東京東部労働組合【公式】ブログ

全国一般東京東部労働組合の記録

東部労組機関紙「主張」-闘う労働組合への権力弾圧を許すな!関西生コン支部の闘いを支援しよう

2019年01月23日 08時52分51秒 | 労働組合

(写真:東部労組役員も参加した2019年12月1日大阪府警前抗議行動)

全国一般東京東部労組機関紙「東部労働者」2019年1月号「主張」

闘う労働組合への権力弾圧を許すな!関西生コン支部の闘いを支援しよう


現在、私たち東部労組の友好労組であり、多くの支援を受けてきた全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部(関西生コン支部)に対し、大がかりな権力弾圧がかけられている。

私たち東部労組はこの国家的不当弾圧に対し満腔の怒りを表明するとともに、弾圧を跳ね返すため、関西生コン支部とともに断固として闘う決意を表明する。
 
権力による今回の弾圧に先立って、関西生コン支部に対しては、組合を嫌悪する幹部が牛耳る大阪の生コン協同組合がナチズムを標榜する差別主義団体と結託して誹謗中傷宣伝、暴力的な威圧を行った。それに続く今回の大規模な権力弾圧である。差別主義団体を尖兵とし、資本・権力が一体となった一連の、計画的ともいえる弾圧だ。

大阪府警や滋賀県警の5度に渡る不当弾圧により、昨年8月からこれまで、同支部の武建一委員長をはじめ役員・組合員のべ39人が逮捕され、20人が起訴、現在も11人が拘留中(2018年12月14日現在)だ。逮捕の理由も異常を極めている。企業への要求やストライキなど、労働組合としての当然の権利行使が「恐喝・強要未遂、威力業務妨害」だというのだ。戦前の治安維持法による弾圧を想起させる異常事態である。

一部マスコミの姿勢も大問題だ。権力と歩調を合わせ、関西生コン支部の行動を非難し、不当極まりない弾圧の正当化に加担している。

それに加え、協同組合運動で共闘していた労働組合がこの一連の弾圧のなか、資本・権力側に加担して関西生コン支部へのいわれのない誹謗中傷などを行っているという。事実であれば裏切りそのものであり許されるものではない。
 
いうまでもなく、この弾圧は不当そのものであり、正義は関西生コン支部にある。

生コンのダンピングによる労働者の生活破壊を止めるための協同組合運動、各企業の違法行為をなくすための闘い、労働者の生活向上を図る闘い、そしてストライキ。それのどこが「威力業務妨害」「強要」だというのか。冗談もいい加減にしてもらいたい。ストライキをはじめとする労働組合の行動・闘いは憲法・労働組合法で保障されている当然の権利(団体行動権)の一つで、違法であるはずもなく、なんら非難されるべきものでもない。
 
この弾圧は関西生コン支部への弾圧であるとともに、「闘う労働組合」そのものをつぶそうという資本家・権力側の階級的な意図が見える。

労働者の要求は「お願い」や「哀願」で実現するものではない。ストライキや抗議行動などに労働者自身が立ち上がり、闘うことで獲得されるものだ。そしてそれが地域・全国に広がり、やがて階級矛盾の源泉たる現在の社会を変えるための運動に発展していく。関西生コン支部も職場の運動にとどまらず、沖縄の基地撤去、反原発の闘いなどの政治課題に取り組んできた。そのような「社会を変える」運動に対し、資本家・権力が激しい嫌悪を抱くことは火を見るよりも明らかだ。だとすれば、今回の弾圧は関西生コン支部のみにかけられたものではなく、東部労組も含めた「闘う労働組合」全体にかけられている攻撃である、と認識しなければならない。
 
我々は萎縮してはならない。

今回の弾圧は裏を返せば、資本家・権力の「闘う労働組合」への恐れの反映だ。資本家・権力は労働者が立ち上がり、闘うことで自らの地位・築いてきたものが脅かされることを恐怖しているのだ。だから弾圧を行うのだ。 
ひるむことなく闘いを継続・強化していこう。そして、関西生コン支部とともに弾圧を跳ね返すために闘おう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« シリーズ「労働相談」報告(2... | トップ | 葛飾区労協が第6回定期総会... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

労働組合」カテゴリの最新記事