nemo 折々の自然

折に触れて観察した自然などの記録

丹後半島巡り2の1

2019-05-06 15:40:36 | 旅行記

平成31年4月26日(金)曇時々雨

 起床してカーテンを開けると、小雨に煙る宮津湾が、遠くに天橋立がぼんやりと見えている。予報は今日も雨を知らせている。

 目の下にはホテルのプールが冷たい雨の輪を作っている。

 朝食のため2階へ降りると、時間前でしたのでその場所からも一枚撮ってみました。

  

 朝食はバイキングスタイルで、定番ものを頂きました。

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 今日の観光は『伊根の舟屋』を見学することから始まり、ホテルからバスで10分ほどで船着場に到着しました。

  

 遊覧船の航路は下の図の通りです。

         

伊根の舟屋 

 丹後半島の東端にある伊根町では、船のガレージを舟屋 と呼んでいます。周囲5Kmの湾に沿って 230軒あまりの舟屋が立ち並ぶ風景は

 壮観で、全国的にも大 変珍らしく、重要伝統的建造物群保存地区選定地でもあります。

 またこの景色はどこか懐かしく、日本の原風景 を感じさせる美しさが今でも大切に残されていて、伊根町独自の詩情を漂わせています。

 舟屋は、母屋から道路を挟んで海際に建てられ、1階には船揚場、物置、作業場があり、出漁の準備、漁具の手入れ、魚干物の乾場や農

 産物の置き場等と幅広く活用されています。2階は生活の場、客室、民宿等に活用されています。

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遊覧船

 伊根湾めぐり遊覧船は、舟屋が立ち並ぶ伊根湾を約 25分かけて周遊します。湾を取り囲むようにして建つ舟屋を海上から眺めるのは、

 陸地からではなかなか味わえない舟屋の風景と趣があります。

 また、船に群がるカモメにエサをあげるのも、伊根湾めぐりの醍醐味のひとつです。        【丹後海陸交通(株)】

  

 雨は降ったり止んだりしていましたが、湾内は波が静かでゆっくりと見学することができました。

 また、出航してすぐに「ウミネコ」が餌を求めて次々に飛来し、しばしそちらの方に注目が集まりました。

  

 船は25分ほど遊覧して船着場に戻りました。現在は漁船が大きくなり、舟屋に入ることができず、その外に係留している船が多く見られ

 ました。幸いにもこの頃には雨は止んでいました。

  

 船を降りると、地元のボランテア・ガイドの方による舟屋の見学となりました。

 下は、観光案内所と、船着場付近の様子です。

  

 鯨のモニュメントもありました。

  

 海沿いの狭い道路を歩くと、母屋が道路の山側にあり、道路を挟んで海側に舟屋が並んで建てられており、独特の景観になっていました。

 一軒の舟屋の舟を格納するガレージを覗いてみました。

  

 同じく海側の舟屋と、道路の反対側にある母屋です。

  

 また、『江戸時代の舟屋』を見学することもできました。

   

 そのガレージと近くの舟屋の画像です。

   

 これで舟屋の見学を終え『丹後半島巡り』へと出発しました。

 画像は『伊根町役場』とその付近の街の様子です。

  

丹後半島めぐり  

 丹後半島は京都府北部の日本海北東に突出した半島で、与謝半島や奥丹後半島、旧称の由良半島とも呼ばれています。

 島内には4世紀後半に建造されたとされる巨大古墳も多く、この地方に一大勢力があったことが確認されています。 

 美しい日本海に、新鮮な海の幸、日帰り温泉、海水浴場、自然公園などの見所もたくさんあり、歴史の深いロマン溢れる丹後半島は、国

 内旅行先にとてもおすすめです。 

           

 バスは丹後半島の海沿いの道を進み、その先端部分にある経ケ岬灯台のある『袖志園地』に着きました

 灯台はこの園地からは僅かに頭部分しか見ることができず、総てを見るためには園地の左隅にある上り坂を上ることになります。

 我々は時間の制約もありそこを上ることはできませんでしたが、この林の中で『オオルリ』を見ることができました。

  

 園地の右奥にある東屋付近から、僅かに見える頭部分の画像です。また、目の下には崖下に打ち寄せる波を見ることができました。

  

 灯台の全貌は『京丹後ナビ』の画像を拝借しました。

  

経ヶ岬 

 経ヶ岬は、丹後町半島の先端に突き出した近畿最北端の岬です。

 この岬の海岸には、規則的な縦の割れ目をもち、何本もの柱が積み重なった様に見える岩石が露出しています。

 この割れ目は噴出した熱い溶岩が冷え固まるときにできた柱状節理と呼ばれる割れ目です。

 この柱状節理のようすが、いくつもの経巻を立ち並べたように見えることから「経ヶ岬」の名前がついたと言われています。

 経ヶ岬には海抜140mの位置に灯台があり、ここから見る景色は「京都百景」に選ばれています。    【京丹後市観光協会

経ケ岬灯台

 丹後半島の最北端、海抜148mの断崖に建つ白亜の灯台。設置されたのは明治31年(1898年)で、国内に5ヶ所のみの希少な第1等レンズ(フ

  レネルレンズ)を使用した第1等灯台です。 2008年には、経済産業省の近代化産業遺産にも指定され、2018年には「恋する灯台」にも選

  ばれました。経ヶ岬は安山岩からなる柱状節理の発達した海食崖になっており、『山陰海岸ジオパーク』のスポット。【京丹後ナビ】

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 雨は降ったり、止んだりを繰り返していますが、次は『丹後松島』でカメラストッブになりました。 

 雨雲に覆われて辺りが暗いので、松島という感じからは大分違うように見えました。 

    

丹後松島 

 犬ヶ岬の東から経ヶ岬の方向に見える島々と、砂浜の作り出す海岸線の眺めが日本三景の一つ「松島」と似ているため、「丹後松島

 と呼ばれる展望スポットです。春から夏にかけて、朝日や夕日の美しい絶景が楽しめます。 

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 次の『屏風岩』は、車窓鑑賞とのことでしたが、小生は山側の座席だったのでタイミングが悪くまともな写真が撮れず、これも画像を借

 りることにしました。

   

屏風岩  

 岩の立っている様が屏風のように見えることから「屏風岩」と呼ばれる、高さ13mもある奇岩。 

 北西にかけて小さい岩が5つほど海に浮かぶ様は、京都の自然 200選にも選ばれており、夕日のスポットとしても人気です。 

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