今シーズン、3度目の愛知川上流釣行で、2バラシの結果になったのですが…
そこで、気になる「バラす」と言う現象を、QCストーリーによって考察してみたいと思います。
①テーマ【渓魚さんを針から外れなくする改善】
②テーマ選定理由
せっかく始めた渓流ルアーですが、釣りをするスキルも知識もないくせに、カッコつけることを優先した最下級釣り師。
最下級が決して使ってはならない「バーブレスフック」を使ってしまい、本当は「バーブフック」を使いたいのに今更使うワケにもいかず、後に引けなくなってしまいました。
そこで、バラシの原因が本当に「バーブレスフック」にあるのか検証し、バラシ率を下げる対策を打ち立てるために、このテーマを選定しました。
③現状調査
では、今まで一体どれくらいの渓魚をバラして来たのか調査しました。
最近、昨日の晩ごはんどころか、自分の歳さえ忘れてしまう私が、過去のブログを辿って渓魚の数をカウントします。
感心したことは、過去のブログを見て単に「バラシ」と言う文字だけで、数年前にその魚をどのようにバラしたのか...
そのことを今でもハッキリと思い出せることに対する驚きとともに、思った以上に執念深い性格をしていることに気づかされました。
そのことを今でもハッキリと思い出せることに対する驚きとともに、思った以上に執念深い性格をしていることに気づかされました。
下のグラフは、月毎にその時の釣果とバラシの匹数を調査した結果です。

分かりにくいグラフですね。
このグラフの内容は、以下の表で見た方が分かり易いです。
使ったルアーで層別し、データを集計してみました。
このグラフの内容は、以下の表で見た方が分かり易いです。
使ったルアーで層別し、データを集計してみました。

「ゲット」は釣り上げた魚で、「バラシ」は読んで字のごとくです。
そして、ゲットあるいはバラシたルアーは、ミノーとスプーンしかないので、ルアーはこの2つで集計を取りました。
そして、ゲットあるいはバラシたルアーは、ミノーとスプーンしかないので、ルアーはこの2つで集計を取りました。
普通の釣り師なら、いちいちバラシた魚のことまで覚えていないでしょうが…
幸い私は魚と戯れる回数が少ない最下級釣り師なので、バラした魚のことまでちゃんとブログに残していました。
バラした魚さえ、この貧乏釣果を誇るブログでは、ネタにしないとブログが成り立たないのです。
トータルのゲット率は約43%で、ヒットさせても半分もゲット出来ていないことが分かりました。
とはいえ…個人的には「思ったほど悪くなかった」と言うのが率直な感想です。
しかし、冷静に考えると約60%近い魚をみすみす逃がしていることになります。
そして、渓流釣りを初めて5シーズン目、その釣果がトータル17匹という結果に愕然とします...
そして、渓流釣りを初めて5シーズン目、その釣果がトータル17匹という結果に愕然とします...
因みにこの結果の信憑性ですが、「とあるブログ」で紹介された論文で…(バーブフックで検索)
「特にバーブレス&トリプルフック(バーブレス&シングルもほぼ同等の結果)の場合、約50%がフッキング後にバラす可能性があることを示しています。」
この結果からも、私の約43%と言う結果があながちピントがズレた結果ではないことが推察されます。
そもそも、この「とあるブログ」は「バーブもバーブレスも魚へのダメージは変わらない」ことを伝えている記事であり、私の「QCストーリー」を瞬殺する破壊力を持った内容になっております。
そして、この「とあるブログ」は、バーブフックが釣果を大きく左右していることを示唆しており、世間一般的に良く見聞きする…
謎の釣り師「バーブレスはバーブと比べても釣果は変らない。何ならバーブレスの方がフックが刺さりやすく良く釣れる!」
と…何のエビデンスもなく言い切る最上級釣り師の話ですが、私のような最下級釣り師には当てはまらないことを実感しております。
かと言って、「バーブ」にするかといえば、試したい気持ちはあるものの、この「バーブレス」と言う縛りに興奮して…(*´Д`)ハァハァ…ゲーム性を求めているから「バーブフック」を使うつもりはありません!
公平性を期すために申しておきますが…
決して「NPO法人 バーブレスフック普及協会」とは、一切関わりがないことはお伝えしておきます。
④目標設定
では、この結果をもとに目標値を立てさせて頂きます。
目標値はズバリ、ゲット率100%です!!
目標値を100%にした理由は、そもそもバラシを含めても渓魚と戯れた匹数は、5年目にして40匹です。
つまり、渓魚を針に掛けるまでのスキルがあまりにも低過ぎるからです!!(そもそもここが問題かも???(^_^;))
と言うことで、ゲット率100%で釣果アップを狙います!
つまり、渓魚を針に掛けるまでのスキルがあまりにも低過ぎるからです!!(そもそもここが問題かも???(^_^;))
と言うことで、ゲット率100%で釣果アップを狙います!
⑤原因調査
さぁ、いよいよ本題に近づいて参りました。
現状調査で出たデータをもう少し詳しく分類してみましょう。
先ず、渓魚をバラす要因は何か?について、特性要因図を使って突き詰めてみました。

このような結果となりましたが…
あえて私個人のスキルは除外することにしました。
何故かと申しますと、私のスキルに焦点をおいても何の解決にもならないからです。
まぁ、この時点でQCストーリーは破綻していますが…
実際に行われている「QCストーリー」も、上司によって真実は捻じ曲げられ、都合良く改ざんされることもしばしばあるので、気にせずに続けます。
バラす要因として繋がりが深そうなのは、赤地の白抜きと黄地の箇所です。
特に3つの赤地の白抜きについては、「実際に変更したり」、「自身で試したり」、「自身で経験したこと」なので、このあたりを検証することにしました。
検証する順番は以下の通りです。
①番目はフックです。
フックは2018年9月より、スイミングフックを使っていますが、その効果については検証していません。
先ず、スイミングフックとの釣果を確かめてみたいと思います。
②番目はロッドです。
特に3つの赤地の白抜きについては、「実際に変更したり」、「自身で試したり」、「自身で経験したこと」なので、このあたりを検証することにしました。
検証する順番は以下の通りです。
①番目はフックです。
フックは2018年9月より、スイミングフックを使っていますが、その効果については検証していません。
先ず、スイミングフックとの釣果を確かめてみたいと思います。
②番目はロッドです。
5年の間に3本変えていますが、その釣果についての検証も必要かと思います。
後、③渓魚について
後、③渓魚について
釣れる魚が小さく、そしてもの凄く暴れるので、その時にどのような影響があるのか?
結果に従い推察してみます。
結果に従い推察してみます。
特性要因図…本来1人で行う手法ではないのですが、この結果が正しいかどうかなんて気にしないことにしましょう!
それでは、①番目にスイミングフックの効果についてです!
過去にスイミングフックで効果が出るかも?と試してから、どんな結果になったのか数値で出すのは初めてです。
しかし、スプーンに関しては一部しかスイミングフックにしておらず、スイミングフックにしたスプーンをいつ使ったのかは分かりません。
ただ、ミノーに関してはある時期以降、ほぼスイミングフックにしているので、ミノーでその状況を見てみました。
その結果…


ノーマルのフックでゲット率は46.7%で、スイミングフックは45.5%です。
何ですと!?スイミングフックの方が率が下がっている結果に驚きですが、それほど大きな差はありません。
と言うことは、スイミングフックだから良くなる…と言ったワケではないのでしょうか...
じゃ、一体何が原因なのか…(謎の勢力:そりゃ、あんた自身の問だ・・・)謎は深まりました...
次に、ロッドのを変更した影響を検証します。
と言うことは、スイミングフックだから良くなる…と言ったワケではないのでしょうか...
じゃ、一体何が原因なのか…(謎の勢力:そりゃ、あんた自身の問だ・・・)謎は深まりました...
次に、ロッドのを変更した影響を検証します。
早速、各ロッド使用した期間を調べてみました。

更に、使ったロッド/ルアー毎に,ゲットとバラシ率をまとめてみました。

AMR-1とトラウティーノに関しては、データが少なく判断するには時期尚早のような気もしますが…
しかし...です!!
しかし...です!!
そのAMR-1が、脅威のゲット率60%を叩き出していたのです!
更に注目すべきは、使用期間が短期であるにも関わらず、ゲットした匹数も中々のものです。
更に注目すべきは、使用期間が短期であるにも関わらず、ゲットした匹数も中々のものです。
まさかの、トラパラとトラウティーノを凌駕する結果です!!
では、AMR-1とトラパラ/トラウティーノに一体どんな違いがあるのか…
スペックと一緒に、何の参考にもならない最下級のインプレも付けてみました。

全てUL(ウルトラライト)のロッドです。
レングス、アクションの違いはありますが、「これが全部ULか?」と思うほど使った感じは全然違います。
一番はっきりと感じるのは、AMR-1は他のロッドと比較すると圧倒的にしなやかです。
ペランペランなロッドというワケではないですが、かなり柔らかいです。
そこで、釣れた渓魚を思い出してみます。
渓魚は常に流れに身を投じ泳いでいる、小さいながらもマッチョな魚です。
釣り上げられた瞬間の渓魚の暴れ具合ときたら、高知で釣り上げられる春ガツオに匹敵するパワーです(釣ったことはない…)!
おっと、初鰹が食べたくなったので、この日の夕食は鰹のたたきにしました!
一番はっきりと感じるのは、AMR-1は他のロッドと比較すると圧倒的にしなやかです。
ペランペランなロッドというワケではないですが、かなり柔らかいです。
そこで、釣れた渓魚を思い出してみます。
渓魚は常に流れに身を投じ泳いでいる、小さいながらもマッチョな魚です。
釣り上げられた瞬間の渓魚の暴れ具合ときたら、高知で釣り上げられる春ガツオに匹敵するパワーです(釣ったことはない…)!
おっと、初鰹が食べたくなったので、この日の夕食は鰹のたたきにしました!

話を戻します。
しかも、釣れる魚は20㌢前後がメインです。
極端な例で考察すると、固いロッドでフッキングした場合、魚が軽ければフッキングした力が逃げてしまう可能性はありそうです。
逆に考えると、大きく重量がある魚だと、硬いロッドでもしっかりとフッキングができる…例えば200㌘ものジグを使うジギングロッドで、ブリがヒットした時に思いっきりフッキングしても、魚のパワーと重量でガッツリフックに力を伝えることがイメージできます。
それが柔らかいロッドだと、魚が小さくても弾きにくくなり、フッキングが多少マシになりそうな気がします。
そして、水面へ渓魚を釣り上げた時、固いロッドは渓魚が暴れた力をロッドが吸収できず、渓魚が跳ねやすくなり...
更に、バーブレスフックであることから、簡単にバレるという事はないだろうか…
しかし、柔らかいロッドだと、暴れる渓魚の力を吸収し跳ねにくくする効果があるのでは?…
裏返しで考察すると、大きく重量がある魚を水面でプラプラさせるようなことはなく、例えそのような状況になればラインブレイクは必至です。
なので、重い魚は小さい魚に比べてテンションをかけやすく、バラす確率は低いように思います。
この魚の違いを考えず、バーブレスフックの「バレる」、「バレない」を語ってはイケないような気がしてきました。
それはさておき…
もし、この仮説が正しいなら・・・正しいなら・・・
私は...最初から正しかった答えを、ドブに捨てて釣りをしていたのかも知れません!!
私は...最初から正しかった答えを、ドブに捨てて釣りをしていたのかも知れません!!
そうだとすると、いかにも最下級といったところです。
考えてみると、AMR-1はエリアフィッシング用に開発されたロッドなので、バーブレスフックでテストしていると思われますが…
トラパラは判断が難しいですが、トラウティーノはバーブレスフックでテストしているロッドではないように思います(最下級の勝手思い込みです)。
⑥対策立案・実施
原因調査から得た結果より、以下の対策を実施します。
対策:ロッドをAMR-1へ変更し実釣による調査を行う。
この単純な対策で釣果UPを図れるのか…
甚だ疑問ですが、結果は結果なので検証するしかありません。
少なくとも、2シーズンの釣果は確認する必要がありそうです。
次回の、最下級QCストーリーは…
⑥効果の確認より始めさせて頂きます。
仰々しくQCストーリーにしてみましたが、少し考えれば考察の1つに上がりそうな案件であることについては、そっとしておいて下さい。
しかし...効果の確認が出来るのはす