(上の写真・動画=記者会見する女性フロント従業員とその母、東部労組スタッフら)
東横インは性的暴行事件の責任を取ってください!
被害を受けたフロント女性に謝罪してください!
労働組合と誠実に話し合ってください!
二度と事件を起こさない再発防止策を取ってください!
大手ビジネスホテルチェーン「東横イン」(本社・東京都大田区)の女性フロント従業員が宿泊客の男性から性的暴行を受ける事件が発生したことを受けて、女性が事件後に加入した全国一般東京東部労組は昨日(11月8日)、東横インの澤田宗久社長に対して団体交渉を申し入れました。団交申入書を郵送した後、被害女性とその母、東部労組スタッフらはただちに厚生労働省で記者会見を開きました。事件は会社による防犯体制の不備など安全配慮義務を怠った結果招いたものです。組合と被害女性は今後、謝罪や損害賠償、再発防止策などを会社に求めていきます。
被害にあったのは今年4月に入社した20代前半の女性。愛知県内のホテルにフロント業として配属されていました。事件があったのは今年9月14日未明。女性従業員は男性宿泊客から派遣型風俗業者とのトラブルに絡んで客室に呼びつけられました。そこで「あなたも東横インも訴える」などと脅迫されたうえ、着衣のボタンをはずされたり下半身を触られたりするなどの性的暴行を受けました。10月10日、女性は所轄の警察署に被害届を出し受理されました。事件後、女性は神経症・不眠症で休職しています。
東横インのフロント従業員は25時間勤務で、多くの店舗では深夜も女性1人の勤務態勢です。仮眠室やベッドはなく、仮眠や休憩も十分に取れません。深夜でも入口の自動ドアは手で開けることができます。宿泊客に対応するために事務所も施錠できません。24時間対応の従業員向け相談窓口もありません。防犯ベルの貸与等もありませんでした。
厚生労働省では「深夜業に従事する女性労働者の就業環境等の整備に関する指針」を告示し、防犯上の観点から深夜業に従事する女性労働者が1人で作業をすることを避けるなどの安全確保を求めています。また、今年6月には私たち東部労組も協力する形で東横イン労働組合が結成され、少人数勤務をなくすよう会社は要求されていました。
記者会見で被害女性は「自分が我慢すればいいのかとも思った。しかし、自分が声を上げることで第二、第三の被害者を防ぎ、女性が安全に働ける環境づくりの意識を東横インに持ってもらいたいと思って勇気を出した」と話しました。女性の母親は「25時間連続勤務という人間らしくない働き方、深夜に女性1人で働かせるという安全配慮の欠如が娘の事件を招いた」と怒りを表しました。
私たちの会見は昨夕のテレビニュースをはじめ、本日付けの朝日、読売、毎日など新聞各紙で取り上げられました。下の写真は毎日新聞の記事です。
企業価値を下げてどうするのでしょうか?
従業員には誠心誠意を込めて謝罪をしてください。
こんなことになっているとは。。信じられません。
http://frihet.exblog.jp/15668002/
東横インの労働基準法違反と思われる現状に怒り心頭です。