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7/17 東部労組多摩ミルク支部エイチビーエス固定残業代裁判への支援傍聴のお願い

2015年07月14日 10時17分39秒 | サービス残業

写真=2014年6月の提訴時に厚生労働省で行った東部労組多摩ミルク支部の記者会見

7/17 東部労組多摩ミルク支部エイチビーエス固定残業代裁判への支援傍聴のお願い

東京・葛飾で食品輸送などを手がける「多摩ミルクグループ」のドライバーらでつくる全国一般東京東部労組多摩ミルク支部のうち、グループ内の株式会社エイチ・ビー・エスで働いている3人の組合員が固定残業代の無効を主張したうえで未払い残業代など約4000万円(付加金含む)を請求している裁判の第8回口頭弁論が7月17日(金)午前10時から東京地裁632号法廷で開かれます。皆さんの支援傍聴をよろしくお願いします。

3人は過労死レベル(月80時間の残業)をはるかに超える長時間労働を恒常的に強いられてきました。ひどい人では残業時間だけで月206時間という殺人的な長時間労働です。その背景には給与の半分を占める「固定時間外手当」の存在があります。固定時間外手当をのぞく基本給だけで計算すると時給が最低賃金を下回るというデタラメさです。

また、同手当がいったい何時間分の時間外労働に相当するのかは契約書などに明記されておらず、深夜労働手当が含まれているのかどうかも不明です。残業代として認められるためには他の賃金と明確に区分されていなければならないという最高裁の判例で示された要件を満たしていません。さらにどれだけ長時間の残業をやったとしても定額の手当を上回る残業代は支払われていません。この点も同手当が残業代とは言えない根拠です。

この点を向島労働基準監督署が昨年4月に同社に是正勧告を行いましたが、現時点でも同社は勧告に従わず未払い残業代を1円も支払わないまま平然と居直っています。現在、同労基署は労働基準法違反で刑事事件として着手し、経営者を事情聴取するなど捜査を進めています。

東部労組多摩ミルク支部は、ボーナス(一時金)の差別支給に反対して7月12日に24時間ストライキを構えて、会社側に組合要求を全面的に受け入れさせ、ボーナスを全従業員に均等に支給すると回答させる成果を勝ち取りました。こうした職場での闘いと一体で、同支部はこの裁判を全力で闘い勝利する決意です。皆さんの支援傍聴を呼びかけます。

【多摩ミルク支部エイチビーエス固定残業代無効裁判第8回口頭弁論】

■日時:2015年7月17日(金)午前10時~
※ 10分前に傍聴席に来てください

■場所:東京地裁6階 632号法廷
(地下鉄「霞ヶ関」駅A1出口から徒歩1分)

■連絡先:全国一般東京東部労組(書記長 須田光照)
電話 03-3604-5983
メール info@toburoso.org

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