作品鑑賞のポイントは、まず書の結体の変化にあります。
並ぶ物はもちろんですが、今回五文字とも結体に変化を持たせています。
今後の作品作りに生かしてください。
この五文字から勝手な想像が広がります( ̄∇ ̄)
『晴耕雨読』と言う言葉がありますが、この作品の意味はその逆。
詩の作者は子供の頃、本の虫干しをさせられている最中に、太陽の光に包まれながら本を読む心地よさと、ほんのちょっとの罪悪感に楽しみを感じて以来、密かに楽しんできた行為なのかもしれません。
部屋の窓下にある机に巻物を広げ、そこに巻物を広げて太陽の光を探りながらあてる。
その巻物にじっと目を落とした真剣な老人顔と姿が浮かんできます。
絵画にしたらフェルメール作品のイメージです。
画力が有れば描きたい(^○^)
今回の漢字課題は『トメ』と『筆速』に注意して臨書していただきたいと思います。
原本が古く、かなりシワが寄っているため、コピーでは『?』『修正?』となる部分があります。
必ず原本を見て確認し、作者高橋鵞翠の追体験に生かしてほしいと思います。
次回から一文字づつ解説して参ります。
お楽しみに〰