アイムホーム

今回はラスト辺りまではヒーロー的な展開は薄まっていた。話としてはこっちの方がかっちりとはするかも。
テレ朝版は元妻と元鞘した方が自然な気がする。前妻再婚してないし、息子は設定変えてないなら主人公はかつて疑ってはいたが実子だから、結局連れ子を捨てて実子を選ぶみたいな結末はどうかと思うのだが？　借金から救う為ではあったんだろうけど、その借金の件自体テレ朝版で有効かどうか今のところ分からん。
過去の主人公はそんな悪い奴とも言い切れない感じ。借金設定次第では前妻と離婚する程じゃない。あんまり本格的にゲスだと描写的にキツいのかもしれないが。原作もそんな芯からの悪人ではないようだが。テレ朝版は悪い人ではないというより、ちょっといい人風で、でも原作同様酷いこともするから振り幅の大きさにちと困惑。
それから義妹とちょっといい雰囲気で、あれ？　手を出した設定？　と焦ったがそうでもなかった。蓮佛は探偵の助手ポジの役が多いから、あのまま主人公の記憶調査を手伝ってくれそうな勢いだった。ミッチーや前回のココリコもそうだが、この人本気で手伝ってくれたらすぐ解決しそうって人がチラホラ出てくる。微妙にキャラ濃い目だ。こういうの見るとキムタクで１話完結の探偵物見たかったと思えてくる。
あと、最後の仕事投げて運動会はどうかな？　運動会で父子の絆やりたいにしても仕事投げるのは微妙。格好いいスーツで泥だらけで運動会っていう図は確かに格好いいけど、前回の玩具山程渡して遊ばせるのも、もっと上手いこと処理できないものか？　極端だぜ。
一人で苦いワインを飲む主人公はいいシーンだったけどさ。

ワカコ酒

会社で決算期対応に追われるワカコ。仕事中、父から今どうして暮らしているのか？　連絡が少ないと、文面は厳しいが寂しがっているらしいメールが来るが、忙しいワカコはいちいち答えるのが億劫だった。
仕事の後、昼食が遅くなったワカコは楽しみにしている晩酌のアテはつまみ然とした物でいこうと企み、さくらちかというジャズの流れる洒落た串焼き屋に入って行った。串焼きではなく、たまたま店員が焙っていたエイヒレに見惚れたワカコはそれに合う熱燗の日本酒を頼んだ。
食べやすくカットされたエイヒレにはレモンと七味を散らしたマヨネーズが添えられていた。「ぷしゅうッ」謎の感嘆？　を述べるワカコ！　口癖らしい。テーブル席の中年の客がライターでエイヒレを焙っているのを見たワカコ。父がよくそうしていたのを思い出し、メールの返事を書きかけるがおざなりな文しか思い付かなかった。
メール打ちの手を止め、飲み続けていると隣の店の馴染み客らしい熊さんの食べる煎り銀杏に目を奪われたワカコは早速焼酎水割りと共に注文した。殻割りで銀杏の殻を割りながら機嫌良く食べるワカコ。しかし熊さんが女将と娘と上手くいってないと世間話を始めると父のことを再び思い出し、ぼんやりしていると殻割りの手元を滑らせ銀杏を熊さんに飛ばしてしまった。
「すいません」平謝りのワカコだったが、熊さんは気の良い人で怒らず、それどころかエイヒレ用にライターをくれた。「ありがとうございます」二人で仲良くエイヒレを焙って食べ、熊さんは長居はせず、先に退店していった。
更に呑んで、ほろ酔いの帰り道ワカコは改めて父へのメールを打ち直した。『熊さんにライターもらったよ』そんな文を、ワカコは送信するのだった。
　・・・ラーメン録り損ない緊急対応。実写ぷしゅう、はちとハードル高め。メールもらった父は誤解しちゃいそう。

戦う！ 書店ガール

秘かに録画していたのだが、視聴率がやたら悪いということで、どんなもんか？　と思って見てみた。
午後１１時台とか深夜なら別にこれで普通だと思う、稲森は出てくれないだろうけど。ちょっと進行がもっさりしてるかも。稲森と渡辺で話が行ったり来たりするのがあんまり上手くいってないような。原作を改編してどっちかを主人公にするか、もう少し稲森の役の年齢を３０代くらいに引き下げるかした方が恋のライバルの件が上手く機能した気がする。稲森と渡辺が並ぶと母と娘みたいだから。
渡辺はやっぱりまだできあがってない感がチラリ。役柄もお嬢様だがテンプレお嬢様でなく、結構生っぽいちと面倒なお金持ちの娘さんで、地味にハードル高い設定だったりもする。普通のヒロインか、コメディか、ファンタジーを期待されていたのだろう。
ただそんな酷い作りでもないし、積極的に避けられたというより、渡辺のファン以外から「まあ、いいかな」と寄ってきてくれなかった的な。もったいないね。
ちなみに、ミヒャエル・エンデはモモも面白いんだぜ？　あの亀がね。遅ければ遅い程速い理屈ぅッ！！！！！