昨年12月19日に観劇した、舞台屋織田組さんの「高瀬舟」
すっかり書き忘れているうちに、年が明け、三ヶ月が経過し、そして次の公演が始まってしまった!
という訳で、もうこの公演の感想を書いている間に、今日4月3日の舞台屋織田組「斑女」が始まってしまう!
ということで、ざっくりとした感想しか書けないので、時間の許す範囲で書いて行こうと思います。
この高瀬舟という作品は、森鴎外の有名な小説「高瀬舟」を、織田組さん流にアレンジしたものです。
喜助という囚人と、それを護送する庄平、そして語り手の三人が登場します。
弟を殺した罪に問われていた喜助が、舟で護送する途中、庄平に語った物語。
それは、実は喜助の弟は自殺を図ったが失敗し、苦しんでいた弟を見かねて喜助が止めを刺した、というものでした。
物語は喜助と庄平の会話劇ですが、ここの回想シーンだけ、語り手が喜助の弟役で登場します。
それと、物語の前半で庄平が自分の恐妻家っぷりを語るシーンがありますが、ここでも語り手が妻役で少しだけ登場します。
そういう演劇的な面白い演出があった以外は、原作に忠実でした。
で、この作品は、Aチーム、Bチームの2チームに分かれていて、それぞれ全く異なったキャスティングと演出でした。
最初に見たのはAキャストだったんですが、喜助は、昨年つくつなWSに演劇初心者で参加していた廣田さん!
演劇が楽しくてハマったって言っていましたが、まさか織田組さんに入っていたとは!
そして庄平がじゅんちゃん、そして語り手は織田さんでした。
廣田さん、じゅんちゃんは好演いていたと思います。
演技もそうだし、二人とも真面目な方なので、その真面目さが役に上手く働いたのかなあと思います。
特に、喜助の自分の罪を覚悟して落ち着き切った演技は、廣田さんハマり役だなあって思いました。
そして語り手の織田さんは、本当にもう「これぞ織田組!」っていう存在感でした。
織田さんの声、動作、その全てが存在感があり過ぎですよね。
前半で恐妻役で出てきた時は、思わず笑ってしまいました。
織田さんの演技は常に全力で、それ故に感動させることもできれば笑わせることもできるんだなあって思います。
本当に織田さんは、織田さんにしか出来ない演技を持っている役者さんですよね。
という訳で、Aチーム、かなり楽しませていただきました。
で、後半はBキャストだったんですが…これが予想だにしない演出でした。
なんと喜助はチンピラ、庄平は西部警察みたいな刑事、そして語り手はどう見てもエロいコスプレにしか見えない婦人警官の恰好だったのだ!
いやー、出オチ過ぎるでしょ!
そして演技も過剰にデフォルメしたような演技で、どこまでも人を食ったような作品でした。
Aキャストではじんわりと感動した訳ですが、Bキャストはっちゃけすぎでしょ!
今回の公演は無料公演だったので、ある意味実験的な部分があったのかもしれません。
そういう意味では、アリだった…のかな?
まあ、これはこれで楽しめたという感じです。
中でも、婦人警官のコスプレの語り手さんが、なんていうか、こう無駄にエロスをあふれさせるんですね。
で、途中で感情が入って無駄にエロく読んだり、無駄に机にエロく座ったりとか、とにかく無駄にエロい!
ここまで出来るのは、ある意味すごいことだなって思った訳ですが…
どうしてもツッコミを入れざるを得ない、と言うか「何だよこれ!?」な出来事が!
というのは、語り手が、自殺する弟の役をするシーン。
ここは床に寝そべるので、観客の誰もが、パンチラしないかと心配していたと思われます。
で、問題のシーン、何が起こったかと言うと、なんと違う役者が婦人警官のスカートに、モザイク代わりのバスタオルをかけたではないか!
おいおい、どういうことなんだよ!?って思いました。
せっかく女優さんが体張って演技してるのに、実に中途半端!
どうせなら、パンチラなど気にしないレベルで突き抜けるか、もしくはパンチラしない絶妙なラインを計算して演技してほしかった!
いや、それかバスタオルをかけるという行為そのものを笑いにしてしまうというのも手だったと思います。
そうだとしたら、例えばかけ方や、バスタオルの柄など、笑いを取る方法は色々あったと思います。
が、今回はバスタオルのかけ方にそこはかとない恥じらいがあったのが勿体なかった。
そして何より、どうしてバスタオルの柄が見えないように裏返しにかけた!柄
が見えると恥ずかしいからか!?
だとすればその発想が恥ずかしいし、何より裏返してるのに表の模様が透けて見えていたのが、もう何て言うかスゲー中途半端!
と、随分熱く語ってしまいましたが、一番気になったのはそこでした。
でも、確かにこれは面白い試みだったと思います。
そして、公演後の雰囲気が温かくて素敵でした。

なんと観客にお菓子のプレゼント!

星たべよ!

そしてハイクオリティなクッキー!
これは嬉しい!

出演者の廣田さんと、観に来ていた横山さん。
僕ね中ではタッキー&翼です。

そして、織田組の役者さんたちに交ざっても、全く違和感のないゆっぺさん。

そして音響オペは、劇団私事。の杉谷くん!
公演
すっかり書き忘れているうちに、年が明け、三ヶ月が経過し、そして次の公演が始まってしまった!
という訳で、もうこの公演の感想を書いている間に、今日4月3日の舞台屋織田組「斑女」が始まってしまう!
ということで、ざっくりとした感想しか書けないので、時間の許す範囲で書いて行こうと思います。
この高瀬舟という作品は、森鴎外の有名な小説「高瀬舟」を、織田組さん流にアレンジしたものです。
喜助という囚人と、それを護送する庄平、そして語り手の三人が登場します。
弟を殺した罪に問われていた喜助が、舟で護送する途中、庄平に語った物語。
それは、実は喜助の弟は自殺を図ったが失敗し、苦しんでいた弟を見かねて喜助が止めを刺した、というものでした。
物語は喜助と庄平の会話劇ですが、ここの回想シーンだけ、語り手が喜助の弟役で登場します。
それと、物語の前半で庄平が自分の恐妻家っぷりを語るシーンがありますが、ここでも語り手が妻役で少しだけ登場します。
そういう演劇的な面白い演出があった以外は、原作に忠実でした。
で、この作品は、Aチーム、Bチームの2チームに分かれていて、それぞれ全く異なったキャスティングと演出でした。
最初に見たのはAキャストだったんですが、喜助は、昨年つくつなWSに演劇初心者で参加していた廣田さん!
演劇が楽しくてハマったって言っていましたが、まさか織田組さんに入っていたとは!
そして庄平がじゅんちゃん、そして語り手は織田さんでした。
廣田さん、じゅんちゃんは好演いていたと思います。
演技もそうだし、二人とも真面目な方なので、その真面目さが役に上手く働いたのかなあと思います。
特に、喜助の自分の罪を覚悟して落ち着き切った演技は、廣田さんハマり役だなあって思いました。
そして語り手の織田さんは、本当にもう「これぞ織田組!」っていう存在感でした。
織田さんの声、動作、その全てが存在感があり過ぎですよね。
前半で恐妻役で出てきた時は、思わず笑ってしまいました。
織田さんの演技は常に全力で、それ故に感動させることもできれば笑わせることもできるんだなあって思います。
本当に織田さんは、織田さんにしか出来ない演技を持っている役者さんですよね。
という訳で、Aチーム、かなり楽しませていただきました。
で、後半はBキャストだったんですが…これが予想だにしない演出でした。
なんと喜助はチンピラ、庄平は西部警察みたいな刑事、そして語り手はどう見てもエロいコスプレにしか見えない婦人警官の恰好だったのだ!
いやー、出オチ過ぎるでしょ!
そして演技も過剰にデフォルメしたような演技で、どこまでも人を食ったような作品でした。
Aキャストではじんわりと感動した訳ですが、Bキャストはっちゃけすぎでしょ!
今回の公演は無料公演だったので、ある意味実験的な部分があったのかもしれません。
そういう意味では、アリだった…のかな?
まあ、これはこれで楽しめたという感じです。
中でも、婦人警官のコスプレの語り手さんが、なんていうか、こう無駄にエロスをあふれさせるんですね。
で、途中で感情が入って無駄にエロく読んだり、無駄に机にエロく座ったりとか、とにかく無駄にエロい!
ここまで出来るのは、ある意味すごいことだなって思った訳ですが…
どうしてもツッコミを入れざるを得ない、と言うか「何だよこれ!?」な出来事が!
というのは、語り手が、自殺する弟の役をするシーン。
ここは床に寝そべるので、観客の誰もが、パンチラしないかと心配していたと思われます。
で、問題のシーン、何が起こったかと言うと、なんと違う役者が婦人警官のスカートに、モザイク代わりのバスタオルをかけたではないか!
おいおい、どういうことなんだよ!?って思いました。
せっかく女優さんが体張って演技してるのに、実に中途半端!
どうせなら、パンチラなど気にしないレベルで突き抜けるか、もしくはパンチラしない絶妙なラインを計算して演技してほしかった!
いや、それかバスタオルをかけるという行為そのものを笑いにしてしまうというのも手だったと思います。
そうだとしたら、例えばかけ方や、バスタオルの柄など、笑いを取る方法は色々あったと思います。
が、今回はバスタオルのかけ方にそこはかとない恥じらいがあったのが勿体なかった。
そして何より、どうしてバスタオルの柄が見えないように裏返しにかけた!柄
が見えると恥ずかしいからか!?
だとすればその発想が恥ずかしいし、何より裏返してるのに表の模様が透けて見えていたのが、もう何て言うかスゲー中途半端!
と、随分熱く語ってしまいましたが、一番気になったのはそこでした。
でも、確かにこれは面白い試みだったと思います。
そして、公演後の雰囲気が温かくて素敵でした。

なんと観客にお菓子のプレゼント!

星たべよ!

そしてハイクオリティなクッキー!
これは嬉しい!

出演者の廣田さんと、観に来ていた横山さん。
僕ね中ではタッキー&翼です。

そして、織田組の役者さんたちに交ざっても、全く違和感のないゆっぺさん。

そして音響オペは、劇団私事。の杉谷くん!
公演