全国一般東京東部労組全溶支部 新年のごあいさつ
執行委員長 中田一人
昨年は、私たち全国一般東京東部労組全溶支部の闘いにご支援いただきまして誠にありがとうございました。
全溶支部を結成したのは昨年1月です。JR東日本のレールを溶接製作して送り出している東京レールセンター営業所(東京都江東区)の全労働者10人が、以前から労働者に対して乱暴な言動を行ってきた社員がセンター所長として配属されたことに反対し、職場からパワーハラスメントをなくすためにつくりました。
大きな転機が訪れたのは昨年6月です。全溶の本社(東京都練馬区)に所属している労働者が組合結成を知ったからです。約4年前に沼田昌雄社長が就任して以降、溶接資格手当や出張手当などさまざまな手当が大幅にカットされたこと、残業代が支給される時間帯が削減されたこと、溶接口数に応じた作業員の人数が削減されたこと、定年以降の嘱託社員の賃金が引き下げられたことなど、本社所属の労働者にも不満が高まっていたのです。
本社所属の過半数の労働者32人が同支部に合流し、総勢42人で会社側に労働条件の改善を要求しました。しかし、会社側は不誠実なゼロ回答に終始したため、昨年7月から現在までに計9波のストライキを行いました。また、同7月10日と10月9日には本社前抗議アピール行動を行いました。その際には東部労組各支部や友好労組の皆さんが支援のために多く駆けつけてくれました。皆様のご声援がとても力になりました。
さらにはストライキ支援のカンパを東部労組各支部をはじめ友好団体や一般市民の方々からもいただきました。心から感謝を申し上げます。
会社側との闘いではまだまだ厳しい状況が続いていくと思います。今後も何かとお願いすることがあるかと存じますが、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。