僕がインターネットを嫌いな理由は特にない。

力が、そう力が欲しかったんだ。
この最低の世界を変えるだけの力がね。
けれどまだ幼かった僕の掌はこの世界を手にするには小さすぎて、一人泣いたもんだよ。
そのうち雨が降り出して、寒くて、怖くて、けれど僕は家に帰る道も忘れて、一人とぼとぼ歩いた。
そんな時だった、彼女に出会ったのは。
彼女は優しく僕の手を引いて、雨をしのげる大きな木の下へと連れて行った。
体を丸めて冷えきった体を温めていた僕に、彼女は言った。

「雨はね、空が泣いているの。雨の日があるように、涙を流すことも、時には必要なの」

僕は思わず一目散に駆け出した。

「駄目、それ以上行っては駄目。あなたはまだ真実を知るべきではない」

彼女の声も僕の耳には届かなかった。
そう、自分が世界を破滅へと導くとも知らずに。
その時、雷鳴と共に強い光が大地を切り裂いた。

「な、なんだこの光は！か…体が…動か…ない…」

「フハハハハ！よくぞここまで来たな、愚かな地球人よ」

「貴様ッ！よくも父を殺したなッ！」

「フハハハハ！冥土の土産だ。お前に真実を教えてやろう」

「ま、まさかッ！」



う～ん、一体どうなっちゃうの！？
禁断の三角関係にオフィスは修羅場の予感！
そして伝説の剣に隠された紋章が意味するものとは？数千年の秘密が今、明らかに…

次回「楽しかったチャングムの誓い」

目指せ甲子園！
お楽しみに！



…はい、という訳でお送りしたのは連続ラジオドラマ「放課後テクノポリス」第1069話でした。
いや～、次回も楽しみですね～。
感想、こちらの宛先までドシドシお寄せ下さい！



さて、ここからは、お便りを紹介していきます。
宮崎県にお住まいのラジオネーム恋するシドビシャスちゃんから。

「チヒロさんこんばんは」

はい、こんばんは～。

「チヒロさんのラジオ番組『モバゲーなんて大嫌い』いつも楽しく聞いています。ところでチヒロさんに質問があります。私はクリスマスに素敵な恋人と過ごしたいのですがどうしたらいいでしょうか？」

なるほど、そんなあなたに僕は問いたい。
敬虔なキリスト教徒でもないあなたにとって、クリスマスに何の意味があると言うのだい？
12月25日がそんなに大切かい？
それよりもあなたにはもっと大切なことがあるんじゃないのかい？
忘れたのかい？あの日交わした約束を。
そう、彼は君から渡された伝説のペンダントの破片を今でも肌身離さず大切に持っているんだ。
そして二つに分かれたペンダントが一つになる時、世界は闇に包まれるであろう。
しかし終わりは新たなる始まり。
やがては地上に光が溢れ、世界は再び目覚める。
そう、新たなる秩序とともに。
世界よ目覚めよ、そして我に跪くがいい。



チヒロブルースが世界の終焉をお知らせします。

アーッハッハッハッ！
アーッハッハッハッ！
アーッハッハッハッ！
踊るじゃん！

こんな夜に～