年間相談件数が過去最高の5,943件
「いじめ関連」の相談が激増
全国一般東京東部労組と協力関係にあるNPO法人労働相談センターに寄せられた相談の昨2010年一年間の統計がまとまりました。
まず年間の相談の件数ですが、5,943件と、1988年の労働相談センター開設以来、過去最高の件数となりました。
特に昨年は、3月に607件と、単月においても過去最高の件数を記録し、その後も4月から7月までの4ヶ月間連続で500件を超えるという状況でした(下グラフ参照)。
また、相談の内容については、「解雇・会社都合の退職」が「賃金」関係の相談を上回り、第一位の状況が続きましたが、昨年はこれに加え、「いじめ・嫌がらせ」相談が漸増、「辞めさせてくれない」、「セクハラ」を足した「いじめ関連」で見ると、10月には相談内容の第一位に、12月には「解雇・会社都合の退職」相談と同じく、相談全体に占める割合が25%となりました(下グラフ参照)。
「解雇の理由」、「いじめ・嫌がらせ」の内容については、このブログのシリーズでお伝えしているとおり、まさに「前時代的」な状況が職場を覆っていると言えるのではないでしょうか。
そのような状況を、この統計は反映しています。