<Cランク要件は当分適用しない>との覚書を締結
本日5月8日、大久保製壜支部と会社大久保製壜所は、再雇用制度に関連して、<Cランク要件は当分適用しない>との覚書を締結しました。障害者差別の要件は取り除かれ、また再雇用の拒絶を通告されていた田中組合員の再雇用も勝ち取りました。田中さんは9日から就労します。
今、多くの企業で、この4月から施行された改正高年齢者雇用安定法を逆に利用して、希望者全員の65歳定年延長を認めるという原則に反して、職場内の労働組合員排除のための手段と化しています。私たちの大久保製壜所においても、<過去3年間の人事考課(昇給・賞与)にて、C以上の評価を得ていること>の要件を一方的に実施し、東部労組支部に加入したばかりでこの4月26日に定年を迎える田中組合員の再雇用を拒絶してきました。また、この要件では、今まで大久保製壜での障害者労働者の多くは人事考課マイナスCランク以下ですので、これでは障害者の再雇用はしない露骨な障害者差別の再雇用制度であることは明らかでした。
私たちは厚生労働省が昨年作成したパンフの中の望ましい基準のひとつとして提示されていた「過去3年間の勤務評定がC(平均)以上のもの」との記述箇所への世論の非難が高まる中、今年の新しいパンフではこの事例が削除されたこと、厚生労働省や政府の国会答弁である「希望者全員」「労使協議を尽くすこと」や厚生労働省のハローワーク向けなどへのメールマガジン2005年11月第2号「労使間で真摯な協議をする必要があり、会社が一方的に決めた基準は認められないこと(就業規則で定める時も、前提として、労使で十分協議が尽くされることが必要であること)」を最大限利用して会社と闘いました。またハローワークと労働基準監督署の交渉においても行政の責任を強く追及しました。
4月21日の闘いは、緊急の要請にもかかわらず105名の地域の仲間、東部労組の仲間が駆け付けてくださり、会社一周の抗議行動を共に闘ってくださりました。
また「すわ、第二次大久保闘争か」と全国の仲間からも多くの励ましの声を頂きました。
この勝利はひとえに皆様方のご支援のおかげです。心からの御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
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http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/9c4ae38e4ccc352a0c4a42481ffe1885
http://blogs.yahoo.co.jp/cyoosan1218/5178230.html
http://blogs.yahoo.co.jp/cyoosan1218/2829229.html
http://blogs.yahoo.co.jp/cyoosan1218/3110427.html
本日5月8日、大久保製壜支部と会社大久保製壜所は、再雇用制度に関連して、<Cランク要件は当分適用しない>との覚書を締結しました。障害者差別の要件は取り除かれ、また再雇用の拒絶を通告されていた田中組合員の再雇用も勝ち取りました。田中さんは9日から就労します。
今、多くの企業で、この4月から施行された改正高年齢者雇用安定法を逆に利用して、希望者全員の65歳定年延長を認めるという原則に反して、職場内の労働組合員排除のための手段と化しています。私たちの大久保製壜所においても、<過去3年間の人事考課(昇給・賞与)にて、C以上の評価を得ていること>の要件を一方的に実施し、東部労組支部に加入したばかりでこの4月26日に定年を迎える田中組合員の再雇用を拒絶してきました。また、この要件では、今まで大久保製壜での障害者労働者の多くは人事考課マイナスCランク以下ですので、これでは障害者の再雇用はしない露骨な障害者差別の再雇用制度であることは明らかでした。
私たちは厚生労働省が昨年作成したパンフの中の望ましい基準のひとつとして提示されていた「過去3年間の勤務評定がC(平均)以上のもの」との記述箇所への世論の非難が高まる中、今年の新しいパンフではこの事例が削除されたこと、厚生労働省や政府の国会答弁である「希望者全員」「労使協議を尽くすこと」や厚生労働省のハローワーク向けなどへのメールマガジン2005年11月第2号「労使間で真摯な協議をする必要があり、会社が一方的に決めた基準は認められないこと(就業規則で定める時も、前提として、労使で十分協議が尽くされることが必要であること)」を最大限利用して会社と闘いました。またハローワークと労働基準監督署の交渉においても行政の責任を強く追及しました。
4月21日の闘いは、緊急の要請にもかかわらず105名の地域の仲間、東部労組の仲間が駆け付けてくださり、会社一周の抗議行動を共に闘ってくださりました。
また「すわ、第二次大久保闘争か」と全国の仲間からも多くの励ましの声を頂きました。
この勝利はひとえに皆様方のご支援のおかげです。心からの御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
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労働者、支援してくださった人達のパワーで、再雇用制度悪用を打破したことに、私は深く感動しました。
田中さんはじめ組合員の皆様のこれからのご健康とご健勝をお祈りしております。本当にお疲れ様でした。
勇気をもらいました!
闘ってこその、いい結果でしたね。これまでの実績も大きかったのでしょうね。本当に良かったです。
心温まるコメントうれしいです。
田中さんは、5月9日から職場に復帰しました。
わたしたち大久保支部員も10年ぶりの闘争再開と緊張しましたが、一ヶ月で解決できて本当に良かったです。
会社にとっても争議再開は何の利益もありません。
私たち大久保支部は、今後も、「受けた支援は運動で返そう」と又みなさんと一緒に頑張るつもりですのでよろしくお願いします。
あの時みんな怒り、団結して闘いましたね。
あの時の事は一生忘れない。
もう一度『あの時の気持ち』になって考えて見ませんか?
その日から始まった会社総ぐるみの新労組攻撃に、翌21日新労組と東部労組支部はストライキに突入した。
半年間の攻防はすさまじい内容であった。会社の攻撃は、職制の暴力・不当配転・村八分・不当処分・寮監に元暴力団関係者の導入等々・・・・と続いたが、決起した労働者はストライキ・デモ・連続社前集会と頑張り、都労委闘争へと長期戦体制を確立して行った。
11月、追い詰められた会社は「覚せい剤謀略犯罪」を引き起こした。94年支部と新労組の組織統一、95年東部労組「争議全面解決方針」決定、全国闘争・・・の数々。ついに97年8月18日都労委で「争議全面解決の協定書」調印。
1975年、障害者差別に反対して36名の障害者のキリスト教会籠城闘争決起から、21年9ヶ月の大久保製壜闘争であった。
今も昔も未来も全国一般東京東部労働組合大久保製壜所支部の闘争・労働運動は虐げられている全国の労働者に希望を与えてくれます。
これからも資本から仕掛けてくる労働者いじめを発明?および政策に対しては毅然として戦っていただけるよう応援しております。