パルコン旅行記

☆マイホーム建築への道のりとパルコンでの生活
(番外編を含む第1章~第5章)
☆寄り道日記

思わず思い出した・・・

2008-05-26 15:20:47 | ちょっと寄り道=独り言=
 面白い記事があった。
大学に「過保護者」急増 入学式は満杯、就職相談に同伴

もう昔の話になるんだけど、
新卒での就職先は、私立の幼稚園だった。
まぁ、昔の子にとっては憧れの職業の一つで、それなりに夢が叶った訳だ。

 だがね・・・
幼稚園といっても、よく考えれば中小企業なんだよね・・・。
いや、職員数は20人にも満たないから、もっと酷いかもしれない。
確か・・理事長・園長・事務員各1名に、教諭が12名。
プラス、バスの運転手2名。

そして、おまけが付く・・・理事長の娘に婿。 

要は“家内業”みたいなものだった。
あ・・・、私の場合に限っての印象ですけどね。

 それでね、
そこに就職が決まった時、私が配属になった学年の、主任先生が言ったの。

「採用のお礼を持って、お母さんに理事長先生の御宅へ、挨拶に行ってもらいなさい。」

・・・もうビックリしたわよ~・・・。
やっと社会に出て、「一人前にやって行こう!」・・って時に、
そんな事言われるなんて、思いもよらなかった。

まぁ、私も若かった。
「???」と思いながらも、言われたままを、母に話した。

案の定、母は
「もう一人前なんだから、親がそんな事する必要はない!」
「これからは、何でも自分でやれ!」
と言った。

私は、「娘のためと思って、一肌脱いでくれよ~(泣)」・・・と思ったが、
やっぱり、母の言う事の方が、正しい気がした。
そして、今でもその考えは変わらない。

結局、自分で御礼を持って
「これからお世話になります・・」
という形で、一人、挨拶に行った。

そんな私は、
創立以来の“異端児”及び“異端家族”だった様だ。

 
 ・・・という過去を、もう20年近く経った今、
この記事を見た事によって、思い出した・・というワケ。

まぁ、自分の就職を思うと、
大学の入学式に親・・なら、まだ可愛い気さえするんだけどね。

でも、やっぱり大学の同伴も変だよね?
高卒で働いている子に対して、恥ずかしくないのかなぁ?
中卒で働いている子が聞いたら、呆れそう・・・。

 
 また、自分の話に戻るが、
就職先の幼稚園では、その他にも“暗黙のオキテ”があった。

理事長に対して、「毎年5000円程度のお中元とお歳暮を贈る事」・・・だ。
・・・なんだか、訳がわからんが、贈る物は送っておいた。

 そうそう。
オマケだが、この幼稚園には年金制度が無かった。
ぼーっと貰えるだけの給料を受取っていたが、
転職後、年金のシステムを知り、それまでの未納金は、国民年金で全納した。

変な幼稚園?
でもね、今でもハバ利かせて経営してるよ

“確固たる異色文化”は、まだ健在かなぁ・・・?
私の「初:就職先」は、ある意味、今の時代の“ハシリ”の様な所だった。



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