地方空港の在り方、高速道路、ダム建設、等を今後どのように動かして行くかが問題で、せっかくここまで来たのだからと、未練たらしく国の予算を使って温存すれば、いつかそれが足かせとなり、身動きの取れない重さとなっていく。
和歌山にも、例外に漏れず空港はあるが、搭乗率は多分見込みの20%も無いんじゃないだろうか?
大阪の関空の利用率が低く、毎年赤字を出しながら、国の税金投入無しでは運行出来ないのに、和歌山の地方空港はもっと深刻な状況と推測出来る。
私達の知らないところで計画がはじまり、利権がらみで
予測は立てられ、現実とは大きくかけ離れ、出来てしまったのだから仕方が無いと誰も文句を言わず、税金でまかなっている。
これが日本人の温厚さなのか?・・・或いは事なかれ主義なのか?
家づくりに携わっていて、同じような事を感じる。
空港や、ダムは直接的な負担はないが、家づくりは、まともに自らの家計に影響を及ぼし、高い家を作ればその負担は増えるが、どこか人事のような感覚があるように見えてしまう。
経費が増えれば、その分だけ建物にかける費用は少なくなり、当然品質は低下することが理屈では分かっていても、それを避けようとはせず、世間の流れに乗る事を優先する傾向にあるのだ。
出来上がってしまって気がついた時「まあ 仕方がないか」となってしまう。
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