
11/11(木)、新潟県立近代美術館「高畑勲展」を見に行ってきました。
アニメーション監督の高畑勲さんの携わった作品にまつわる展示で、看板には「かぐや姫の物語」。

中に入ると、こちらの看板には「赤毛のアン」と「火垂るの墓」。

展示室まで続く通路の途中に「アルプスの少女ハイジ」のパネル。

こちらは「平成狸合戦ぽんぽこ」のパネル。

そして「パンダコパンダ」のパネルがお出迎え。
そんなわけで見て来た「高畑勲展」、日本のアニメの進化の歴史とともに高畑監督の人生があること、アニメの新しい表現に長年挑戦し続けたことが伝わる展示でした。
資料の数々に本当にアニメって大勢の人の想いと努力の結晶だなと感じ、そういう素晴らしいアニメを見て育ってきた自分は幸せだなあとも思いました。
高畑監督の初監督映画「太陽の王子ホルスの大冒険」を去年初めて見て複雑な物語だと思ったのですが、様々な才能を活かした制作秘話や緻密な設定などを知ることができて興味深かったです。
あと、子供の頃にビデオで見ていた「アルプスの少女ハイジ」には高畑監督の「子供の心を解放したい」という想いが込められていたと知り、感動しました。
個人的に大好きな「セロ弾きのゴーシュ」や「おもひでぽろぽろ」「平成狸合戦ぽんぽこ」などで日本の風景を緻密に描いた背景は本当に美しかったです。
最終的に手描きのタッチにこだわった「かぐや姫の物語」も本当に新しいアニメ表現に挑戦をしていることが伝わってきて、また見返したいなと思いました。

そんな感じで美術館をあとにすると、出口には「アルプスの少女ハイジ」が。
新津美術館の「富野由悠季展」とともに見られたことも、日本のアニメーションの歴史を深く知ることができて良かったです。