「猛男く~ん!」「大和ぉッ!」ある日、例にして猛男と大和が会っただけで喜んでいると、ザザッ! 茂みから屈強な柔道着姿の男二人が突然現れた!! 二人とも靴は履いており、一人は右足に包帯を巻いていた。「お前が一年の剛田猛男だな」「ちょっと話が有る」風が吹きすさび、猛男は大和を庇うように構えた。後ろには一応砂川もいた。(心配するな、大和。お前は俺が守る。お前を守る盾となるッ)柔道着の男達は姿勢を低くした! 1歩、踏み込む猛男! 柔道着男達は、土下座したッ!!
「頼む剛田ぁッ!」「助けてくれぇ!」「わかったッ!!」即答する猛男!「まだ何も話、聞いてねーよ」砂川が突っ込んだ。「男が頭下げてんだ。断れねーだろ? しかも二年が一年の俺に」「猛男くん、格好いい!」猛男なら、もうなんでも格好いい大和。「で、頼みってなんスか?」柔道部の二年生達はペラペラと事情を解説し出した。曰く、一ヶ月でいいから柔道部に入ってほしいという。今月末、ライバルの尾安化高校との試合が有るが、今、頼みにも来ている代表の一人が怪我をしてしまい、圧倒的に不利ッ! 尾安化とは9勝9敗。10勝勝ち越しを先に取りたい、猛男の力を借りたい。と、いうことだった。
長い説明にフンワリしていた猛男だったが、「俺は一ヶ月後の試合に勝てるよう、努力すればいいんスね!」大体は伝わってた。「ありがとう剛田!」「俺、やるっスッ!」「じゃあ早速明日の朝練から」「ウスッ!」シンプルな猛男。「頼んだぞぉ~!」柔道部の二人は一人が怪我してる方を担いで駆け去って行った。
「助っ人頼まれるなんて凄いねぇ! 猛男くん、柔道やってたのぉ?」「中学までな」「全国大会とか、出てたよなぁ」「え? 凄ぉい! 格好いい!」柔道部達が去った後、3人は連れ立って帰っていた。
2に続く
「頼む剛田ぁッ!」「助けてくれぇ!」「わかったッ!!」即答する猛男!「まだ何も話、聞いてねーよ」砂川が突っ込んだ。「男が頭下げてんだ。断れねーだろ? しかも二年が一年の俺に」「猛男くん、格好いい!」猛男なら、もうなんでも格好いい大和。「で、頼みってなんスか?」柔道部の二年生達はペラペラと事情を解説し出した。曰く、一ヶ月でいいから柔道部に入ってほしいという。今月末、ライバルの尾安化高校との試合が有るが、今、頼みにも来ている代表の一人が怪我をしてしまい、圧倒的に不利ッ! 尾安化とは9勝9敗。10勝勝ち越しを先に取りたい、猛男の力を借りたい。と、いうことだった。
長い説明にフンワリしていた猛男だったが、「俺は一ヶ月後の試合に勝てるよう、努力すればいいんスね!」大体は伝わってた。「ありがとう剛田!」「俺、やるっスッ!」「じゃあ早速明日の朝練から」「ウスッ!」シンプルな猛男。「頼んだぞぉ~!」柔道部の二人は一人が怪我してる方を担いで駆け去って行った。
「助っ人頼まれるなんて凄いねぇ! 猛男くん、柔道やってたのぉ?」「中学までな」「全国大会とか、出てたよなぁ」「え? 凄ぉい! 格好いい!」柔道部達が去った後、3人は連れ立って帰っていた。
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