(上の写真=工場前で会社役員を追及するスト参加者と支援者ら)
動画:「私たちは、三郷で働きたい」~一方的な工場閉鎖にストライキで闘う!
パート労働者が怒りのストライキに決起!
支援70人で会社役員を徹底的に追及
セブンズクリーナーは工場閉鎖を撤回せよ!
クリーニング会社である株式会社セブンズクリーナー三郷工場(埼玉県三郷市)で働いている私たち全国一般東京東部労組デイベンロイ労組支部セブンズクリーナー分会のパート労働者が7月14日午後1時から午後5時まで工場閉鎖に反対するストライキを決行しました。
ストに参加したのは分会組合員のうち11人。午後1時前にスト通告書を組合が会社に手渡した後、次々と工場の外に出てきました。それを拍手で出迎えたのは東部労組の他支部や友好労組の仲間ら約70人。「工場閉鎖を許さない」の横断幕や何本もの赤旗がひるがえる中、分会組合員がストに立ち上がった決意をアピールしました。
会社は大家との賃貸借契約の再締結が難航していることと工場の赤字を理由に三郷工場を閉鎖しようとしています。しかし、現状の契約条件なら大家と再契約できる余地はあります。会社全体でも三郷工場単体でも赤字幅は縮小傾向にあります。三郷工場をいますぐ閉鎖する必要性はまったくありません。
分会組合員から会社の非道と理不尽さが次々と明らかにされました。その光景をビデオカメラで撮影していた会社役員である笠間常務に参加者の怒りが集中しました。「経営者の生き残りのみを考えて安易に工場閉鎖を決定し、労働者とその家族を路頭に迷わせる会社を絶対に許さない」との申入書を手渡し、その場で三郷工場の存続に向けて努力するよう求めました。
しかし、マイクを向けられた笠間常務は弱々しく「ノーコメントでお願いします」と言うのみで、従業員の切実な訴えに誠実に向き合おうとしませんでした。これに対して分会組合員の怒りは頂点に達しました。それぞれがマイクを手にして「組合ときちんと話し合うべきだ」「なぜ組合との約束を守らないのか」「この仕事が好きで13年も働いてきたのに、この仕打ちは何だ」「閉鎖を撤回して工場の操業を続けろ」などと迫りました。
シュプレヒコールを何度も叫び、工場閉鎖撤回に向けて「団結ガンバロー」とこぶしを突き上げました。分会のパート労働者にとって生まれて初めてのストライキは敢然と打ち抜かれ、これからも敢然と闘い続ける決意を固めあいました。