羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

仮面ライダードライブ 6

2015-05-12 20:40:18 | 日記
「12年前の事件って?」本願寺に問う霧子。「あれねぇ、英都銀行南久瑠間支店に、根岸は仲間の一人と強盗に入った。そこに泊英介警部補、泊ちゃんのお父上もたまたま居合わせたそうです」「たまたま、ですか?」ヤカンを手に回想に入ってくる霧子。「泊警部補は取り押さえようと、隙を伺っていたんですよ」回想で風船を割ってしまう、泣き出す子供。「うっせぇッ!!」いきなり子供な発砲する回想の根岸! 泊英介はそれを庇い銃弾を受けた!「直後警官隊が踏み込み、犯人を捕らえました。泊警部補は」それで亡くなっていた。「と言われています」「言われている?」西城も話に入ってきた。「どうもちょいちょい怪しいんですがねぇ」「この事件には001が絡んでいる可能性があるんだ」ベルトもシフトカー状態で話に入ってきた。「泊さん、自分で捜査したかったでしょうね」霧子は気遣っていた。
弁当を持って署に戻った進ノ介は捜査本部へ向かっていたが、真影(001)とその取り巻きに出会した。「邪魔だ。退きなさい」「あ、すいません」取り巻きに邪険にされ、慌てて廊下で道を開け、結構な量の弁当ケースをひょい、と軽く持ち上げてスペースを作る進ノ介。「もしかして、泊進ノ介君巡査かな?」真影は立ち止まった。「え? はい」「そうかぁ、君が仮面ライダーか」歩み寄ってきた真影!「がんばりたまえ」「がんばります!」真影は去って行った。弁当ケースを下ろす進ノ介。「誰だっけ今の? あ、そうだ国家防衛局、真影長官」よくわからなくても偉いさん風だったので、取り敢えず下手に出ていた進ノ介なのだった。
歩み去るブレンにハートが声を掛けた。距離は遠い。「どうだ? 001の所は」ブレンは立ち止まった。「実に仕事がはかどりますよ」「是非、その成果をゆっくり聞きたいものだ」ブレンは笑顔で振り返り、ハートも笑顔を見せたが、
     7に続く

仮面ライダードライブ 7

2015-05-12 20:40:09 | 日記
ブレンの笑顔はすぐに消えた。忌まわしい記憶が甦る。ハートにしなだれ掛かるメディック! ハンカチを噛み締める自分! ハンカチに火を点け暖炉に冷然と投げ捨てるメディック! 頭を抱え絶叫する自分!!「あの女がいる限り、あなたの所には戻りません!!」訴え、歩き去るブレン!「どうして仲良くできないんだ? 同じロイミュードだろう?!」ハートは叫んだが、ブレンは止まらなかった。
後日(翌日?)、西城と霧子は特状課に持ち帰った雑用をこなしていた。進ノ介は資料を読み込んでいた。「見付けた、手懸かりを」霧子と西城も手を止めた。ベルトもアクセル音をならす。事件被害者は3人とも12年前の事件に居合わせた行員。双葉台銀行で殺され掛けた行員も英都銀行の元行員で12年前の事件に居合わせていた!
「次はコイツです」ブレンはとあるアジトでオープンに指令書を渡した。「急ぎなさい時間がありません」「銀行強盗は?」「あれはあくまで偽装。もう不要です。重要なのは12年前の関係者を全て始末すること」「へっ」鼻で笑い、オープンは去って行った。
「そういう訳だから、君達、当時の銀行員をガードしてくれ!」特状課でベルトから指示を受けたシフトカー達はそれぞれ散って行った。「でも、変ですよね。こんな重要な共通点に捜査一課が誰一人気付いていないなんて」もっともなことを言う霧子。「やはり001が」警戒するベルト。「この事件を調べれば、親父の事件の真相がわかるかもしれない。俺、山王丸さん(生き残った女行員)に話聞いてくる!」「待った進ノ介君!」駆け出し進ノ介を西城が止めた。山王丸は今、一課が事情聴取しているという。「何か、何かないか今俺にできることは?」焦りながら資料を繰る進ノ介!『唐沢ゆかり』の資料を繰り当てた進ノ介。風船の破裂で気絶した女子高生だ。
     8に続く

仮面ライダードライブ 8

2015-05-12 20:39:58 | 日記
「まさか」思い当たるところがあるらしい進ノ介!
花を持ってゆかりの病院を訪ねる進ノ介と霧子。「よかった。もう起き上がれるんだ」サイドボードに花を置く進ノ介。「今日は、ちょっと聞きたいことがあるんだけど。12年前にも銀行強盗にあったことあるよね?」ゆかりは再び記憶が甦り始め、顔を逸らすゆかり。「その時のことを話してほしんだ。なんでもいい!」回り込んで性急に質問し出す進ノ介。戸惑う霧子。「君の見たこと聞いたこと!」ゆかりは激しく拒絶し出した。「すいません! 何も知りません!!」進ノ介を押し退けるゆかり。「ゆかりちゃん?「出てって! 出てって下さい!!」物を投げて進ノ介を遠ざけるゆかり! 霧子に促され、進ノ介は病室を後にした。
「あの様子じゃ、難しいですね」帰りの階段で霧子はそう言ったが、進ノ介は気に掛かる様子だった。「おお、いたいた! 進ノ介」下階から追田が昇ってきた。「お前の耳に入れておいた方がいいと思ってな!」追田は、12年前の事件の根岸の共犯者、丸谷に話を聞いていた。丸谷は6年前に出所し、更正していたが、12年前の事件について妙なことを言う。根岸は「殺ってない」という。だが、なぜそう思うのか自分でもよくわからないと言い出したのだ。「それだ! それが12年前の事件の秘密だ!!」進ノ介は興奮し、霧子の丸谷は根岸を慕っているだけでは? 私的も耳に入らず階段を駆け降りて行ってしまった。「おい、進ノ介!」追田もそれを追って行った。霧子は調度、電話が入った。「はい、詩島です」電話はりんなだった。
ピットまで即、引き返した霧子はりんなからプロトドライブシフトカーを受け取った。「修理、一応終了」「ありがとうございます」シフトカーの機能は戻っているが、記憶データを全て読み取れるかどうかはわからないという。
     9に続く

仮面ライダードライブ 9

2015-05-12 20:39:49 | 日記
「そうですか」心配そうな霧子。チェイスに頼まれていた。「記憶、戻るといいね」「はい」霧子は少し笑顔を見せ、大事そうにプロトドライブシフトカーを持っていた。
「丸谷さん、丸谷さん。頼むから話してくれ!」「だから覚えてないんだ」丸谷は大型の工場で働いていた。ヘルメットを被って移動する丸谷に進ノ介は食い下がった!「覚えてないじゃない、思い出すんだ!! 真犯人を知りたいんだよ!」丸谷の両肩を掴む進ノ介!「俺だって知りたいんだよ!!」進ノ介を突き放す丸谷!「ねぎ兄は俺の大事な兄貴分だ! めちゃめちゃ世話になったんだ! でもダメなんだ。思い出そうとしても、頭ん中! ぐちゃぐちゃになるんだ!!」泣き出す丸谷。歩み寄った進ノ介は、丸谷の耳の後ろ辺りに奇妙な雪の決勝のような印が有るのに気が付いた!
だが、それ以上は追究できず、駐車場に戻った進ノ介はトライドロンの中で考え込んだ。「どうした進ノ介?」ベルトが聞いてきた。「見たこと有るんだ、あの傷痕」12年前、進ノ介は霊安室で父、英介の耳の後ろの辺りに同じ傷痕が有るのを見ていた。「偶然じゃない、絶対何か有る!」進ノ介は確信していた。
丸谷はメットを取り、座って項垂れていた。「よお! 久し振りだな、丸!」人間体の根岸が現れた。丸谷の名の書かれたブレンの指令書は道端に捨てていた。「ねぎ兄!」恐れず寄ってゆく丸谷。根岸はネオバイラルコアを吸収し、オープンロイミュードと化した!「へっへっへっ」薄ら笑いで丸谷に歩み寄るオープン!「うわあぁッ!!」逃げようとするが重加速を受けて動きが遅くなる丸谷! メットがゆっくり転げ落ちる。簡単に丸谷を捕まえ、咽を締め上げるオープン「がぁあぅッ」苦しむ丸谷。「へっ」笑って丸谷を投げ捨てるオープン! 更に笑いながら丸谷に攻撃しようとするオープンだったが、
     10に続く

仮面ライダードライブ 10

2015-05-12 20:39:39 | 日記
「ハッ!」掛け声と共に生身で飛び蹴りを放ってきた進ノ介に吹っ飛ばされるオープン!「根岸!」「狙っていたのは銀行員だけじゃなかったのか?」少し戸惑うベルト。「変身!」ドライブのタイプスピードに変身しハンドル剣でオープンに斬り掛かる進ノ介!「またお前か!」「会いたかったぜ! イロイロ聞きたいことがある!」「話すことなんて何も無いんだよ!!」「オープン!」鍵を捻り、バルブを弛め、蒸気? を噴き出させるオープン! 進ノ介はまともに受けて後ずさった! 追い打ちを駆けるオープンだったが格闘力は低いらしくすぐに押し返され、進ノ介はオープンを滅多打ちにし始めた!「落ち着け進ノ介!」ベルトの制止に従わない進ノ介!!「落ち着いてられるか! 親父を撃ったのか撃ってないのか?! 確かめなきゃならないんだ!!」オープンを打ちのめす進ノ介!
チェイスも駆け付けたが、様子を見ていた。「親父? また家族か」困惑するチェイス。オープンをやみくもに殴り続ける進ノ介!「フフフ、本当に人間というのは面倒な生き物です」ブレンが物陰から現れた。そしてブレンが合図すると、姿を見せていなかった剛が現れた!「何?」チェイスが剛に気付くと、そこへ霧子も駆け込んできた。「剛?」ブレンは笑って促した。「行け! 仮面ライダー」剛は歩み出した!「変身」小さく呟き、マッハに変身する剛! 剛はゼンリンシューターで進ノ介を撃った!!
ダメージを受けたオープンの替わって、進ノ介に襲い掛かる剛!「お前?」戸惑う進ノ介! 起き上がったオープンも加わり2対1で進ノ介に掛かり出す!「変身!」チェイスもチェイサーに変身し、剛を引き受けた!「どうしちゃったの? 剛?」混乱する霧子。反撃し、一撃入れそうになるチェイス! だが「剛!」霧子の声に手を止めるチェイス!
     11に続く