住宅街のほとんど車の通らない道、芙蓉の花が石垣と側溝の間に枝を伸ばし、咲いています。
根元を見ると、剪定の跡もみられます。家の方も増えた枝をカットして育てている様子が窺えます。
その隣では、側溝から南天が顔を出し、白実をつけています。丁度、鬼門の北東の角に当たるので、縁起担ぎの意味もあり、抜かずに生やしているのかもしれません。
注意してみるとあちこちの隙間で植物が生きています。
そんな植物の世界を紹介した本、
”スキマの植物の世界”(塚谷裕一著、中公新書)
を図書館で借りてきました。
『自分のペースで成長していればよいスキマという環境こそは、植物にとってじつに快適な空間』だということです。
都市や高山でみられる、あるいは季節ごとにみられるスキマの植物たちが、写真と共に紹介されています。
身の回りを見るとすぐに出会えるスキマの世界が広がっています。
園芸植物を選ぶ際にも、丈夫で育てやすい植物を見分ける参考になりますね。
ワイヤープランツを枯れたサツキの後の石垣のスキマに移植し、今は大きく育ったのは、そうした植物の力が発揮された結果ということになります。
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