舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

選手と観客の間には決して埋めることの出来ない隔たりがある。

2009-09-29 23:48:53 | Weblog
実家からお送りします。

昨日新潟に着いた後、高校のボート部の同期の友人Sの家にちょっと遊びに行きました。
Sは茨城大学の大学院に行っていて、今でもボートを続けている頑張りやさんです。
たまたま新潟国体が開催中なので、茨城大ボート部として、スタッフと応援のために新潟に来ていたのでした。

で、せっかくなので今日はSと二人で国体のボートの会場に遊びに行きました。
俺とSは高校でボート部だったのですが、大会会場は高校の時の会場と同じ場所。
最後に俺がそこを訪れたのは高三の時だから、実に五年ぶり。

到着するなり思ったこと・・・やべー懐かしすぎる!
駅は新しくなっていましたが、田舎の町並みは五年前と殆ど変わっていない!
国体の関係で会場は整備されましたが、山や川の風景は殆ど変わっていない!
嗚呼、磐越西線が走るよ・・・

何より懐かしかったのは、大会スタッフ用のモーターボートが通った後の、特有の排気ガス臭!
人間の嗅覚の記憶って鋭いなって思いました。

が、懐かしさと一緒に込み上げて来たのは、記憶の中にある別な感情。
ボート部の中でも下からの順位を争っていた俺は、会場に来る度ににどうしようもない緊張感と閉塞感と劣等感を感じていたのでした。
思えば会場に行って、素直にその場を楽しめていたことはほとんど無かった気がします。

だから今日会場に行った時も、一瞬その時の自分を思い出して何ともいえぬ気持ちに。
だが、今日の俺はただの観客だ!もう試合前の緊張感なんて味わわなくていいんだ!
そんな訳で、あんなにボート会場に気楽に行ったことは、人生で初めてでした。

山に囲まれた川の水面をボートが滑っていく光景って、見ていると実に優雅なんですが、実際試合に出てみるとこれでもかってくらい死にそうになるんですよね。
レースの前には毎回「人生でこんな死にそうな思いをするのはこの時だけだ!」って自分に言い聞かせてボート漕いでました。

ここまで選手と観客にギャップのある競技も珍しい気がします。
が、そんな思いはもうしなくていい俺は、Sと話しながらのんびりボート見てました。

Sから聞いて知ったのですが、高校の部活で同期だった女子が選手として出場していたらしいです。
また、高校時代の顧問が大会スタッフとして来ていたらしいです。
・・・が、みんな関係者以外立入禁止区域にいたので会えませんでした。

更に、この前の土日にはボート部時代の同期や先輩達が応援に来ていたらしい。
・・・が、みんなもう帰っちゃった後でした。


つくづく自分はボートには縁が無いんだと思いました。
案外、俺あの頃から大して変わっていないのかも知れません。


とか思ってたんですが、Sから意外な発言が。
Sと二人で高校時代の思い出話とかをしながら歩いていた時のこと。
無駄に下ネタを発しまくる俺に対し、

S「お前、高校の時は全然下ネタとか言う奴じゃ無かったのにな」
俺「え、俺そんなだったっけ?」
S「そうだよ。寧ろ下ネタ用語一つも知らなくてもおかしくないくらいの」
俺「マジで!俺そんな風に思われてたの!?」

実際はそんな事なかったけどな!
でもまあ、今よりは知識レベルは低かっただろうな。

もしかして僕は純粋さを失ってしまったのだろうか?
いや、これは成長だ!!!!
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