東京東部労働組合【公式】ブログ

全国一般東京東部労働組合の記録

市進支部からの新年ごあいさつ

2018年01月04日 09時00分00秒 | 学習塾・予備校

東部労組市進支部 執行委員長 並木 創一


新年あけましておめでとうございます。東部労組市進支部委員長の並木です。

職場に組合を結成して5年が経ちました。今もなお活動を続けていられること、これもひとえに各支部、友好労組そして多くの支援してくださった方々のおかげです。この場を借りまして厚く御礼申し上げます。

2015年、私たちにとって大きな意義を持つ勝利判決、命令を勝ち取ることができました。20年以上も契約を重ねてきた講師に対し50歳最終契約の就業規則を盾にして雇い止めにしたこと、職場の業績不振の責任を末端である一人の講師に負わせて雇い止めにしたこと、組合結成後ありもしない理由をでっち上げたり組合脱退をほのめかしてそれを断ったために雇い止めにしたこと、同じ職場で仕事を差別的に減らして経済的打撃を与えたこと、これら一連の会社側の行為が司法、行政の判断によって否定されました。

2016年、組合員全員の雇い止め解雇を撤回し職場復帰を認める勝利的和解を勝ち取ることができました。

そして昨年、全体会議などから各教室への移動時間に対しても労働時間であることを認めさせ、また対象者全員の既往の賃金についても払わせることができました。団体交渉で何度も取り上げ主張し続けてきた結果勝ちえたものだと思います。

とはいうものの今なお結成時からの労働条件の悪化を食い止めるまでには至っておりません。講師への差別的な待遇(正社員には付与されている有給の慶弔休暇、退職金・一時金制度が講師にはないなど)も以前残されたままです。もっと声を大きくしていく必要性を感じております。そこで市進グループで働いている方々でこのブログをご覧になっているのであればぜひ訴えたいことがあります。

私たちの組合に加入して一緒に闘ってみませんか。

いま私たちは市進内では超少数派です。それでもこれまで、授業コマ加給の割増賃金未払い分の支払いを実現させ(原則一律5000円支給)、さらに1分単位の残業代支払いを認めさせたこと(実施状況はまだ不十分ですが)、そして一昨年の都労委命令、地裁高裁判決と労働者の権利を勝ち取ってきました。とは言えまだまだ職場ではみなさんに対する理不尽不当な扱いがたくさん横溢しているだろうと思います。組合に入って闘えばそれは皆さん個人の問題から市進支部そして東部労組全体の問題へと発展します。当事者性が拡がるのです。

ストライキや社前抗議行動に多くの各支部の仲間や友好労組の方々が駆けつけてくださいました。それは「他人の問題」ではなく「自分たちの問題」だと受け止めていただいているからなのです。

どんな職種も大歓迎です。教務、事務、アルバイト、正社員、市進ホールディングス傘下で働いている皆さん、組合に加入し真に風通しの良い職場を作っていきませんか。

ホームページからの忌憚のないご意見、ご相談もぜひ寄せてください。
市進関連の職場で働くみなさん、学習塾業界で働くみなさん、市進支部のホームページ(http://www.toburoso.org/ichishin/index.html)をご活用いただき、職場で困ったことがありましたら東部労組市進支部にご相談ください。

以上、新年の挨拶とさせていただきます。

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