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アイビイケイ支部安田さん労災損害賠償裁判 第3回証人尋問報告

2010年07月17日 11時34分50秒 | 過労死・労災

(7月15日の証人尋問を終え、東京地裁前で)

7月15日、アイビイケイ支部安田さん労災損害賠償裁判の第3回証人尋問が東京地裁614号法廷で行われました。5月、6月と続いた証人尋問。この日は最終回として、原告の安田さんが証言を行いました。

法廷には、アイビイケイ支部組合員、本部スタッフ、布亀支部、HTS支部、デイベンロイ労組支部はじめ多くの支援の仲間が傍聴にかけつけました。
また会社側も専務、常務をはじめ動員態勢をとったようで、法廷に入りきれない傍聴者もいたほどでした。

安田さんは組合側玉木弁護士の主尋問で、会社がマニュアルをまったく周知していなかったこと、また、安全教育や指導を受けていなかったこと、安田さんが事故に被災した機械の清掃のやり方などについて、事実を堂々と証言しました。
また、事故当日の模様についても、事故にあったショックから不鮮明ながらも、苦しい記憶を呼び起こしながら証言しました。
そして事故後も、8回もの手術、皮膚移植を受けたこと、重大な労災に被災したことにより、精神的に大きなショックを受け、「死にたい」と思っていた時期があったことなど、その苦しみについて証言しました。
そして最後に、「今回の手のケガによって、苦しい思いをした。会社には、早くきちんとした対応をしてほしい」と述べたのです。

そして、会社側弁護士の反対尋問にも、ぶれることなく事実を堂々と証言しました。

証人尋問の終了を受け、この裁判はヤマ場を超え、今後、結審にむけて動いていくことになります。
今後とも、安田さん・アイビイケイ支部にご支援、激励をお願いいたします!

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