「12年前の事件って?」本願寺に問う霧子。「あれねぇ、英都銀行南久瑠間支店に、根岸は仲間の一人と強盗に入った。そこに泊英介警部補、泊ちゃんのお父上もたまたま居合わせたそうです」「たまたま、ですか?」ヤカンを手に回想に入ってくる霧子。「泊警部補は取り押さえようと、隙を伺っていたんですよ」回想で風船を割ってしまう、泣き出す子供。「うっせぇッ!!」いきなり子供な発砲する回想の根岸! 泊英介はそれを庇い銃弾を受けた!「直後警官隊が踏み込み、犯人を捕らえました。泊警部補は」それで亡くなっていた。「と言われています」「言われている?」西城も話に入ってきた。「どうもちょいちょい怪しいんですがねぇ」「この事件には001が絡んでいる可能性があるんだ」ベルトもシフトカー状態で話に入ってきた。「泊さん、自分で捜査したかったでしょうね」霧子は気遣っていた。
弁当を持って署に戻った進ノ介は捜査本部へ向かっていたが、真影(001)とその取り巻きに出会した。「邪魔だ。退きなさい」「あ、すいません」取り巻きに邪険にされ、慌てて廊下で道を開け、結構な量の弁当ケースをひょい、と軽く持ち上げてスペースを作る進ノ介。「もしかして、泊進ノ介君巡査かな?」真影は立ち止まった。「え? はい」「そうかぁ、君が仮面ライダーか」歩み寄ってきた真影!「がんばりたまえ」「がんばります!」真影は去って行った。弁当ケースを下ろす進ノ介。「誰だっけ今の? あ、そうだ国家防衛局、真影長官」よくわからなくても偉いさん風だったので、取り敢えず下手に出ていた進ノ介なのだった。
歩み去るブレンにハートが声を掛けた。距離は遠い。「どうだ? 001の所は」ブレンは立ち止まった。「実に仕事がはかどりますよ」「是非、その成果をゆっくり聞きたいものだ」ブレンは笑顔で振り返り、ハートも笑顔を見せたが、
7に続く
弁当を持って署に戻った進ノ介は捜査本部へ向かっていたが、真影(001)とその取り巻きに出会した。「邪魔だ。退きなさい」「あ、すいません」取り巻きに邪険にされ、慌てて廊下で道を開け、結構な量の弁当ケースをひょい、と軽く持ち上げてスペースを作る進ノ介。「もしかして、泊進ノ介君巡査かな?」真影は立ち止まった。「え? はい」「そうかぁ、君が仮面ライダーか」歩み寄ってきた真影!「がんばりたまえ」「がんばります!」真影は去って行った。弁当ケースを下ろす進ノ介。「誰だっけ今の? あ、そうだ国家防衛局、真影長官」よくわからなくても偉いさん風だったので、取り敢えず下手に出ていた進ノ介なのだった。
歩み去るブレンにハートが声を掛けた。距離は遠い。「どうだ? 001の所は」ブレンは立ち止まった。「実に仕事がはかどりますよ」「是非、その成果をゆっくり聞きたいものだ」ブレンは笑顔で振り返り、ハートも笑顔を見せたが、
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