2012年1月にNPO法人労働相談センターと東京東部労組に寄せられた「辞めたくても辞めさせてくれない」労働相談事例の抜粋報告です。
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「辞めたいのに辞めさせてくれない」相談事例の報告(2012年1月分から抜粋)
NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2012年3月22日
1、 退職理由として「有機溶剤の使用による体調不良のため」として「退職届」を提出したら、社長から「退職願になっている」「有機溶剤の文言を消せ」「すぐに退職しろ」と言われ、「有機溶剤の文言」は消すことを了解させられた。
2、 パート。体調不良のため退職願いを提出したが、本社は認めてくれたのに、職場の直属の上司が受理してくれない。体の具合が悪く出勤できない。早く辞めさせて欲しい。
3、 上司より「死ね」と暴言を浴びる。耐えられないので辞めたいと伝えるも、上司は辞めさせてくれない。なんとか辞められないか。
4、 職場の上司に、体調不良のため退職したいと伝えたところ、説得されて一度は退職願いを撤回したが、その後上司は職場で私への嫌みや悪口を言いふらし始めた。心身共に苦しい。上司への不信感が生まれ、すぐに逃げ出したい。
5、 社長が機嫌が悪い時、席に呼ばれ怒鳴られ罵倒される。周りの社員は見て見ぬふり。胃が痛くなり、食欲はなくなり、夜も眠れなくなり体がおかしくなった。退職を申し入れたが認めてくれない。
6、 3ヵ月前に退職願を提出した。その直後に就業規則を改訂され「退職願の提出は6ヵ月前となったので退職は認められない」と通告された。
7、 経理。社長はお気に入りの社員だけすごく目にかけ、気に入らない社員への子供じみたいじめや非難を繰り返す。この社長のパワハラにより、めまいと耳鳴り、恐怖心に身がすくみ倒れる寸前。退職願いを出したのに、「無責任だ」「投げ出すのか」と激しく叱責・なじられ、かってに先まで仕事を入れてくる。うつ病になり、このままでは殺されてしまうと今は自殺を考えてしまう。
8、 法律に基づき、2週間前に退職届を提出したが、社長は「繁忙期なのに辞めるなど許されない」と退職させないと言い続ける。「損害賠償の裁判を起こしてやる」と脅してもくる。
9、 3年契約のパート。経理。期間の終了により、退職を申し入れたら「これからのこと、もう決まった事だから認めない」と脅された。
10、 派遣社員。退職したいのに派遣元が認めてくれない。
今もまたパワハラのような社員の態度に精神的に辛く、派遣先を変えるか他が無ければ辞めさせてくれと派遣に伝えたらダメだと言われ辛く薬に頼りながら会社に行く日々が続いています。