釣り界の最下級釣り師 ~釣りをさせて頂きありがとうございます~

釣りが趣味と豪語しながら、圧倒的な下手さで初心者の嫁にも負ける駄目な最下級釣り師の記録。

健康診断の結果と小心者 part1

2019-03-14 22:48:00 | 日記
~序章 恐怖の連絡~

先週、勤め先の総務課から、精神的テロがありました。
今回は、その一部始終をまとめたお話です。


~第1章 会社での出来事と小心者~

先週、月曜日の事です。

会社で研修が始まる直前に、携帯のバイブがブルブルと震えました。

最下級『もしもし、最下級です』

総務課『もしもし、総務の○○ですが、最下級さんで宜しいでしょうか?』

最下級『はい』

総務課『昨年の春に実施した健康診断でお伺いしたいのですが、医師診断要の項目について受診頂いてますか?』

最下級『いえ。医師診断要の項目自体記憶にないのですが…』

総務課『えっ!?受診されてないんですか?こちらからの連絡が遅かった事、大変申し訳御座いません。』

最下級『いえいえ。それで、どの様な内容でしょうか?』

総務課『それが…胃のレントゲン検査で、【癌の所見あり】となってまして…健康診断の結果はご覧になられましたか?』

最下級『と、と、とっ、当然、み、み、見まし、た…。けっ、け、けど…そっ、そんな事…かっ、書いて、なっ、な、なかった…かな、、な、なん、なんて…(;´゚д゚)ゞ』

総務課『そうですか。見落とされたのかもしれませんね。健康診断の結果は持たれてませんか?』

最下級『そ、そ、そそ、そそそんなの、もももも、持って、ま、ま、ん、せん、ま、ませんヽ(´Д`;)ノ』

総務課『そうですか。では、早く医師の診断を受けて下さい。また、結果が分かりましたら連絡下さい。では、失礼致します』

ケータイ『プー、プー、プー……』

最下級『…((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル』

確かこんな内容で連絡が入りました。

もう、その後の研修など耳に入りません。

検査に行かなければならない恐怖。
そして、もし私に何かあった時は家族に対して何をして行かなければならないのか…。
闘病生活に入るのであれば、仕事の引き継ぐタイミングはいつなのか…
寝たきりになった時の嫁への負担…
保険は大丈夫か?
こんな事ならこの3月の解禁日から1週間、有給を取得して山に籠るべきだった…
/(≧◇≦)\

等々…先々の事から自分の趣味の事まで、研修のレポートは出せなくても、この時の恐怖心と今までの人生の後悔、今やり残した事の多さに押し潰されそうな心情のレポートなら山ほど書けそうです。

一つ気になるのは、何故こんな重要案件を1年近く放置されていたのでしょうか。
そもそも、しっかり確認していなかった私が悪いのですが、あれだけ苦労する胃検診の結果を見ないはずがありません。 
ましてや、『癌の所見あり』等見落とすハズも無く…

謎は深まるばかりです。

それより、なんでこのタイミングで言いますかね?
渓流解禁月なんですよ!!
おまけに、来月には定期健康診断です。
もうね、あの総務のお姉さんにはきちんと言ってあげたい!
『世の中にはね、知らない方が幸せって事もあるんですよ』と。

知らなければ、間違いなく久多川へ行ったでしょう。

実は、先週の平日休みは『久多川年券購入/今年初久多川釣行』にしようと考えておりました。
ところが、上記の理由の為、病院へ検査の予約を入れるべく『なごみの湖MGXテスト釣行』へ切り替え、昼から病院へ予約を取りに行くことにしたのです。

先週は恐怖のあまり、このブログで事の経緯を説明出来ず、真実を隠して『REVO MGX メンテ後の最終試練はなごみの湖』なるブログを掲載してしまいました。

最下級らしい小心者であります。。。

しかし、その恐怖心を抱えながらも釣りに行く私は、『釣りバカ』か『釣りキチ』の類いなのでしょう。

ともあれ、無事に胃カメラの検査と、ついでに大腸カメラの予約も取れ、後は検査を待つだけとなりました。

~第2章 憂鬱な1週間と小心者~

総務からの連絡を受けてから、早1週間が過ぎました。

先週の週末は、家族と大阪へサーカスを見に行って来ました。
私は『これが家族と楽しく過ごす、最後の思い出となるのか…』と考えると、サーカスを思い切り楽しみたいのに、何故か視界がボヤけて良く見えません( ノД`)…
そして、その夜は焼き肉を食べて帰ったのですが、私は『これが最後の晩餐か…』とマイナス思考を更にマイナスに足したようなネガティブ思考真っ只中の状態になっておりました。

しかし、久しぶりの焼き肉は非常に美味しく、お腹一杯食べてしまいました(笑)

本当に、この1週間は気持ちが沈むばかりで、今まで痛くも無かった胃がキリキリ痛み出した週でもありました。
そして、『この痛み…まっ、まさか癌か…?』等と余計な事を考える負のスパイラルに陥っておりました。

時は刻々と流れ、遂に検査前日となってしまいました。

しかし、このまま『癌かもしれないし、違うかもしれない…』とハッキリしない状況に疲れてしまった私にとっては、待ちに待った日となっていました。

検査前日の昼より、看護師さんから美味しくなったと言われた、検査食(レトルト)と水のみの食事制限となります。

昼のメニュー:鮭のおかゆ、肉じゃが
夜のメニュー:クラッカー、シチュー
夜9時:液体の下剤

昼のメニューについては、冷めない弁当箱に入れて会社に持って行きました。
ただ、普段は会社で注文する弁当を食べているので、周りからあれこれ聞かれるのが嫌だった事もあり、車の中で一人淋しく昼食を食べる事にしました。

味は確かにしっかりとありますが、美味しいか?と言われれば、不味い訳ではないのですが、喉を通り難い感じです。
病院食に偏見があるだけも知れませんが…

その日は定時で上がらせて貰い、憂鬱な気持ちで家に帰りました。

そして、また美味しくもない検査食かと思うと、更に気持ちが沈んでしまいます。

最下級『ただいま…』

家に帰るとキッチンから美味しそうな匂いがします。

嫁『おかえりー!ごめんな。今日唐揚げやねん(笑)』

事もあろうに、私が食事制限されている事を知りながらの、みんな大好き唐揚げを作っているではありませんか!

最下級『いやいや…わざとやろ?あんまりやわ~( `Д´)/』

とは言え、どのみち検査結果の最悪の状況を考えてしまう今の状況では、例え大間のマグロの大トロ、中トロが目の前にあったとしても、美味しく食べる事は出来ないでしょう。

でも、いい匂いです。
この唐揚げの匂いで満足する事にしました。

そして、就寝前に液体の下剤です。
これは文句無しに不味いです。

最下級『うえ~。下剤めっちゃ不味いわ!』

嫁『そう。布団だけは汚さんといてや。おやすみ~』

最下級『……』

夫が苦しんでいると言うのにあっさりした嫁です。

でも、この方がいつも通りの感じで気が落ち着きます。
それこそ嫁が『大丈夫なん?』『癌やったらどうしよう?』見たいな雰囲気を常に出されると、こっちが参ってしまうでしょう。

就寝です。

検査に備え早目に就寝したのですが、不安感と下剤による腹痛が気になり、殆ど寝れない夜を過ごすことになるのでした。。。

~第3章 検査前の小心者~

検査当日の朝です。

最下級『zzz…zz……???…って、イテテテ…』

腹痛です。

どうも、明け方前に眠りに入ったようですが、腹痛で直ぐに目が覚めてしまいました。

飛び起きてトイレにダッシュです。 

トイレでパンツが汚れていない事を確認し一安心です。

それから寝れそうもないので、コタツに入りテレビを見ていると、嫁と朱流が起きてきました。

当然、私は朝食を食べれませんので、嫁と朱流の食事の準備をし、二人が食べるのを眺めているだけです。

私は9時15分に病院に行けば良いので、少し時間に余裕がありました。

嫁と朱流を送り出し、一応着替えを準備して…さぁ、出陣で……と思ったら腹痛が始まったので再びトイレへ駆け込みます。

そして、気を取り直して出陣です!

part2へ続く
コメント
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