よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

予算の見極め

2009-11-04 08:09:25 | とりとめもなく

 今国では予算の見直しが始まっている、戦後60年余り概算要求は殆ど検証されることなく、国の反映と共に予算は膨らみ、不足すれば税金を徴収すれば良いと、巨額な資金をダムに投入し、高速道路を造り、自然の破壊も考えず人間の我が儘でしたい放題の無駄を作り上げて来た。

これから国や個人が考えなければならないのは、絶対必要な物だけを造るという意識をもって進まないと後に後悔するのは、やはり国民に跳ね返ってくる事を考えるべきなのだろう。
概算要求の仕分けも始まっている、限りある予算をどう使うべきかの仕分け作業は当たり前のことで、今まやっと国民の目線でこの作業が始まった事は進歩の第一歩だと言えるが、大事なのはこの仕分け作業の先をどう進めるかが一番大事になってくる。

予算をどう生かすかを考え、使われる予算の行方を検証し、今まで行ってきた 立て前的な入札に頼らず、発注側が原価をはじき出すし、無駄な経費を天下り法人に吸い上げられないようなシステムも考えなければならないだろう。
個人の大きなプロジェクトである家づくりも同じで、立て前の入札に頼らず、一つ一つの原価を見極めれば、無駄な入札をしなくとも住む筈。

入札とは、原価を見極められないから、複数の会社に予算を出させ、それを比べるだけのもので、昔からの古い見極めの手段であり、もうそろそろ賢い選択肢に考えを変えるべき時代に来ている。