けっこう爽やかな一日でしたね。
お稽古日和でした。
お稽古は習慣化しないと上達しません。
つまり、習慣化すれば上達するのです。
わたしは日々筆を使って添削指導していますが、それでも三、四日筆を持たない事も稀にはあります。
そんな時は、指先の感覚を元に戻すのに時間がかかります。
途切れてしまった指先と筆先の繋がりを取り戻すのに、時間がかかるのでしょうね。
一度自転車に乗れた人は、どんなに時間が経っても一生自転車を乗れると言います。
筆も同じでしょう。
久々だったとしても、墨をつけて何かを書くことはできます。
でも、繊細な感覚を取り戻すには、相当な時間と労力が必要になります。
書技を維持する稽古、
書技上達を目指す稽古、
それぞれ目的が違う稽古です。
千字文は書技上達を目指す稽古でしょう。
そしてそれを残して後から見返す事で、書技上達の変遷を知る事ができるのです。
ご自分のペースで、ゆったりと千字文に取り組んでみてはいかがでしょうか?