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「うつ病で休んで解雇された」相談が増えてきている!

2005年12月17日 15時43分11秒 | 過労死・労災
 今、「うつ病」は決して珍しい病気ではなくなって来ている。職場での過労や不当な労使関係が発病の一番の原因だろう。

 あまりの多さに無視できなくなった厚生労働省もあわてて「職場における労働者の心の健康づくりのための指針」を出し、企業としても労働者のメンタルヘルスケアーの積極的推進を求めている。

 しかし、当NPO労働相談センターに寄せられる月500件の相談の中にも、「うつ病で2.3週間休んだだけで解雇された」という相談が少なくない。
 今日も一人の方から相談メールがきた。「うつ病」でたった6日間休んだだけで退職強要により会社を辞めざるを得なかったというのだ。
 明らかに経営側の「うつ病」への差別・偏見による解雇権の濫用である。

 「うつ病」も私傷病の一つに過ぎない。きちんと治療・服薬を続ければ治る病気であることは今では一般常識である。

 しかも、そもそも、「うつ病」を発病させた過酷な職場環境を改善もせず、「うつ病」で休んだ労働者を解雇するなど本末転倒もいいところだ。経営側の許し難い行為である。
(ひろし)

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も参照してください。

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2 コメント

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職場でのいじめがうつ病の原因では (うつ病)
2005-12-31 00:32:08
アメリカやイギリスでは、職場でのいじめが原因で、能力低下やうつ病を引き起こし、その結果解雇されるというケースが頻発したのです。

そもそも、うつ病を本人のせいにするのが間違いだと思います。
返信する
解雇されるべきはうつ病製造器 (くまぷー)
2007-04-14 05:25:56
世の中には、部下を「うつ病」にしてしまう、うつ病製造装置のような人がいる。
なぜか、企業は製造機でなく、うつ病になった人を解雇する。

返信する

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