただの風邪なのか新型コロナウイルスなのか自分で見分けられず、悪化する心配があるからでしょうね。自宅で様子をみることに危険はないですか?
 ただの風邪なのか、COVID-19なのかは病院で診察を受けても見分けることが困難です。
 検査をしても確実に診断ができるとは限らず、仮に感染していたとしても治療の方法はありません。

  検査ができないことに不安を抱く人も多いが、検査をしても意味がないことも多い

 心配かもしれませんが、知っておいていただきたいのは、感染者の80%は軽症で、1週間ほど風邪のような症状が続いて治ってしまうということです。
 また、お子さんはなぜか感染者も重症者も非常に少ないですし、妊婦さんも今のところ重症化しやすいという報告は出ていません。
 重症化する危険があるハイリスクな人は、だいたい50歳より上の方や持病のある方ですが、COVID-19の進行は比較的緩やかですので、風邪症状が出たら慌てずに休養し、症状を注意深く見守ってください。
 ーー一般の人はどのような症状がどれぐらい続いた時に、受診や検査を考えたらよろしいですか?
 厚労省が受診の目安を公表しています。

    新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安
    1.
    相談・受診の前に心がけていただきたいこと
    ○発熱等の風邪症状が見られ るときは、 学校や会社を休み外出を控える。
    ○発熱等の風邪症状が見られたら、 毎日、体温を測定して記録しておく 。
    2.帰国者・接触者相談センターに御相談いただく目安
    ○以下のいずれかに該当する方は、帰国者・接触者相談センターに御相談ください。
    ・風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く方
    (解熱剤を飲み続けなければならない方も同様です。
    ・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方
    ○なお、以下のような方は重症化しやすいため、この状態が2日程度続く場合には、帰国者・接触者相談センターに 御相談ください 。
    ・高齢者
    ・糖尿病、心不全、呼吸器疾患( COPD 等)の基礎疾患がある方や透析を受けている方
    ・免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方
    (妊婦の方へ)
    妊婦の方については、念のため、重症化しやすい方と同様に、早めに帰国者・接触者相談センターに御相談ください。
    (お子様をお持ちの方へ)
    小児については、 現時点で重症化しやすいとの報告はなく、 新型コロナウイルス感染症については 、目安 どおりの対応をお願いします。
    ○ なお、 現時点では新型コロナウイルス感染症以外の病気の方が圧倒的に多い状況であり、 インフルエンザ等の心配があるときには、通常と同様に、かかりつけ医等に御相談ください。
    3.相談後、医療機関にかか るときのお願い
    ○帰国者・接触者相談センターから受診を勧められた医療機関を受診してください。複数の医療機関を受診することはお控えください。
    ○医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか、 手洗いや 咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる)の徹底 をお願いします。

   厚労省が公表している相談・受診の目安

 大切なのは体調が悪いな、と思ったらまずは無理せずに休むこと。
 そして、37.5℃以上の発熱が4日(高齢者や持病のある方は2日)以上続く場合や、息苦しさが出てきたら、まずは帰国者・接触者相談センターに相談してください。
 それが医療機関をパンクさせないためにも重要です。
 ハイリスクの方と同居されている方に風邪症状が見られたら、こまめな手洗いと咳エチケットを行います。
 また、ハイリスクの方とはなるべく(目安としては手が届かないくらいの距離まで)離れて過ごします。家は時々窓を開けるなどして換気を行い、ドアノブなどの手でよく触るところを家庭用洗浄剤やアルコールなどで時々拭くと良いでしょう。
 ーー全国的な流行はもう阻止できないところまで来ているのでしょうか。
 現在国内では一部の地域で感染者の集積(クラスター)が発生している状況で、全国に感染者が広がっているわけではありません。
 政府は、全国的な流行の拡大を食い止めるには、この1~2週間が踏ん張り時だと言っています。
 私たちにできることとして、家に帰ったらすぐに手を洗うこと、咳エチケットをすること、なるべく人込みに行かないこと、具合が悪かったら休むことなどがあります。
 このようなちょっとした行動の変化がヒトからヒトへの伝播を防ぐことにつながります。まだ希望を捨てる段階ではありません。

                                 転載終わり。


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穏やかな心は問題を解決します。怒りに震え、悲しみに打ちひしがれ、嫉妬に狂った心は問題をますます混乱させます。問題の解決は心の穏やかな時にしなさい。

2020年02月26日 10時42分42秒 | その他の日記
 以下の文は、アゴラ言論プラットフォームの『PCR検査煽る望月衣塑子氏に、医師が「医療崩壊招く」とダメ出し』と題した記事の転載であります。


       『PCR検査煽る望月衣塑子氏に、医師が「医療崩壊招く」とダメ出し』


 新型コロナウイルスの感染の拡大に関し、東京新聞の望月衣塑子記者らが「日本のPCR検査数は極端に少ない」として重症者や死者がさらに増える不安を煽る一方、感染症対策に詳しい医療関係者などから「医療資源は有限」「積極的な検査はむしろ医療崩壊を招く」といった声が上がっている。

 望月記者は24日、「東京五輪中止を恐れてか、政府が民間機関を使った新型コロナ検査を推奨していない」とツイッター上で批判し、政府に対し「民間に積極的に検査を推奨する」ことを要求。1万超の「いいね」がつくなど大きな反響を得ていた。
 
   #東京五輪 中止を恐れてか、政府が民間機関を使った #新型コロナ  検査を推奨していないため、医療機関をたらい回しされ、受診断られる事案が多発している。
   韓国と比べても検査数が極端に少ない。重症者や死者を出さないために、政府は民間に積極的に検査を推奨する必要ある https://t.co/t6q3Budfzq
   — 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) February 24, 2020

 過去のリツイートなどを見る限り、望月氏がこうした主張を行う際に依拠する識者には、看護学者の澤田愛子氏、弁護士の明石順平氏、内科医の上昌広氏などが含まれると思われる。

   日本も検査しようと思ったらできる。官邸の指示でしょう。検査を抑え感染者数を低いままにしておけ。今まともに検査をすると数千人の陽性者が出る。それだと、東京五輪は不可とWHOから来る。東京五輪中止では安倍政権のメンツにかかわる。国民の命などどうでもいい、とにかく感染者数を低く抑えろと。https://t.co/fnVKa8EvL4
   — 澤田愛子 (@aiko33151709) February 23, 2020

    日本は「感染拡大を防ぐフェーズ」から「感染が拡大したことを隠蔽するフェーズ」に移ったな。
    もう東京オリンピックなんて中止一択だよ。国全体を培養シャーレにしてるんだから。こんなろくでなし国家でオリンピックなんか開催しちゃダメだよ。危険過ぎる。
   — 明石順平 (@junpeiakashi) February 23, 2020

 中でも医師である上氏は、24日には女性自身に「万単位の感染者が街を歩いている可能性も」とコメントし、25日もJapan In-depthに「遺伝子検査行う体制作り急げ」を寄稿。無症状あるいは軽症の患者、また希望者全員に遺伝子検査(PCR検査)が必要と主張している。

   政府の見解を受けて、現状を分析した文章を発表しました。お時間のある時にお読み頂ければ幸いです。
 遺伝子検査行う体制作り急げ https://t.co/iAqjHVxUt2 @japan_indepthさんから
   — 上 昌広 (@KamiMasahiro) February 25, 2020


 こうした望月氏や上氏のような「無症状者や希望者全員にもPCR検査を拡大せよ」という意見に対し、医療関係者からの反論も少なくない。
 たとえば、日本環境感染学会理事を務める看護師の坂本史衣氏は、「無症状者や軽症者を含め、無差別にPCR検査することは現時点で有意義とは言えない」とし、

   無症状者や軽症者を含め、無差別にCOVID−19のPCR検査することは感染対策上有意義か?ということについて考えてみましたが、以下の理由により、現時点で有意義とは言えません。
   — Fumie Sakamoto,MPH,CIC 坂本史衣 (@SakamotoFumie) February 23, 2020

 
その理由として以下のことなどを挙げる。
  • 新型コロナのPCR検査の感度はまだ十分高くはなく、感染者の30-70%は陰性になる
  • 現在はまだ、陽性の結果も実は誤りである可能性が高い状況
  • 無症状や軽症の人は、PCR検査で陽性になっても治療の対象にならない
  • 新型コロナに罹る人の80%は長めの風邪をひいて治り、小児や妊婦の重症例はほとんど出ていない
  • 検査を含む限られた医療資源は、重症者の治療に振り分けることが必要
  • PCR検査は特殊な装置、検査キット、技術を要する
  • PCR検査は実施できる病院が限られるうえ、結果が出るまでに長時間を要し、費用も高額
  • 検査をすることになった患者さんの多くは、軽症でも入院を要することになる
  • 無症状あるいは軽症な人にまで検査を拡大すると、重症な患者さんの検査が後回しになる恐れが生じ、治療に割く時間が減ってしまうことに繋がる
 また、「ダイヤモンド・プリンセス号」 の感染症対策を動画で批判した神戸大教授の岩田健太郎氏も、「検査は間違うことが多いので、検査をしなくていい場合があるのはご理解ください」「検査も医療も有限ですので、なくならないように活用せねばならない」とツイート。

   を待つという戦略です。これは戦略です。検査も医療も有限ですので、なくならないように活用せねばならないのです。
   — 岩田健太郎 Kentaro Iwata (@georgebest1969) February 24, 2020

 同様に感染症専門の井村春樹氏も、「これで新型コロナウイルスのPCR検査の保険適応なんかしたら福島の甲状腺エコーのようになってしまうだろう」「新型コロナウイルス感染症の検査をしないことは現政権とは無関係です。マジで政治利用しないでください」と警鐘を鳴らしていた。

   これで新型コロナウイルスのPCR検査の保険適応なんかしたら福島の甲状腺エコーのようになってしまうだろうに。検査が必要なのは重症な人だけでしょうに。
   — Haruki Imura (@imuimu_com) February 24, 2020

   新型コロナウイルス感染症の検査をしないことは現政権とは無関係です。マジで政治利用しないでくだい。
   — Haruki Imura (@imuimu_com) February 24, 2020



 冒頭のツイートに対してはネット上でも、一般のネット民から「おバカさんがこういう煽りに加担するのは見えていた」などの辛辣なツッコミや、

   『まあ、このお馬鹿さんがこういう煽りに加担するのは見えてたけどもな。恐れられてるのは、2009年の新型インフルエンザ流行時よろしく無症状の者や軽症の者が不安解消や出勤登校の許可欲しさに検査を求めて病院に殺到、結果医療崩壊する武漢パターンなんだけどな』

 外科医とみられるアカウントからの「積極的な検査はむしろ医療崩壊を招く」「もっと勉強したうえで発信を」といった痛烈なダメ出しが寄せられていた。

   『積極的な検査は患者の予後を改善せず、むしろ医療機関の業務を圧迫して医療崩壊を招きます そのため政府は検査を推奨していません  もっと勉強したうえで発信していただけるとありがたいです


                                転載終わり。



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知的教育の主要な部分は、単に事実を習得させることにあるのではなくて、学んだ事実が生活の中でいかに実践されるかを学ばせることである。

2020年02月26日 09時01分32秒 | その他の日記
 以下の文は、一般社団法人「日本感染症学会」と一般社団法人「日本環境感染学会」は22日までに新型コロナウイルスについての見解をまとめた文の転載であります。



 昨年の12月から中国武漢市を中心に広がっている新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の流行を受けて医療機関、学会、行政が連携して対策を講じている状況です。

 指定感染症としての認定、武漢市からの邦人の移送、施設およびクルーズ船における経過観察措置など、水際対策の実施は国内の感染者数の急激な増加に一定の抑制効果を示してきました。

 しかし残念ながら、2月15日以降、日本各地で感染経路が特定できない感染事例が報告され始めたのはご承知の通りです。
 このような状況の中で、地域の状況を見ながら、地域単位で感染対策のフェーズを水際対策期から感染蔓延期へ移行させていくことが必要になってきます。

 2月20日時点で死亡例が【3例】報告されており、また高齢者・基礎疾患のある患者において【重症例】が報告され始めています。
 本ウイルス感染症の特徴としてその感染性とともに【肺炎を合併する頻度の高さ】が明らかになってきました。

 致死率は依然として【SARS重症急性呼吸器症候群)より低い】ものの、【高齢者・基礎疾患保有者における肺炎の合併は生命を脅かす重篤な状態につながる可能性を高めます】。
 このような感染症の蔓延期においては、重症例に焦点をあてた医療の実施が重要な戦略となってきます。

 感染蔓延期においては感染経路が追えないことから中国からの訪日客との接触のない症例も対象になります。
 ただし、訪日客との濃厚接触歴の有無は、現時点では地域によっては発生早期段階であると考えられるため、本症を疑う上では依然として重要になります。
 このような状況の中で、2月17日に厚生労働省から「新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安」が発表されました。
 新型コロナウイルス感染症が地域によっては感染蔓延期を迎える中で、医療関係者はもとより、一般市民の方々におかれましても、その対応と行動を変えていく必要があります。
 以下にそのポイントを解説させていただきます。


 【一般市民の方々へ―共有してほしい情報と行動】

 1、感染症の臨床的特徴が明らかになってきました。
  本ウイルスに感染を受けた人の多くは【無症状のまま経過する】ものと思われます。
  感染を受けた人の中で潜伏期間(1~12・5日)ののち一定の割合で発熱、呼吸器症状(咽頭痛、咳)などの感染症状が認められるようになります。
  発熱や呼吸器症状が1週間前後持続することが多く、強いだるさ(けん怠感)を訴える人が多いことが特徴とされています。

  いわゆる風邪、あるいはインフルエンザであれば、通常は3~4日までが症状のピークで、その後改善傾向がみられますが、【新型コロナウイルス感染症では症状が長引くことが特徴】です。
  【4日を過ぎても発熱が続く】、特に【1週間目においても発熱が続く場合、息が苦しい、呼吸器症状が悪化する】などを認めた場合には【肺炎の合併】が疑われます。
  すぐに帰国者・接触者相談センターにご相談ください。

  2、1週間以内に症状が軽快しそうであれば、自宅での安静で様子をみます。
  新しく出現した感染症の場合には、しばしば重症例だけが取り出されて解析されることになります。
  しかし実際には、【感染を受けても無症状~軽症の人が何倍も多く存在する】と考えられています。
  【新型コロナウイルス感染症においても同様のことが考えられます】。
  おそらく、【風邪様症状から軽い上気道炎ぐらいの軽症例が多数存在する】ものと思われます。
  このような症例は1週間で症状が軽快します。
  特に治療の必要はなく、自宅で安静にしておくことで十分です。
  ただし、家族など身近の方への感染に気を付け、家族と接するときのマスク着用と、こまめな手洗いや手指消毒を心がけましょう。

 3、1週間以上熱が続く、呼吸苦・呼吸器症状の悪化がみられる場合には医療機関へ

  一方で、【4日~1週間ほど経過しても熱が続いている】、【呼吸が苦しくなってきた】、【咳・咽頭痛が悪化している】などが見られた場合には、帰国者・接触者相談センターに相談する必要があります。
  【1週間未満であっても高熱がみられるようになった】、【呼吸困難がみられる】といった場合には【肺炎の合併】を疑います。
  速やかに【帰国者・接触者相談センターに相談して帰国者接触者外来のある医療機関を受診してください】。
  また、その際マスクを着用するなど周りへの感染に気を付けてください。

 4、高齢者・基礎疾患を有する人は外出を控える、人込みの中に入らない。

  新型コロナウイルス感染症は【高齢者や基礎疾患がある人で重症化しやすい】ことが明らかとなっています。
  幸いにも、小児においては重症例が少ないことが報告されています。
  重症化につがなる基礎疾患としては【糖尿病】【心不全】【腎障害・透析患者】、【生物学的製剤】、【抗がん剤】、【免疫抑制剤投与患者】などがあります。

  また、【妊婦】においても上記患者と同様に本ウイルス感染症にかからないような対応が必要になります。
  人が多く集まる場所では、本ウイルスを持っている人と遭遇する機会が高まります。

  今回問題となったクルーズ船や老人介護施設・病院などは高齢者や免疫不全患者が多数集まる場所です。
  新型コロナウイルスの持ち込みには十分注意しなければなりません。

 5、現在、実施されているウイルス検出のための検査(PCR法)には限界があります。

  新型コロナウイルスは、主に咽頭や肺で増殖しますが、インフルエンザに比べてウイルス量は少ないと考えられています。
  PCR法という核酸検査で増幅してウイルスを検出する方法が診断に応用されています。
  最初の検査で陰性で、2回目の検査で陽性となった症例も報じられました。
  インフルエンザに比べて1/100~1/1000といわれるウイルスの少なさは、検査結果の判定を難しくしています。
  とくに早い段階でのPCR検査は【決して万能ではない】ことをご理解ください。

 一般市民の皆様へ―クイック・チェックポイント

 1、注意すべき事項

 自分自身の健康管理を行ってください。
 体調が優れないときは朝・夕の体温測定を行いましょう。

 病院や施設での面会を控えましょう。
 高齢者や基礎疾患のある人に感染症をうつさないようにするためです。

 人が多く集まる室内での集会等の参加は必要なものに限りましょう。

 公共交通機関において、つり革、手すりなどの他人が触れる場所に触れた後は、鼻、口、目などを触らないようにしましょう。
 不特定多数の方の触れるものに接触した後の手指衛生が重要になります。

 会社、学校、自宅に着いてから手洗いをしっかり行いましょう。

 時差通勤によりラッシュアワーを避けましょう。

 東京五輪・パラリンピックに向けて準備してきたテレワークによる自宅勤務も活用しましょう

 37・5度以上の発熱、咳、倦怠感がある場合には、出来るだけ会社、学校は休み、自宅での安静・静養を行いましょう。

 37・5度以上の発熱、咳、倦怠感がある場合に、人と接触する場合は、咳エチケット(マスク着用)を行い、手で鼻、口を触った場合は、手洗いを行いましょう。

 体調不良者(発熱、咳など)に接する場合には、マスクを着用しましょう。


 2、注意すべき症状

 37・5度以上の発熱、咳、倦怠感などに加え、呼吸苦、息切れの症状がある場合
 37・5度以上の発熱、咳、倦怠感などの症状が、5日以上持続する場合


 3、受診行動

 37・5度以上の発熱、咳、倦怠感などに加え、呼吸苦、息切れの症状がある場合や37・5度以上の発熱、咳、倦怠感などの症状が、1週間以上持続する場合は、帰国者・接触者相談センターなどに相談してから病院(一般外来で受診せず、帰国者接触者外来)を受診しましょう。
 この時、マスクを着用し公共交通機関の利用は避けましょう。

 4、高齢者または基礎疾患のある方

 毎日、朝・夕、体温測定を行いましょう。
 多くの方が集まる集会場等へ行くことは控えましょう。
 インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチンを接種されてない方は医療機関で接種を受けましょう


 診療にあたられる方々へ

 1、軽症例はインフルエンザ外来に準じた対応を行います。

 感染蔓延期を迎えると、多数の疑い患者が一度に医療機関に押し寄せる事態が生じやすくなります。
 2009年の新型インフルエンザのときに経験された事例です。
 一般市民の項で解説したように、新型コロナウイルス感染症の多くは軽症~中等症の上気道感染症で終わるものと思われます。
 このような症例に対しては対症療法を行った後、自宅での安静を指示することで十分であると思われます。
 インフルエンザ、風邪に準じた対応になります。

 また、症状が軽い時、現時点での検査体制では必ずしもPCR検査は必要ないことを説明してください。


 2、重症例を見逃さない診療が求められます。

 一方で、重症例、あるいは重症になりそうな症例を見逃さないことが必要になります。
 具体的には1週間以上持続する発熱、強い倦怠感、脱水症状、呼吸苦・困難、呼吸器症状の悪化などを参考にします。
 血液検査を実施するとともに、胸部画像診断を行わなければなりません。

 胸部レントゲン(特にポータブル撮影)では肺炎の存在を疑えずに、胸部CTで初めて肺炎像が確認された症例が報告されています。
 CT画像としては、両側の末梢側を中心とする多発性すりガラス状陰影が特徴的です。
 病状の進行、細菌性肺炎の合併などにより浸潤性陰影が観察されるようになることに注意しなければなりません。

 ウイルス感染を疑う画像かどうかは感染症専門医、呼吸器専門医、放射線科専門医と相談しながら判断することが重要となります。
 挿管による呼吸管理が必要になった時、集中治療、とくに呼吸管理の専門医にご相談ください。

 3、遺伝子検査は『入院が必要な肺炎例でウイルス性肺炎を疑う場合』に実施します。

 新型コロナウイルス感染症の診断は呼吸器検体を用いた遺伝子診断で行われます。
 現在のところ、限られた医療機関でのみ検査が行われていることから、症例を絞って検査を依頼することが必要となります。

 外来でみる軽症例(疑い例)に対しては遺伝子検査を行わず、感染を拡げないように説明したのち自宅安静の指示を出します。
 一方、入院を要する肺炎例でウイルス性肺炎を疑う場合や医師が総合的に判断して、新型コロナウイルス感染症を疑う場合には遺伝子検査を実施します。

 4、特異的な治療薬はありません。

 新型コロナウイルスによる感染症に対する特別な治療法はありません。
 脱水に対する補液、解熱剤の使用などの対症療法が中心となります。
 一部、抗HIV薬(ロピナビル・リトナビル)や抗インフルエンザ薬(ファビピラビル)などが有効ではないかという意見もありますが、医学的には証明されていません。

 新型コロナウイルス感染症による死亡の原因に関しての情報は限定的ですが、高齢者における死亡例が多いことからも二次性の細菌性肺炎の合併には十分注意する必要があります。

 ステロイド等の使用に関する知見も不十分です。
 本邦において新型コロナウイルスの分離・培養が成功したことから、新型コロナウイルス感染症に対する特異的な治療薬の開発が期待されるところで、上記の薬剤を含む臨床試験が準備中です。


 感染対策のポイント

 1、感染対策の基本は飛まつ・接触予防対策になります。

 コロナウイルスは、新型コロナウイルスを含めて主に飛まつ感染により伝播します。
 現時点では空気感染の可能性はきわめて低いと考えられます。
 したがって、外来での対応は通常のインフルエンザ疑い患者への対応に準じた標準予防策、飛まつ感染予防策・接触感染予防策の徹底が基本となります。
 咳を有する患者に対しては速やかにマスクを着用させ、飛沫による汚染を防ぎます。
 ウイルスで汚染した手指を介して目・口の粘膜から感染が伝播される可能性にも注意しなければなりません。

 手指衛生の徹底は感染対策の基本です。
 患者から医療スタッフが飛沫を直接浴びないように、サージカルマスクやガウン、アイシールド、手袋を着用して診療にあたることになります。
 正しいマスクの着脱、適切な手洗いが重要であることは言うまでもありません。
 呼吸器検体の採取、気管吸引、挿管などのエアロゾル発生のリスクが高い処置を行う場合には、一時的に空気感染のリスクが生じると考えられているため、N95マスクを含めた対応も考慮します。
 もちろん、エアロゾル産生手技以外でも医療従事者の判断で、必要と思われる場合はN95マスクの着用も検討ください。
 基本は飛まつ・接触感染予防策ですが、地域・施設ごとの状況に応じて適宜対応を考えていくことが重要になります。

 2、陰圧個室での管理は地域・施設に応じて対応してください。

  入院が必要な症例に対しても飛まつ・接触感染予防策を徹底します。
 空気感染の可能性は低いことから通常のシャワー室・トイレ付きの個室管理が基本となります。
 陰圧個室での管理は必ずしも必要とは考えませんが、地域・施設の状況に応じて、陰圧個室での管理を行うこともあります。

                                  転載終わり。





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経験を積むにつれて専門用語や業界用語がどんどん身についてくるのは販売員として誇らしいことです。しかし、その豊富な知識をお客様に「伝わる言葉」に置き換えられてこそプロの販売員なのです。

2020年02月25日 22時58分17秒 | VSの日記
 本日2月25日は、藤原忠平が延喜式を奏進した日で、ローマ教皇ピウス5世がイングランド女王エリザベス1世を破門した日で、アルブレヒト・フォン・ヴァレンシュタインが皇帝軍の将校により暗殺された日で、日本麦酒醸造会社がヱビスビールを発売開始した日で、グルジア民主共和国の首都トビリシをロシア・ソビエト社会主義共和国軍が占領した日で、アドルフ・ヒトラーがドイツ国籍を取得した日で、ナチス・ドイツ占領下のアムステルダムで市民がユダヤ人政策に抗議するゼネストを行った日で、ニュージーランド・フェザーストン捕虜収容所で日本人捕虜殺傷事件が起こった日で、日本で金融緊急措置令に基づく旧円と新円の交換が開始された日で、ベトナム戦争で南ベトナムクアンナム省フォンニィ・フォンニャット村の民間人を虐殺した韓国海兵隊第2海兵旅団・青龍部隊が同じクアンナム省のハミ村で非戦闘員で民間人の女性・老人・子供・135人を嬲り殺しにした日です。

 本日も倉敷は曇りのち雨でありましたよ。
 最高気温は十二度。最低気温は五度でありました。
 明日は予報では倉敷は曇りとなっております。



 或る夜のこと。
 狐は知人のお宅でディナーの猫飯をいただいていた。

 「もう駄目。私はもう駄目です」と知人は述べて溜息を俯いた。
 どうかしましたか? 貴女は元から駄目になっていますよ。立派な駄目人間ですよ。さらに何か駄目になるようなことがありましたか?
 「お客様は神様です、と三波春夫様は仰いました。三波春夫様のお客様は神様だったのでしょう。しかし無体なことを仰るお客様も存在します」
 いかれぽんちは何処にでも存在しますよ。人と接する職業ならばいかれぽんちと接触することは避けられません。
 「普段ならば無体なことを仰るお客様を華麗に対処することは可能です。しかし、先日出会ったお客様はあまりにも無体で傍若無人でした。私はそのお客様にキレてしまったのです。私は接客をする者として最悪の行為をしてしまいました。私はもう駄目です」
 大丈夫ですよ。貴女は元から駄目人間です。もうこれ以上駄目になる要素はありませんよ。
 「私は、アントニオ猪木様に放ったらラリアットを喰らってしまうような暴言をお客様に述べてしまったのです」
 ボンバイエ。
 「嗚呼。どうか私を慰めて。○○(←狐の本名)」
 頭なでなででよいですか?
 「うん」






 其の夜。
 狐は知人の頭を夜通し撫で続けた。
 狐が知人の家を退出した頃には夜の向うに夜明けが忍んでいた。



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成果だけはしっかりと受け取っていながらモニターの向こうに戦争を押し込め、ここが戦線の単なる後方に過ぎないことを忘れる。…否…忘れた振りをし続ける。そんな欺瞞を続けていれば何れは大きな罰が下される…。

2020年02月25日 18時23分05秒 | その他の日記
 以下の文は、ニューズウィーク日本版の『遂に「日本売り」を招いた新型肺炎危機──危機を作り出したのはウイルスでも政府でもなくメディアと「専門家」』と題した記事の転載であります。


         『遂に「日本売り」を招いた新型肺炎危機──危機を作り出したのはウイルスでも政府でもなくメディアと「専門家」』



    <日本は新型コロナウイルス危機の震源は中国の武漢と思ってるが、世界には横浜のダイヤモンド・プリンセス号が震源だと思われている混乱ぶり>
 
 2月24日。
 日本は振り替え休日で、テレビのニュースはひたすら新型肺炎でうんざりだったが、夜になるとネットのマーケットニュースは危機を伝えていた。

 米国株価指標、ダウ平均は1031ドルの下落という大暴落。ナスダックの下落率はそれ以上で、3.7%の大暴落。
 3連休明けの日本市場の株価は日経平均の下落は1000円を超えるものになるのは確実だ(これをみなさんが読んでいる頃は大暴落のあと、乱高下しているだろうが)。

 当然だ。
 これまで、株価が暴落しなかったほうがおかしい。
 中国では工場も学校も実質閉鎖。
 再開したとはいうものの、学校はすべてオンラインで自宅から。誰も外出していない。
 新型肺炎自体の影響は見極めが必要で、まもなくピークは過ぎるだろうが、これだけ過剰反応すれば、経済はストップし、株価は暴落するのが必然だ。
 新型肺炎に対しては人々は過剰反応したが、株式市場では投資家は過少反応だった。
 しかし、日本市場は米国市場よりも少し前にその気配があった。

   <日本売りのサイン>

 2月20日早朝、米国市場で円は急落。
 ドル円は一気に111円台に突入した。
 私は、これを日本売りの危機のサインと捉え、日本株は暴落すると予想し、円安だと喜んで日本株が上がるようなら株はすべて売るべきだと書いた。
 実際、日経平均は400円以上上げたが、その後大幅下落し、前日比ではプラス79円だったが、その日のピークからは300円以上下げた。
 21日は懲りずに東京市場では日経平均は100円以上上げて始まったが、間もなく下落に転じ、その日の高値からは200円以上下げて終わった。
 私は、自分の短期的予想が当たったことを喜んでいるのではない。
 日本の投資家に危機意識がなさすぎるのではないか、という危惧が的中してしまったことを憂いているのだ。

 日本では新型肺炎と言えば武漢だが、世界では東京の(実際は横浜だが)ダイヤモンドプリンセス号だ。
 中国では新型コロナウイルスの抑え込みに成功したが、日本では混乱が生じているとみられている。
 それにとどめを刺したのが、感染症対策の専門家とみられている大学教授が、船内に入り、対策チームや政府の対応がいかに杜撰で不適切が世界に向けて発信したことだ。
 これが世界の金融市場で日本売りが始まるきっかけを作った可能性がある。
 株価についてはともかく、為替はドル高が進んだが、20日早朝はユーロドルは落ち着いており、日本円だけが売られたので、日本売りであることは間違いがない。
 これがプリンセス号の船内レポートによるものであるかどうかはわからない。

    きれいごとに振り回される世論
 
 海外では、以前から日本の方針について危惧が一部に見られた。
 もっと強権的に隔離したり、移動や行動を制限したりするべきではないか、という日本政府の人権を尊重した対応に対する批判だった。
 問題なのは、日本国内では、当初、中国人観光客が減ることによる短期的な経済への影響が最も懸念された。
 次には、クルーズ船船内で不自由な思いをしている乗客の不満をテレビのワイドショーが電話で生で会話をして取り上げ、政府の拘束や自由を認めない対応を批判した。
 しかし、その後、感染が判明した人数が増加するのに驚き、一転して、感染対策が甘いという批判に180度打って変わった。
 そして、件の専門家の大学教授(神戸大学感染症内科・岩田健太郎教授)の内部告発動画が世界的に話題となり、世界的に話題となったことで、日本国内でも話題になり、政府は猛烈に批判されることとなった。

 各方面の圧力を受けて、政府はやむを得ず、ということなのか、ある程度落ち着いたからかは、外部からは判断できないが、乗客を船内に押しとどめる方針から彼らを下船させる方針に切り替えた。
 そうすると次には、感染の可能性がある人たちを日本中に拡散させていいのか、という批判が高まっている。

 いったいどうしろというのか。


    <すべてを救うことはできない>

 問題点は3つある。
 第一に、日本の人々、社会は目先のこと、それも極めて部分的なことに情緒的に反応することである。
 これによって、長期的な戦略も立てられないどころか、このような危機対応に対しても社会、世論自体が揺れすぎてしまい、危機に対する社会としての方針を政府あるいはトップが定めることがむつかしくなってしまう。
 ぶれる社会だ、ということだ。

 第二に、部分的かつ瞬発的かつ情緒的な反応が群集的なうねりを作ってしまうことから、大局的な判断を社会全体でできなくなってしまう、ということだ。
 つまり、大局判断のできない社会、という問題だ。

 第三に、1を捨てて9を取る、ということができず、すべての人を救わなければいけないというきれいごとに縛られ、リスク判断ができなくなり、政治的には、つねに八方美人的な対応を取らざるを得ず、各方面がそれなりに納得するように神経をすり減らし、危機の時には結局、全員の不満を残したまま、全体の判断としても、わかっていながら次善の現実的に望ましい対応ができなくなってしまうことだ。
 良い顔をみんなにしたい、八方美人社会という問題点だ。

 しかし、今回の現場、政府の対応は、現実的には非常に良くやっていると思う。
 一方、政府の対応をしたり顔で批判する輩どもは最悪だ。
 これは今に始まったことではないが、揚げ足だけをとる。
 部分的に攻撃する。
 今回の問題はそれで政府の動きに制約条件が増え、結果として政府の対応が難しくなってしまうことだ。

    出来ないアドバイスは有害なだけ
 
 YouTubeで告発した専門家。
 彼は駄目な専門家である。
 政府にアドバイスを本気でする気があれば、いや政府に限らず、息子でも友人でも学生に対してもそうだが、できないアドバイスは意味がないどころか、百害あって一理無しである。
 できないことをやれ、と言われると慌てふためく。
 いままでできていたこともできなくなってしまう。
 危機にあるときはなおさらそうだ。
 子供や学生ならパニックになってしまって、受験にも人生にも失敗してしまうだろう。
 今回の政府は冷静だから大丈夫だと思う。

 今回の専門家の指摘の何が問題か。
 指摘が事実としては正しい、理論的には正しいだろう。
 そして、指摘の事実は政府は120%わかっていることなのである。
 わかっているけどできないのだ。
 できていないのだ。
 なぜか。
 怠慢だからでも、あほだからでもない。
 制約条件がきつすぎて、現実的にはできないのだ。
 人が足りない。
 クルーズ船の船内という極めて難しい環境である。
 3700人という極めて大人数である。
 対応する医師、職員、スタッフの数が足りない。
 新型ウイルスでまだ分かっていないことが多すぎる。

    <批判ではなく提案を>

 このような条件の中、現実に全力で対応しながら、考え、試行錯誤も重ねながら対応しているのである。
 わかっているが、できていないことを、したり顔で指摘して、できていないと世界中に拡散しても、何も改善しない。
 ただ、日本は危機だ、という誤解が世界中に広まっただけのことだ。
 民間同士、日本でなければ訴訟を受けてもおかしくない。

 テレビのワイドショーもそうだ。
 本来なら訴訟をうけてもいいはずだ。風評被害を起こす、という犯罪なのであり、風評で動く人々も罪深いのである。

 危機の現実、危機における真理を分かっていない人々は黙っていて欲しい。
 検証は後だ。
 今は、今できることを全力で行い、何か改善できることが政府にある場合には、改善策、現在すぐに実行可能で具体的なアクションプランとして提案するべきだ。

 今するべきは、批判ではなく提案なのである。
 しかも、現実を踏まえた具体的な提案なのである。

 ワンチームという言葉を軽薄に使っていた人々、メディアは、いまこそワンチームだということを分かっていないのだ。

                                転載終わり。



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『モーテル』

2020年02月25日 17時47分55秒 | 映画・ドラマに関する日記
 昨日の夜は、映画『モーテル』のDVDを観ていました。

 一人息子を失ってから、デイヴィッドとエイミーのフォックス夫妻の関係はぎくしゃくしていた。
 エイミーの実家を訪問した帰り道、デイヴィッドが車を走らせているとエンジンが故障してしまう。
 道沿いのガソリンスタンドで自動車修理工にエンジンを見てもらった後、車を走らせるがすぐにまた故障して車は動かなくなる。
 仕方なく歩いてガソリンスタンドに引き返すが、ガソリンスタンドは閉まっていた。
 2人はガソリンスタンドの横にあるモーテルに泊まることにしたのだが……。

 部屋の中でデイヴィッドはギクシャクした雰囲気を和らげるようとビデオデッキの上に置かれたビデオテープを再生してみる。
 そのテープには複数の男女が殺される映像が収められていた。
 悪趣味な映像にエイミーは目を背けるが、デイヴィッドはその映像が自分達が泊まっている部屋で撮影されていることに気が付く。
 そしてその映像を撮影したカメラが置いてあったと思える地点を探ってみると、そこには隠しカメラが設置されていて録画のランプがついている……。
 逃げなければ自分達が次の被害者になることを確信した2人は……。

 監督は、ニムロッド・アーントル。
 出演者は、ルーク・ウィルソン、ケイト・ベッキンセイル、フランク・ホエーリー、イーサン・エンブリー、スコット・G・アンダーソン、など。

 サスペンス・スリラー映画です。

 シンプルなお話なのですが、シンプルにしているので観ている人は「どうやって脱出するか?」に集中する作りとなっています。
 ラストに「え?」と思えるシーンがありますが、これはまあ、お約束だと思ってスルーしたほうがよいと思います。
 スリリングな展開で面白かったですよ。
 楽しめました。


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慌てて結論を出してはならない。一般に我々は判断力の欠如よりも、むしろ性急であるが為に道を誤るものだ。

2020年02月25日 17時46分11秒 | その他の日記
 以下の文は、アゴラ言論プラットフォームの池田 信夫氏の『新型肺炎に「ゼロリスク」を求めてはいけない』と題した記事の転載であります。




     『新型肺炎に「ゼロリスク」を求めてはいけない』

 世の中では新型肺炎(COVID-19)を理由にしたイベントのキャンセルが相次いでいるが、国の専門家会議は現状は「国内発生の早期の段階」で、「まだ流行期ではない」という。
 この判断がわかりにくいと批判されているが、新型肺炎は流行しているのだろうか。
 インフルエンザの「流行」には定義がある。
 全国約5000の病院で定点観測し、1週間に平均1人以上の新患者が一つの病院で報告されると流行である。
 今シーズンのインフルエンザは昨年11月に厚労省が「全国流行が始まった」と発表したが、このとき(第46週)の患者数は約9000人(平均1.8人)だった。
 今のインフルエンザ患者数は、大流行といわれた昨シーズンの1100万人より少ないが、2月3日からの第6週で約30万人(平均60人)。
 今シーズンの累計で約650万人と推定される(国立感染症研究所)。

 これに対して新型コロナウイルスの感染者は2月17日現在で520人だが、このうち約450人はクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客・乗員で、国内にいるのは60人余り。
 インフルエンザの基準を当てはめると、この150倍に増えないと流行の定義を満たさない。
 今はインフルエンザのほうが10万倍危険なのだ。

 だから「今はまだ流行期ではない」という専門家会議の判断は正しい。
 「爆発的に患者が増えている」という話は、中国と日本を混同した錯覚である。
 中国でも患者の急増は武漢などの湖北省に限られており、世界的な流行にはなっていない。
 新型コロナの感染力はインフルエンザより強いといわれるが、それほど変わらない。
 致死率は2%といわれるが、死者も武漢に集中しており、中国でもそれ以外の地域では致死率は0.8%、他の国では死者はほぼゼロである。
 症状もインフルエンザとほぼ同じと考えてよい。
 
 インフルエンザの致死率は0.1%なので、死者(超過死亡数)は600人程度と推定されるが、史上最悪だった1998~99年のシーズンには3万7000人以上がインフルエンザで死亡し、昨シーズンは3000人余りが死亡した(国立感染症研究所)。

     新型コロナを特別扱いする理由はない

 あなたが今年インフルエンザにかかる確率は約5%だが、新型肺炎にかかる確率は0.00005%であり、それで死ぬ確率はゼロといってよい(死者は高齢者や基礎疾患のある人に限られる)。
 もちろん今後、大流行する可能性はあるので、政府が感染を防ぐ必要はあるが、それはインフルエンザも同じだ。

 「中国からの入国を全面的に拒否しろ」と騒ぐのは無意味である。
 国内に1人も患者がいない状況ならそういう「水際作戦」にも意味があるが、すでに国内にウイルスが入った今は、水際で止めることはできない。
 入国禁止したのは、中国からの入国者の少ない国だ。
 年間1000万人近く中国人が入国している日本で、それを全面禁止することはできない。

 イベントや集会を中止するのも無意味だ。
 流行していない感染症でそんなことをしたら、毎年インフルエンザが流行するたびにイベントを中止しなければならない。
 なぜ患者が1100万人も出た2019年にイベントを中止しなかったのに、わずか60人で中止するのか。

 新型コロナの流行を初期のうちに封じ込めるのは、政府の対策としては大事だが、あなたにとっては患者と接触する確率の高いインフルエンザのほうがはるかにリスクが大きい。
 「新型肺炎にはワクチンがないから恐い」というのも逆で、新型肺炎を恐れるよりインフルエンザワクチンを接種したほうが風邪は防げる。

 要するに、新型コロナを特別扱いする理由はないのだ。
 それはインフルエンザと同じ風邪の一種だから、対策も同じでいい。
 650万人のインフルエンザ患者を放置して、患者60人の新型コロナにゼロリスクを求めるのは、放射能にゼロリスクを求める情報弱者と同じである。

 感染症にも放射能と同じリスクと経済性のトレードオフがあり、リスクをゼロにするには経済活動を全面的に止めるしかない。
 「放射能と違ってウイルスは他人に感染する」というが、それはインフルエンザも同じだ。
 対策もインフルエンザ並みでいいのだ。

 ただインフルエンザと新型コロナの違いは、マスコミが騒いで人々が不安になり、集会や旅行をキャンセルするなどの風評被害が大きいことだ。
 それを防ぐには、政府がイベント中止や入国禁止などの過剰反応をやめ、マスコミが科学的に正しい情報を伝える必要がある。
 放射能と同じく「正しく恐れる」ことが大事だ。

                                 転載終わり。







 マスメディアは、人々を混乱させることでお金儲けができるので科学的に正しい情報なんて伝えませんよ。
 マスメディアは、今迄何度も何度も何度も何度もデマを世界中に拡散させて人々を不安に陥れ正確な判断ができない状態にさせて風評被害を作り続けてきてお金儲けをしてきました。
 そして、いくつかのマスメディアは自分達の政治的な目的を果たす為に、デマを拡散させ偽情報を世の中にばら撒きます。そのようなデマによって民間の人が被害を受けてもマスメディアは知らん顔をして無視しています。
 マスメディアは、科学的に正しい情報なんて伝えませんよ。マスメディアが科学的に正しい情報を伝えたならばマスメディアの商売は失われますから。
 連中はまともに取材する気すらありません。
 まともに取材したら事実が判明してしまいます。
 事実が判明したらマスメディアはデマを拡散させることができなくなります。

 私達はマスメディアがそのような存在であるということを自覚していればよいのです。
 多くの人が混乱しそうな時こそ落ち着いて正しい情報を自分で手に入れなければ、正確な判断は出来ません。
 多くの人が混乱しそうな時に右往左往すれば、人は簡単に嘘に騙されます。
 人を騙そうとしている集団がいるということを理解していることこそが肝要と思われます。
 お気を付けくださいませ。



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小米桜(コゴメザクラ)その7。

2020年02月24日 23時29分11秒 | お花に関する日記
 本日2月24日は、源義仲が征夷大将軍に任じられた日で、ナポリ王カルロ3世(ハンガリー王カーロイ2世)が暗殺された日で、教皇グレゴリウス13世による暦法改正の勅が出された日で、二月革命でフランス王ルイ・フィリップが退位した日で、アンドリュー・ジョンソン米大統領に対する弾劾案がアメリカ合衆国下院を通過した日で、明治政府がキリシタン禁制の高札を取り除いた日で、ロシアと清がイリ条約を締結した日で、エストニアがロシア・ソビエト連邦社会主義共和国からの独立を宣言した日で、国家社会主義ドイツ労働者党・ナチスが初の党大会を開催した日で、国際連盟総会で「満州を国際管理下に置くこと」を提案するリットン調査団の報告書が採択されたのを受けて日本全権大使・松岡洋右が連盟脱退を宣言して退場した日で、アメリカと西欧10か国が戦略物資の対共産圏輸出禁止協定に調印した日で、第二次南極観測隊が悪天候のため越冬を断念してタロとジロら樺太犬15頭を置き去りにして撤退した日で、東京地検がロッキード事件の強制捜査を開始した日で、イギリス王室がチャールズ王太子とダイアナ・スペンサーの婚約を発表した日で、昭和天皇の大喪の礼が行われた日で、湾岸戦争で多国籍軍による大規模地上攻勢「砂漠の剣作戦」が発動した日です。

 本日の倉敷は晴れでありましたよ。
 最高気温は十四度。最低気温は一度でありました。
 明日も予報では倉敷は曇りとなっております。





 上の写真に写っているお花は、「小米桜(コゴメザクラ)」です。

 小米桜のお花に関しては、2019年2月21日の記事2017年2月26日の記事2016年2月25日の記事2015年3月8日の記事2014年3月10日の記事2013年3月17日の記事もよろしかったらご覧くださいませ。
 2019年と2017年と2016年と2015年と2014年と2013年の小米桜のお花の記事です。


 小米桜のお花の花言葉は、「愛嬌」です。


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人間は冒険を試みうるほどに自己を信じなければならないし、冒険を楽しみうるほどに自己を疑わねばならない。

2020年02月24日 20時13分14秒 | サッカーに関する日記
 今期の明治安田生命J2が開幕しています。
 我らがファジアーノ岡山は、ホームのシティライトスタジアムでツエーゲン金沢様と対戦でありました。
 試合結果は、1-0で勝利でありました!!! 
 うおっし!!! 
 得点したのは、イ ヨンジェ選手であります。
 イ ヨンジェ選手は今季こそ得点王を狙ってもええんやで?


 はじまりましたよ! 
 今期のファジアーノの戦いがはじまりました! 
 長い長い冒険の旅がはじまりましたよ!

 今季は昨年からの継続をしつつもっともっと変化していきたいところであります。
 我らファジサポはどっしりと構えて一喜一憂しながらどきどきわくわくしてサッカーを楽しみませう。
 例年と同じく開幕戦のスターティングメンバーと最終盤でのスターティングメンバーは大きく変わるはずです。
 そしてシーズン中に戦い方も変化するでしょう。
 我らファジサポはどっしりと構えてそれらを楽しみませう。

 いよいよ今期のファジアーノの偉大な冒険がはじまりました。
 ファジサポの皆様。楽しい楽しいサッカーを大いに楽しみませう!!! 



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